2010年01月06日

藤井財務大臣の辞任問題を読む

藤井財務大臣は鳩山首相と会い、健康不安を理由に辞任したいとの意向を伝えた。これに対し、首相は「これからも頑張ってほしい」と慰留した。藤井氏は「医師の判断を尊重する」としている(5日)(時事通信社) 


藤井財務大臣は、昨年末から検査入院していたそうです。とするならば、検査の結果は既に出ていると考えるのが普通ではないでしょうか。その結果を聞いたからこそ鳩山首相も慰留したのであり、常識的に考えて「悪い結果」が出ていたとするなら、100%鳩山首相は遺留しないでしょう。 


「敵を欺くにはまず味方から」という言葉がありますが、藤井財務大臣が続投した場合、国民感情を考えれば、通常国会中に野党自民党やマスコミは藤井財務大臣を「激しく叩く」ことを躊躇することになるでしょう。 


実際に体調をこわされたのは事実ですから、国民にウソをついている訳ではありません。この時期の、辞任の申し出を藤井財務大臣に進言したのが小沢一郎氏だとすれば、マスコミはすでに小沢氏の手中にある、そう言っても過言ではないと私は考えます。