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BOOTING


 さて、起動ディスクの中には以下のファイルがあることになります。
 これで、とりあえず必要なものが全て揃いました。

    IO.SYS
    MSDOS.SYS
    COMMAND.COM
    CTOR2ALL.SYS
    WVLANCAD.SYS
    WVLAN43.COM
    LSL.COM
    ODINSUP.COM
    PROTMAN.DOS
    PROTMAN.EXE
    NET.EXE
    NET.MSG
    NETH.MSG
    WORKGRP.SYS
    CONFIG.SYS
    AUTOEXEC.BAT
    PROTOCOL.INI
    SYSTEM.INI
    NET.CFG


 さぁこれで、無線LANでネットワークに接続できる起動ディスクの出来上がりです。

 この他に、SMARTDRV.EXE や、FDISK.EXE, FORMAT.COM, DELTREE.EXE それに XCOPY32.EXE と XCOPY32.MOD (XCOPY32.MODをXCOPY32.EXEにリネームすれば、オリジナルの'.EXE'と'.MOD'を両方入れる必要がありません…)とかを、いっしょに入れておくと使い勝手がいいと思います。
 NETBEUI をプロトコルとして選んだ効能として、"ディスクのスペースに余裕がある" と云うのがあります。せっかくですから空いたスペースは有効に使いましょう。

 "SMARTDRV.EXE"は、入っていないとWindowsをインストールするときなどの時間に大きく影響しますから、是非入れておかれることをお勧めします。

 また、私はビレッジセンターの"Vz Editor"をいっしょに格納していますよ。テキストファイルの書き換えが簡単に出来て便利です。

 とりあえず日本語関係のドライバは、入れないことをお勧めします。
 "NET.EXE" プログラムの画面(ポップアップスクリーン)が見えなくなるからです。NETコマンドは、コマンドラインからの入力も出来ますので、それでもOKな場合は良いでしょうが…
 日本語関係のファイルはディスクのスペースとメモリを消費するワリには、あまりイイコトが無いですよね。特にこんな使い方のときは…。



 それでは、出来あがった起動ディスクをドライブに入れて、そこから立ち上げしてみて下さい。
 LibrettoL1 は標準では、キーボードの "F" を押しながらでないと、起動ディスクから立ち上がりませんので気を付けましょう。

 無事起動して、キーボードから "NET" と入力して、ポップアップスクリーンが立ち上がればOKです。
 起動や接続等が、上手くいかない場合は、画面上のメッセージをよく見て、何で止まっているのかを良く見究めて下さい。

 NETコマンドをはじめ、MS-WORKGROUP CONNECTION の説明は、他のサイトなどでよく説明されていますから、Linkのページ経由でそちらを参照してください。ここではあくまでも、無線LANで接続することが目標でしたから…。(^-^ゞ



 「いまどきNetBEUIってのは無いだろう。」

 「もう WindowsXP じゃぁ正式にサポートしていないよ!」

 その通りです。
 TCP/IPで接続したい方は、まったく同じ要領で、Microsoft Network Client Version 3.0 for MS-DOS や、MS-LAN Manager でやってみてください。
 MS-LAN Manager for MS-DOS は、フロッピーディスク1枚に入れるにはちょっと大きくて難しく、一枚に無理矢理詰め込んだときには、ポップアップスクリーンを実装することが出来ませんでした。

 ですが、Microsoft Network Client Version3.0 for MS-DOS は、フロッピーディスク1枚に余裕で収まって、機能としても充分です。

 Microsoft Network Client Version 3.0 for MS-DOS は、WindowsNT系の Domain にもLogin出来て、また Workgroup にもアクセスも出来ます。TCP/IPも使えているので、現実にはこれで充分なのではないでしょうか?小さくまとまっていて便利ですよ。
 Microsoft Network Client Version 3.0 for MS-DOS で、BASIC リダイレクタを選んだ場合は、WORKGROUP CONNECTION よりもメモリの消費量が少なくなります。それだけでも利用の価値は充分ありますね。
 そのうえ、サーバー機能の実装も可能です。これを立ち上げてWindows機側をワークステーションにして、GUIで扱えば、操作性は抜群ですね。

 Microsoft Network Client Version 3.0 for MS-DOS を利用したときのファイル等をこちらに紹介しておきます。参考にして下さい。

 上記のMS-WORKGROUP CONNECTIONでの接続に上手く行った方は、もしくは接続先がWindowsXPで上手く接続できなかった方は、是非とも Microsoft Network Client Ver.3 でのTCP/IPによる接続をトライしてみてください。

 先日、kusanoさんと云う方からメールを頂きました。Microsoft Network Client Ver3.0 for MS-DOS と無線LANを用いて、IBMのWEBBOYでネットサイトの閲覧に成功されたそうです。TCP/IPを利用したDOSの無線LANでは、いろいろなアプリケーションが楽しめそうですね。



 さらに、Packetドライバを使えば、フロッピーディスク1枚で、インターネットのホームページに直接アクセスすることも出来ます。(そのままでは絵とかは見られないですけれどね。)
 この辺りはよく、"HP200LX" の関連のページで紹介されています。(有線ですが…)
 Packetドライバを用いて、LibrettoL1 側に FTPサーバー を立ち上げて、Windows機から Windows の付属の "FTP" 経由で、ファイルを転送することも出来ました。こちらで紹介していますので、参考にして下さい。


 ただし、FTPコマンドやTelnetのコマンドライン上の操作は、あまり快適とは云えません。せめてDOSのコマンドプロンプト辺りが、いいところではないでしょうか?
 また、操作性を追及するなら、Microsoft Network Client Version 3.0 for MS-DOS でサーバーとして、ワークステーション側のWindows機のGUIを用いるのが一番イイと思います。



 私は、LibrettoL1を買ってすぐに WindowsXP にしてしまいましたのでよく調べていないのですが、標準添付のシステムリカバリCDは、Norton Ghostで作られているのでしょうか?
 もしそうならば、Norton Ghost は Packet によるネットワークでの復元が出来るはずですから、無線LANでの接続でのリカバリが可能なのでは…と思います。
 また、Norton Ghost でのバックアップを作製して、これからの修復も無線LANからの経由で行えますね。

 先日、"Libretto L2 ユーザー" の伊藤さんという方からMailを頂きました。Norton Ghost 2002 にて、無線LANでのバックアップに成功されたそうです。
 Norton Ghost 2002 はDOS上で稼動するプログラムで、最近のものはORiNOCOのPCカードを標準でサポートしているようです。ですので、この様な利用方法をあらかじめ想定しているのでしょう。やはりグローバルな会社の対応は違いますね。日本国内のユーザーのみをターゲットにしている類の会社とは、ものごとの取り組みに対する基本的なスタンスの違いを感じます。


 またMS-DOSベースで起動するWindows3.xシリーズは、これらのネットワークOSをサポートしています。
 参考までに、Windows3.0Aを起動してネットワーク経由でリソースに接続させた例をこちらに掲載しておきます。

 もし、その他にもユニークな利用方法を見つけられました方がありました、是非ともネット上で紹介下さい。


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