昨晩それも病院内に行き交う人々が姿を消して静かになった頃、手術が終わったとの連絡が入りました。 担当医師の説明に出血箇所をいくつか発見できて止血が出来たことに希望の光を見ました。 血圧の降下が見られず血圧が安定したというのです。 只、肺の浮腫が著しく、このままでは肺機能の逸失に繋がるため血液から水分を引く施術をしたいと。 今朝になって面会が許されず不安が漆黒の闇のごとく信じる心を揺さぶっていました。 午後になって面会の機会を与えられ、その不安は一瞬で払拭されました。 出血もリンパ液のように半透明な液体になり安定してきているとのことでした。 本人を呼ぶ声にピクリとも動かない身体に光りにじむ涙を見ました。 『問いかけに反応している。』 そう思うと同時に目頭が熱くなり本人の顔がにじんで見えなくなりました。 『さあ、あとは前に進むだけ!』 明日から人工心肺を外すための試練が待っています。 一緒に頑張ろうね。