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2010年1月6日(水) 19:10 |
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三菱自動車水島製作所で仕事始め
国内での去年の新車販売台数の大幅な落ち込みが伝えられる中、倉敷市の三菱自動車水島製作所では、6日が仕事始めです。 厳しい状況の中迎えた新年ですが、水島製作所では景気回復の切り札として、去年から量産を始めた電気自動車に期待を寄せています。
新たな1年が始まる倉敷市の三菱自動車水島製作所。 日本自動車販売協会連合会がまとめた2009年の国内の新車販売台数は、31年ぶりに500万台を下回るなど厳しい状況の中迎えた仕事始めです。 水島製作所では、不況で派遣社員の削減や、生産調整を続けてきましたが、中東への輸出が好調となり、去年11月に勤務体制を1交代制から2交代制に変更しました。 しかしその直後、中東ドバイを震源とする金融危機が発生し、今年度の生産台数は目標の42万台を下回る見通しです。 三菱自動車の次世代を担う切り札として期待されているのが、世界に先駆け水島製作所で量産が始まった電気自動車アイミーヴです。 初年度は法人向けの販売のみでしたが、来年度からは一般向けの販売が始まり、5000台の生産が予定されています。 生産の効率化に向け、去年3月に閉鎖した三菱水島病院跡地には、アイミーヴ用のバッテリー組み立て工場が計画されています。 いよいよ一般への販売が始まる電気自動車アイミーヴ。 不況の自動車業界の中でも好調なエコカー市場にどう切り込んでゆくか、三菱自動車にとって挑戦の1年が始まりました。
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