★★鴨猟★★
日本の最高裁判事は、皇室行事にも頻繁に参加している。新年参賀や園遊会、歌会始などだけではない。宮内庁の猟場で野生のカモを手網で捕まえ、放鳥する「鴨(かも)猟」、宮中祭祀である「皇霊祭」などにも招待される。
さらに長官は、天皇などの外遊時、空港まで「お見送り」に行くこともある。
ちなみに最高裁は02年、神道形式で行われた天皇の即位儀礼(大嘗祭)<だい・じょう・さい>などへの知事の出席は憲法の政教分離規定に違反しないとした判決で、「三権の長などと共に参列したにとどまる」ことなどを合憲判断の根拠にあげている。
★★握手★★
米国の最高裁判事は、審理や法廷に入る前に、他の8人全員と握手する習わしがあるという。これはフラー長官(1888~1910年に在任)の時代に始まったもので、「意見の違いは全体の調和を乱すものではない」ということを確
認するためのものだそうだ。