県内ニュース
イブニング・シックス
尾瀬の入山者4年ぶり減少〜調査開始後最少(01月05日)
去年1年間に尾瀬国立公園に入山した人の数はおよそ32万人で4年ぶりに前の年を下回り、平成元年の調査開始以降、最も少なかったことがわかりました。環境省によりますと、福島、群馬、栃木、新潟の4つの県にまたがる尾瀬国立公園に去年1年間に入山した人の数は、前の年よりおよそ6万人少ない32万人あまりでした。これは4年ぶりに前の年を下回り、平成元年に調査を始めてから最も少なくなりました。要因について檜枝岐自然保護官事務所では「去年は一番のシーズンである7月の天気が悪かったのに加えて、新型インフルエンザの影響による団体客のキャンセルや不況の影響があったのではないか」とみています。
安達太良山の遺体収容は延期(01月05日)
きのう、安達太良山の山頂で見つかった行方不明の男性と見られる遺体の収容がきょう行われる予定でしたが、現場の天候が悪いことからあす以降に延期されました。遺体の収容活動のためきょう午前7時半から警察などが山頂付近へと向かいました。警察によりますときのう山頂付近で見つかった遺体は行方不明となっている福岡県小郡市(おごおりし)の会社員一戸一男(いちのへかずお)さん59歳とみられています。一戸さんは、大みそかから一人で安達太良山に登ったと見られていて、下山予定のおとといになっても戻りませんでした。救助隊はきのう悪天候でできなかった男性の遺体の収容をきょう行う予定でしたが強い吹雪のため午前9時半に収容活動を中止し活動の延期を決めました。警察などでは、あす以降、天候の回復を待って遺体を収容し、身元の確認を行うことにしています。
県内各地の市場で初せり(01月05日)
県内各地の市場(いちば)では、けさ、新年、最初のせりが行なわれ、場内に威勢のいい声が響き渡りました。郡山市の総合地方卸売市場(しじょう)では午前6時前、原正夫市長が「今年も市民に安全・安心な生鮮食料品を供給して下さい」と挨拶した後景気付けの手締めを行い今年初めてのせりが始まりました。場内には、ロシア産の「タラバガニ」や鹿児島産の「タイ」など新鮮な魚介類が並びます。目玉は、大型の「メバチマグロ」であらかじめ品定めをした仲買人たちが威勢のいい掛け声とともに次々とせり落としていきました。かつては、「ご祝儀相場」となった初せりですが、今年は、長引く不況の影響もあって値段は上がらず、1キロあたり1200円から2100円と普段とほとんど変わらない価格で取り引きされていました。
各市町村でワクチン集団接種(01月05日)
新型インフルエンザワクチンを効率的に接種するこどもへの集団接種が、きょう以降、県内41の市町村で行われることになりました。新型インフルエンザワクチンの集団接種は、限られたワクチンを効率的に使うことができるため去年から一部の市町村で始まっています。県のまとめではきょう須賀川市や大熊町など4つの市町村で集団接種が行われたのをはじめ今月末までに県内41の市町村で子どもへの集団接種が予定されていて、それぞれ事前に予約を受け付けることにしています。一方、県の調査によりますと先月21日から1週間の間に県内で確認されたインフルエンザの患者数は2719人で前の週よりも400人少なくなりましたが、以前として警報レベルを超えていることから県では引き続き予防の徹底を呼びかけています。
サファリパークに「白トラ神社」(01月05日)
今年のえと、トラにちなんだちょっと変わった神社が二本松市の東北サファリパークにお目見えしました。二本松市の東北サファリパークにお目見えしたユニークな神社「白トラ神社」。鳥居におさい銭箱、そしておみくじもあって本格的です。この神社の奥にあるおりの中にどっしりとかまえているのがホワイトタイガーの「ローズ」。メスの14歳で人間でいうと50歳くらいです。この神社は「四神(しじん)」のひとつで神の使者とあがめられる「白虎(びゃっこ)」にちなんで先月31日の大晦日に設置されました。開運をもたらすといわれるホワイトタイガーをひと目見ようときょうも雪のなかお客さんが訪れていました。東北サファリパークでは神社を今年いっぱい設置することにしています。
