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杉浦GHC初防衛!後藤を返り討ち

 後藤(左)の顔面にヒザを叩き込む杉浦
 後藤(左)の顔面にヒザを叩き込む杉浦

 「新日本」(4日、東京ドーム)

 GHCヘビー級王者・杉浦貴(39)は、後藤洋央紀(30)を下して初防衛に成功した。新日本とノアの対抗戦は2勝2敗だった。

  ◇  ◇

 ノアの“至宝”GHCベルト”を引っ提げて年頭決戦に乗り込んだ杉浦が、後藤を足首固めで返り討ちにした。敗北の許されないリングは、金髪を丸刈りにした覚悟の出陣だった。五輪予選スラムも繰り出して、挑戦者にシングル3連勝。敵地で堂々の初防衛をやってのけた。

 1年前のドームは、亡き三沢光晴さんのパートナーだった。その後、新日本との対抗戦を踏み台に頂点ベルトを手にした。新日本とのGHC戦はこれまでノアが4連勝。敗れれば“戦犯”になるところだったが、“ノアを背負う男”は秋山、小橋、力皇の歴代王者に続いてベルト流出を阻止した。

 対抗戦の頂上対決は、1勝2敗でバトンを受ける緊迫戦だったが「ドームは楽しかった」と、プレッシャーをはねのけて五分にした。潮崎を倒した棚橋が挑戦者に浮上してきたことにも「やってやるよ。乗り込んでも迎え撃ってもいい。オレは逃げはしない」と豪語。戴冠2年目も、勢いは止まらない。

(2010年1月4日)
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