長坂寿久教授 「蘭日賞」 受賞
長坂寿久教授(国際学部)は、長年にわたる日本とオランダとの研究交流などの功績により、「蘭日賞」を受賞しました。
同賞は2004年からオランダ・ライデン大学のエイリオン財団が2年に1回顕彰しているもので、同教授は、日本人として初めての受賞となり、授賞式は、11月9日にライデン大学の大講堂で行われ、国際司法裁判所の小和田所長から賞が贈呈されました。
受賞理由としては、同教授はオランダ型ワークシェアリングといった現代のオランダ経済社会システムの21世紀的意味について、『オランダモデル』(日本経済新聞社、2000年)『オランダを知るための60章』(明石書店、2007年)をはじめとした関連書籍や多くの記事で紹介してきたことや、ジェトロ(現日本貿易振興機構)のアムステルダム事務所長として、1993年〜97年(3年7ヶ月)まで現地に駐在し、多くの案件を手掛け、その間、ジェトロの仕事以外に、現地の「在蘭日本商工会議所」(JCC)の理事・事務局長を務め、日蘭関係の様々な問題処理にもあたり、帰国時には、アムステルダム市長から、アムステルダムのために国際的に活躍したとして『感謝状』を贈呈されました。こういった一連の仕事ぶりが高く評価されたことにあります。