地元京都のニュースを中心にお届けします

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2010年01月07日

新春恒例の茶道裏千家「初釜式」始まる

(10/01/07)
新春恒例の茶道裏千家の初釜式が、けさから始まり、千宗室家元が京都の政財界の代表者らを千宗室家元がもてなして新年の挨拶を交わしました。
雪がちらつく中、けさ、上京区の今日庵には、
雪がちらつく寒さの中、京都府の山田知事や京都市の門川市長、前原国土交通大臣ら、京都の政界などの招待客らが次々と訪れました。
午前9時、国の重要文化財に指定されている茶室「咄々斎」に第一席が設けられ、ことし初削りの茶杓を使用して千宗室家元がお手前を披露しました。
床の間には、寅年にちなんでかけられた寅年生まれの裏千家3代家元玄伯宗旦の「龍虎」がかけられ
新春ムードが漂う中、正客の千宗左表千家家元から招待客らへ順に濃茶を飲みまわして、なごやかに
新年を祝っていました。
初釜式は今月13日まで行われ、文化人や寺社関係者およそ3000人が招待されます。

1月7日(木)京の予定

(2010.1.7)
- 七種粥の振る舞い(午前9時-・御香宮神社・伏見区)

- 尼門跡の茶 -宝鏡寺の名宝- (茶道資料館・北区)

- 裏千家初釜式(裏千家今日庵)

- 京の旬野菜「時待ち食」東野駅直売所オープン(午前11時-・地下鉄東野駅・山科区)

- 白馬奏覧神事(午前10時-・上賀茂神社・北区)

2010年01月06日

南丹市の建築現場でクレーン横転、作業員死亡

(10/01/06)
きょう午前、京都府南丹市の建築現場でクレーン車が倒れ、男性作業員1人が資材などの下敷きになって死亡しました。
きょう午前9時半すぎ、南丹市園部町小山東町にある京都地方法務局・園部支局の新庁舎の建築現場で、作業中のクレーン車が突然横倒しになりました。
この事故で、建築資材の受け渡しをしていた、京丹後市弥栄町の作業員、片山修さん(41歳)が、クレーン車のアームやつり下げられていた資材の下敷きになり、搬送先の病院でおよそ1時間後に死亡しました。
また、クレーン車を運転していた28歳の男性も足に軽いけがをしました。
資材は木や鉄でできた型枠で、およそ600キロあり、京都府警では、何らかの原因でクレーン車がバランスを崩したとみて、調べを進めています。
片山さんが勤めていた建築会社によりますと、事故当時、クレーン車の車体を安定させる支えを設置し、クレーンのアームを20メートルほど伸ばして作業していたということです。

大正ロマン漂う、竹久夢二展始まる

(10/01/06)
大正ロマン漂う美人画で一世を風靡した、竹久夢二の作品展が、きょうから京都市下京区の京都高島屋で始まりました。
1884年=明治17年に岡山県に生まれ、グラフィックアートの先駆者として、3時代にわたり活躍した竹久夢二。書籍の挿し絵から始まった夢二の創作は美人画だけにとどまらず、生活用品のデザインや、パッケージデザインも多く手懸けてきました。
会場には夢二の生まれ故郷である岡山の美術館と、晩年を過ごした群馬の記念館の所蔵品、およそ400点が展示され、大量に並んだ直筆のスケッチブックからは独学で絵を学んだ夢二のライフワークがうかがえます。
大正5年に描かれた「こたつ」は、現存する夢二の作品の中で最も大きいもので、三味線を弾いたり手紙を読んだりする芸者の姿をありのままに表現しています。
「竹久夢二展」は今月25日まで、京都高島屋で開かれています。

1月6日(水)京の予定

(2010.1.6)
- THEハプスブルク(午前9時30分-・京都国立博物館・東山区)

- フィリピン・ゴミ山の今を感じて-展覧会(午前10時-・京都市国際交流会館・左京区)

- 竹久夢二展(午前10時-・京都高島屋・下京区)

全国高校ラグビー京都成章 2年連続準決勝で敗退

(10/01/05)
全国高校ラグビー大会はきょう、準決勝が行われ、京都代表・京都成章が優勝候補筆頭の東福岡と
対戦しました。
青と黄色のジャージ京都成章は、この大会5試合目にして初めて先制点を許しましたが、前半17分、フォワードが縦を突いて東福岡のゴールに迫り、2年生ナンバーエイト山下誉人(しげと)が押さえてトライ。
15対5と追い上げます。
高校日本(にっぽん)代表候補8人を擁する東福岡に対し、京都成章は、ナイスタックルやチームディフェンスで相手の出足を止めますが、予想以上の強さと速さに次々とトライを許します。
京都成章は、ノーサイド寸前、ようやく敵陣深くに攻め込み、スクラムからフォワード・バックス一体となって攻め、最後はフルバック廣川(ひろかわ)が右隅にトライ。
ゴールも決めて67対12としますが、ここでノーサイド。
決勝の夢舞台は、2年連続してついえました。


