2010年1月6日 20時39分更新
1年の幸福を呼ぶとされる伝統行事、「はだか祭り」で知られる岡山市東区の西大寺観音院で地元でとれた新米に学業成就や家内安全などの祈りを込め、「祈願米」として販売するための儀式が6日行われました。
西大寺観音院では、毎年2月に締め込み姿の男たちが幸福を呼ぶとされる棒を奪い合う「はだか祭り」が行われ、幸福を分かち合い、五穀豊穣を祈る伝統行事として広く親しまれています。
JA岡山でははだか祭りの御利益にあやかろうと、地元でとれた新米に西大寺観音院で祈りを込めてもらい、「祈願米」として地元のスーパーなどで販売しています。
6日は、JAの職員などおよそ20人がトラックに米6トンを積んで西大寺観音院を訪れました。
そして、住職が本堂でお経を読んだあと、米が積んである境内に出て米に学業成就や家内安全の祈りを込めました。
祈りを込められた米は「岡山ひのひかり物語」という名前で販売され、縁起物として受験生がいる家庭などに人気があるということです。
米は、今月中旬ごろから3月ごろまでの間、JA岡山の販売所や岡山市内のスーパーなどで販売されることになっています。