放送予定
   
   
   
1月6日(水)放送予定
“逆転の発想”が日本経済を救う

厳しい局面の中で幕をあけた2010年の日本経済。しかし、逆境をチャンスと捉え、身近にあるものの中から”宝の山”を掘り当てる動きも出てきた。その一つが高齢者の悩みを解決するビジネス。あるコンビニエンスのチェーンでは、医者にかかる前に治したいという希望をかなえるべく、小分けにした風邪薬などを用意し、客層を拡大している。また、排泄に関する潜在的な悩みを調査したオムツメーカーは、歩きやすい薄型オムツを開発、活動的な高齢者に向けて販売を伸ばしている。一方、地方でも、すでにある物と人の価値を再発見し活性化につなげる動きが広がっている。新潟で誕生したのは「美少女図鑑」と呼ばれる高品質のフリーペーパー。美容室や衣料店などが地元のモデルをコーディネートし、若者にアピールすることでファッションの”地産地消”を生み出している。2010年、日本を元気にするための身近なヒントを提示する。
(NO.2836)

スタジオゲスト 小宮山 宏さん
    (前東京大学総長・
 三菱総研理事)
 
   
   
1月7日(木)放送予定
先端技術を世界へ
〜野菜工場〜


最新のテクノロジーを駆使し、野菜を育てる「野菜工場」。今、工場遊休地の活用や雇用拡大、さらにフードロス対策など、地域が抱えている課題解決の切り札として注目を集め、メーカーや商社など異業種からの参入が相次いでいる。さらに、今、野菜工場を新たな輸出産業にしようという動きも始まっている。大手化学メーカーは、太陽光発電やLED、リチウム電池などの先端技術をシステム化し、電気や水のない砂漠でも野菜を栽培出来る装置の開発に成功。砂漠が広がる中東への輸出が具体化している。技術を組み合わせることで輸出産業として発展する「野菜工場」は、日本経済の成長のヒントが詰まっている。ビジネスモデルの可能性を探る。
(NO.2837)

スタジオゲスト 井熊 均さん
    (日本総合研究所
  創発戦略センター所長)