矢板中央　Ｕ字工事にラブコール　「４強進出ならうちのネタを」

　全国高校サッカー選手権は５日、準々決勝４試合を行う。初のベスト８進出を果たした矢板中央（栃木）は４日、広島観音（広島）戦に備え、埼玉・加須市内の平成国際大で調整した。関東勢が苦戦する今大会で快進撃を続ける高橋監督は、栃木出身のお笑いコンビ「Ｕ字工事」に熱烈ラブコール。栃木県勢２４年ぶりの４強進出で、矢板中央ネタの“ごほうび”をリクエストした。

　サッカーで全国屈指の地味な県を盛り上げている地元校。さらなる高みを目指す指揮官はイレブンへの発奮材料を温めていた。Ｕ字工事の栃木なまり漫才は地元ネタ満載だけに「うちのネタも作ってほしい。サッカーネタで」と猛アピール。広島観音撃破に余念のない最終チェックをした上で、人気コンビとのコラボで全国区になる意欲も膨らませた。

　Ｕ字工事の益子は自身のブログで「この勢いで国立に行ってほしい」と矢板中央にエール。そのボケ担当と同姓のＭＦ益子直（３年）は「目標にしていた国立でやりたい」と気合十分。関東の伏兵が聖地への切符ゲットを狙う。　（小林良二）