2010年1月6日 20時39分更新
冬場でも緑の葉が美しく、辛みのきいた漬け物の材料として使われる葉ワサビの収穫が、岡山県鏡野町で始まっています。
葉ワサビは、ワサビのような辛みを持った山菜で鏡野町奥津地区では特産品として売り出そうと地元の農家や第3セクターの会社がハウス栽培しています。
このうち、8年前から栽培に取り組んでいる坂手譲さんのハウスでは、今月4日から葉ワサビの収穫が、始まっています。
およそ400平方メートルのハウスでは、去年10月に種をまいた葉ワサビの茎が、30センチ前後に育ち、鮮やかな黄緑色の葉をつけています。
坂手さんは、はさみを使って根元から一株ずつていねいに摘み取り、井戸水で根元の土や汚れを洗い落として行きます。
そして、出荷に備えて200グラムずつ束にする作業を行っていました。
収穫された葉ワサビはそのまま道の駅などでも販売されるほか農協などでつくる地元の加工場に出荷され特産の醤油漬けや粕漬けなどに加工されます。
鏡野町の葉ワサビの収穫は、3月中旬ごろまで続けられます。