2010年01月05日

学生が老舗和菓子店とコラボレーション

(10/01/05)
ことしももうすぐ成人の日を迎えますが、新成人の皆さん、親への感謝の気持ちを和菓子で伝えてみてはいかがでしょうか?
成人式の振袖をイメージした若者向けの和菓子を、立命館大学の学生と京都の老舗和菓子店が共同で開発しました。
こちらが成人の日をモチーフにした和菓子、その名も「晴れ着」です。「和菓子のプロモーション」をテーマにゼミ活動をしている、立命館大学政策科学部の2回生7人と、京都市北区の老舗和菓子店「長久堂」が、コラボレーションして制作しました。
ゼミ生のうち6人がことし成人式を迎えることから、成人の日に親への感謝の気持ちを和菓子に込めて伝えることを店側に提案し、男女の着物姿をイメージして、こしあんと白あんを練りきりで包んだものと、照れくささでほんのり赤くなったほほを表現した2つの和菓子を開発したということです。
長久堂ではきょうから注文を受けつけるということで、横山長尚社長は、「若者の和菓子離れが進む中、
日本人の心を表す和菓子に感謝の気持ちを込めて贈ってほしい」と話していました。

下鴨神社で一風変わった「鰤分け神事」

(10/01/05)
下鴨神社で、ブリを奉納して家の繁栄や無病息災を願う「鰤分け神事」が、きょう、およそ460年ぶりに
営まれました。
この神事は、平安時代から戦国時代に、年貢として米や魚などを奉納される際、営まれていたものです。
きょうは、900年にわたって、今も鰤分け神事を続けている富山県射水市の加茂神社から氏子らが下鴨神社を訪れ、「鰭立て」といわれる鮮度を確かめる儀式をした後、鰤を高々と掲げ、豪快な神事を見事に再現しました。
奉納されたのは、重さ13キロもある越中産の塩鰤で、100切れほどに切り分けられ、境内にはほんのり
磯の香りが漂っていました。

北区でコンビニ強盗、店員を刃物で脅す

(10/01/05)
きょう未明、京都市北区のコンビニエンスストアに刃物を持った男が押し入り、現金7万円を奪って逃走しました。
警察が逃げた男の行方を追っています。
きょう午前3時前、北区の千本北大路東南角にある「ローソン100円ショップ千本北大路店」に、刃渡り20センチの包丁のようなものを持った若い男が押し入りました。
男は「金を出せ」と22歳の男性アルバイト店員を脅してレジにあった現金7万円を奪い逃走しました。
店員にけがはなく、当時店に客はいませんでした。
京都府警によりますと、防犯カメラに映っていた映像から、男は徒歩で西の方へ逃げたと見られ、年齢が20歳ぐらい、身長170センチほどの中肉中背で、黒いロングコートに、黒ぶちメガネと白いマスクをつけ、黒いニット帽をかぶっていたということです。
男は今も逃走中で、警察では、強盗事件として捜査を続けています。

華道家元・池坊、新春恒例の「初生け式」

(10/01/05)
新春に花を生け、稽古の精進を願う華道家元・池坊恒例の「初生け式」がけさ、京都市中京区の道場で行われ、季節の花と振り袖姿の女性たちが京都の正月に華を添えました。
華道・池坊の稽古はじめにあたる「初生け式」には、10歳から93歳のおよそ1300人の門下生が全国から参加しました。
道場では、歯切れのいい花ばさみの音を響かせながら、鮮やかな着物姿の門下生たちが、牡丹や梅など季節の花々を黙々と生けこみました。
亀岡市から初めて参加した高田中学校3年生の廣内翔真くんは、松や千両を使ってお正月らしい作品を
仕上げました。
最後に、池坊専永家元が「清楚で素直に、1日1日を大切にして過ごしたい」という気持ちをこめ、白玉椿や柳を慣れた手つきで生け、家元の貫禄を見せていました。
艶やかな着物姿の女性たちと美しい花々で彩られた会場は、新春の華やいだ雰囲気に包まれていました。

1月5日(火)京の予定

(2010.1.5)
- 大山祭(午後0時-・伏見稲荷大社・伏見区)

- 華道家元池坊 新春初生け式(午前8時-・華道家元池坊家元道場・中京区)

- 明るい選挙をすすめるポスター作品展(午前9時-・京都市美術館別館・左京区)

