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棚橋、潮崎を圧殺!2年連続MVP狙う

 ハイフライフローで潮崎(下)を圧殺した棚橋
 ハイフライフローで潮崎(下)を圧殺した棚橋

 「新日本」(4日、東京ドーム)

 棚橋弘至(33)は、ノア・潮崎豪(27)を撃破。GHCヘビー級王者・杉浦貴(39)は、後藤洋央紀(30)を下して初防衛に成功した。

  ◇  ◇

 これが日本のエースだ。前IWGPヘビー級王者・棚橋と、前GHCヘビー級王者・潮崎のイケメン対決は、棚橋がハイフライフロー2連発で潮崎を圧殺。昨年のプロレス大賞MVPがダテではないことを見せつけた。

 2人の甘いルックスとはかけ離れた死闘だった。棚橋のえげつない左ヒザ攻めと、潮崎の各種チョップが火花を散らし、ヒジの打ち合いは鈍い音を響かせた。大技も棚橋が飛龍原爆固めやスリングブレイド、潮崎が月面水爆や豪腕ラリアートを投入。最終的にハイフライフローまでつなげきった棚橋が、ゴーフラッシャーまでたどり着けなかった潮崎を振り切った。

 ミミズばれの胸をさらし、疲労困憊(こんぱい)で会見場に現れた棚橋は「1発目のチョップをもらって耳がキーンと鳴った。こんなことになったのは初めて」と告白。もっとも、それ以外は「前評判通り、潮崎クンはいい選手だったね。ただ、まっすぐ過ぎるな。そのまっすぐさが気持ちいいよね」などと、あくまで上から目線は崩さなかった。

 前王者対決を制したことで「GHCのベルトに色気を出してもいいし、もちろんその先にIWGPも」と、今年の照準はメジャー2冠に定めた。「2010年もオレの年にします。それは間違いないです」と年明け早々、2年連続MVP取りをブチ上げた。

(2010年1月4日)
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