- 初あがたまつり(県神社・宇治市)

- 新年意宴祭(上賀茂神社・北区)

2010年01月04日

小学4年~高校3年生などに新型インフルワクチン接種

(10/01/04)
小学4年生から6年生それに中学生高校生などを対象にした新型インフルエンザのワクチン接種が、当初の予定より前倒しされ、きょうから京都府内で始まりました。
ワクチン接種の新たな対象となったのは、小学4年生から6年生と中学、高校生、それに1歳未満の乳児の保護者らで、接種は、きょうから府内およそ1800の医療機関で、完全予約制で行われています。
このうち、京都市南区の京都九条病院では、予約したおよそ50人が病院から指定された時間に続々と訪れ、ワクチン接種を受けました。
当初の予定では、小学4年生から中学3年生までは今月後半から、高校生は、それ以降とされていましたが、厚生労働省が、先月13歳から18歳の中高生に対する接種回数を2回から1回に減らしたため、ワクチンの供給が確保され、接種スケジュールが前倒しされました。
今回、府内で新たに対象となった人はおよそ25万人で、府では、このうち中学3年生や高校3年生など
受験生については早めに接種ができるよう各医療機関に配慮するよう呼びかけています。

京都市が地下鉄運賃値上げ見送り なお多難な道

(10/01/04)
京都市の門川市長は、午後から、ことし最初の定例記者会見に臨み、来年度に予定していた地下鉄運賃の値上げについて見送ることを明らかにしました。
京都市の地下鉄は、昨年度=2008年度決算で累積赤字が過去最高の3042億9200万円に膨らみ、資金不足比率は、健全化団体の指標となる20%を大きく超え、133%に上り、経営健全化団体に陥りました。
このため、市には、国の法律に基づく新たな健全化計画を提出することが義務付けられていますが、京都市交通局が、2004年度に策定した現行の経営健全化計画では、5年ごとに5%の運賃値上げが前提となっていて、値上げ時期は来年度に予定されていました。
しかし、きょうの会見で、門川市長は、「国に対する財政支援策の要望が実り、昨年末、京都唯一の経営健全化出資制度が2014年度以降も拡充して継続されることが認められ、来年度の値上げを回避できた」と説明しました。
健全化出資制度では一般会計が起債を行い、地下鉄会計に今年度から2018年度までに従来より500億円多い総額で813億円の出資が見込めるということです。
門川市長は、「社会情勢が厳しいなか、市民負担の増加を避けられた。」と述べ、「借金を先送りするだけではないか」という記者からの質問に対しては、「一般会計も財政難で、金利が低い現在は、起債する方法で地下鉄の債務を減らすのが最善だと思う」と答えました。
しかし、今回の措置だけで、経営健全化団体を脱することはできず、市は、現在、策定作業を進めている
今年度から10年間の健全化計画の前半で、値上げを見込まざるを得ないとしています。

街角の年金相談センター 府内では宇治市で業務開始

(10/01/04)
社会保険庁が去年の年末で廃止されたのを受け、年金相談センターがきょうから、「街角の年金相談センター」に名前を変え、京都府宇治市などで業務を始めました。
「街角の年金相談センター」は、27の都道府県の51カ所で業務を始め、京都府内では、宇治市広野町西裏に設置されました。
従来の年金相談センターは社会保険事務所が管轄していましたが、不祥事が相次ぎ、去年の年末で廃止された社会保険庁の後を継ぎ、年金部門の業務を担当する特殊法人「日本年金機構」がきょうから本格的にスタートしたのに合わせ、年金相談センターも社会保険労務士が業務委託を受けた「街角の年金相談センター」として再スタートしました。
名前を変えたきょうからは、社会保険労務士など、一新された職員がけさ8時半から業務を開始しました。
年始めに月曜日が重なったため、6つある相談窓口は常に人で埋まり、1時間待ちの状態が続いた上、
切り換えたばかりのコンピュータシステムに不具合が生じてその対応に追われましたが、職員は、サービス向上を懸命にアピールしていました。

下鴨神社で、新春恒例の「蹴鞠初」

(10/01/04)
平安貴族の雅な遊びを今に伝える新春恒例の「蹴鞠初」がきょう、京都市左京区の下鴨神社で行われました。
およそ1400年前に中国から伝えられた「蹴鞠」は、鞠を高く上げて地面に落とさないように足さばきを披露するスポーツの一つで、平安時代、貴族の遊びとして親しまれました。
下鴨神社では、ことし1年の平和や健康などを祈る「蹴鞠初」として、毎年1月4日に蹴鞠を披露しています。
境内の神服殿の東庭に設けられた鞠庭では、烏帽子に色鮮やかなまり装束といった平安当時のいでたちの「鞠足」と呼ばれる人たちが8人1組で輪を作り、「アリ」「ヤア」「オウ」など独特のかけ声をかけながら、鹿の革を縫い合わせた鞠を蹴り上げました。
足を曲げずにすり足で蹴り上げるのが慣わしで、見物客は巧みな足さばきに歓声をあげ、盛んにシャッターを切っていました。
きょうの日中は、風が少なく、暖かい日差しの降り注ぐ蹴鞠日和で、およそ3000人が見学に訪れました。

京都滋賀とも2009交通事故死者が減少

(10/01/04)
京都府内で、去年1年間に交通事故で亡くなった人の数は101人で、このうち、65歳以上が、初めて半数を超えました。
京都府警のまとめによりますと、去年1年間に京都府内で起こった交通事故の件数は、おととしより497件少ない1万5020件で、けがをした人は、統計が残る1966年=昭和41年以降で最も少ない1万7979人でした。
また、亡くなった人は、おととしと比べて1人少ない101人で、これまでで最も少なかった2007年の91人に次ぎ、過去2番目に低い数字となりました。
しかし、65歳以上が51人を占め、初めて50パーセントを超えました。
このうち、歩行中が29人と6割を超え、歩行者の7割を超える21人が、夜、事故に遭っています。
一方、飲酒運転による死亡事故はおととしと同じ7件です。
また、シートベルトやチャイルドシートを着用せず亡くなった人は19人で、そのうち着用していれば命が助かった可能性のあった人が9人に上りました。
京都府警では、高齢者が関係する事故の減少と、飲酒運転の根絶をことし最大の課題とし、引き続き、関係機関と連携を図りながら、対策を進めたいとしています。
一方、滋賀県内で、去年、交通事故で亡くなった人は65人で、1957年=昭和32年以来、52年ぶりに70人を下回るとともに2005年=平成17年から4年連続で減り続けています。

山田知事と門川京都市長 仕事始めで年頭訓示

(10/01/04)
官公庁などでは、きょうから、仕事始めです。
京都府の山田知事は、職員を前にした年頭の挨拶で「未来の京都づくりは人づくりである」と訴えました。
京都市上京区の京都府庁前広場で午前10時から行われた年頭あいさつで、およそ3400人の職員や
府議会議員らを前に山田知事は、「去年は、将来に対する不安が閉塞感をもたらし、政治経済が大きな変化を遂げた1年だった」と振り返り、「今年ほどお正月気分という言葉が似合わない年はない。今、頑張らなければ、いつ頑張るのか」と職員らの気持ちを引き締めました。
そして「府民の生活を守ると同時に未来を見通し、展望を持って行動することこそが、怠ってはいけない責務である。未来に残さなければならない一番大切なものは『人』である」と、人間中心の府政をさらに進化させていく考えを力強く訴えました。
一方、京都市役所では、市役所前広場で門川市長が、職員およそ1,000人を前に年頭訓示を行いました。
和服姿の職員も見られる中、門川市長は、まず去年を振り返ったあと、「現時点においても、来年度予算を編成するのに110億円の財源が不足するという危機的な状況が続いている。なお一層の努力をお願いしたい」と、改めて、厳しい財政状況での職員の一層の努力を呼びかけました。
そして、門川市長は、税収の落ち込みなどでさらに財源不足が拡大する中、「京都の持つ力を引き出すのが職員の仕事」と語り、徹底した「市民目線」、「コスト意識」、それに「未来志向」の3点を職員に訴えました。

京都中信本店、晴れ着姿でお出迎え

(10/01/04)
きょうは官公庁や多くの企業などの仕事始めです。
京都市下京区の京都中央信用金庫本店では、新春ムードを盛り上げようと、晴れ着姿の職員が笑顔で出迎えました。
京都中央信用金庫本店では、36年前、現在の四条烏丸に本店を移して以来、地元の和装産業を活気づけ、新春ムードを盛り上げようと、毎年、仕事始めの日に職員が晴れ着姿の出迎えを行っています。
きょうは、営業や窓口業務を担当する7人が、午前9時の開店とともに、菊やさくらなどの花をあしらった
色とりどりの振り袖姿で、新春一番の笑顔を添えて客を出迎えました。
普段の制服とは違う、着物を着ての接客に、驚いている客もいましたが、訪れた人は京都らしい粋な計らいに表情をやわらげていました。

1月4日(月)京の予定

(2010.1.4)
- 賽銭開き(午前9時-・伏見稲荷大社社務所・伏見区)

- 「仕事始めは、きもの姿で。」(市役所本庁舎・中京区)