旧さくら野ビル、今夏にも再オープンへ(01月05日)
福島市にある旧さくら野百貨店が入っていたビルの空き店舗が早ければ今年の夏に再オープンすることが分かりました。これはきょう開かれた福島市の年頭記者会見で瀬戸孝則市長が明らかにしました。旧さくら野百貨店は5年前に閉店しそれ以降映画館などが入っている5階部分を除く1階から4階までが空き店舗となっていて市や建物を所有する会社が商業施設の入居を目指していましたがめどが立たない状態が続いていました。こうした中福島市は、去年4階に高齢者向けの公共の生涯学習施設を設ける考えを示していて民間の新会社を設立して旧さくら野の建物と土地を購入することにしました。きょうの会見で瀬戸市長は残る1階から3階には食料品などの日用品を扱う民間の大型商業施設を入れて早ければ今年の夏にオープンする方針だと話しました。現在、複数の企業と交渉を進めているということで年度内には入居するテナントが決まる見込みだということです。
県が玄海原発の現地調査へ(01月05日)
県は、原子力発電所でのプルサーマル計画を検証するため今月12日から国内で始めてプルサーマルを実施している佐賀県の玄海原子力発電所で現地調査を行うことにしました。県は、去年7月のエネルギー政策検討会でプルサーマル計画の議論を再開し、国や電力会社などの意見を聞きながら計画の検証をすすめてきました。この中で、すでにプルサーマルを始めている玄海原子力発電所3号機の視察が提案されたことから、今月12日から2日間県の職員3人が現地調査を行うことになりました。今回の調査では九州電力がプルサーマルを導入した経緯や安全確保への取り組み、また佐賀県の核燃料サイクルについての基本的な考え方などを聞く予定で次回開かれるエネルギー政策検討会の幹事会で報告することにしています。
東栄衣料を最低賃金法違反で書類送検(01月05日)
白河労働基準監督署は従業員に法律で定められた賃金を支払わなかったとして、中島村の縫製会社と社長をきょう書類送検しました。書類送検されたのは中島村に本社を置いていた縫製会社「東栄衣料」と、58歳の社長です。白河労働基準監督署によりますと、「東栄衣料」は去年4月から5月までの間、県の最低賃金を満たす給与を従業員27人に支払わなかった疑いです。2か月で支払われた給与は従業員一人あたり7万円程度で、未払い賃金は合わせておよそ450万円に上ります。この会社を巡っては、ベトナム人実習生8人が賃金が支払われていないとして民事訴訟を起こしていますが、未払い金の一部は国の制度で支払いが済んでいます。東栄衣料は去年7月に事業を停止しています。
中央競馬開幕で福島競馬場にぎわう(01月05日)
ことしの中央競馬がきょう開幕し、福島競馬場は朝から多くのファンでにぎわいました。福島市のJRA福島競馬場には開門前から多くの競馬ファンが訪れ、来場者には、記念のタオルがプレゼントされました。そして、川俣町の山木屋(やまきや)太鼓クラブが力強い演奏を披露して中央競馬の開幕を盛り上げました。きょうは福島競馬場でのレースはありませんが、競馬ファンにとってことし1年の運勢を占うといわれる重賞(じゅしょう)レース「金杯(きんぱい)」が行われるとあって、場内は賑わいを見せていました。ことしの福島競馬は例年通り春と夏、そして秋のあわせて24日間開催されることになっていて、JRAでは去年の94万人を上回る来場者を見込んでいます。
郡山市のイメージキャラクター決まる(01月04日)
全国各地で話題となっている「ゆるキャラ」の仲間入りを目指します。郡山市をPRするイメージキャラクターのデザインが決まり、きょう、発表されましたキャラクターの発表はきょうの年頭記者会見の席上で原正夫市長が自ら行いました。デザインをしたのは、大阪市のグラフィックデザイナー塩崎(しおざき)アユミさんで帽子の部分の音符や楽譜は、音楽都市・郡山を表現しています。また、グリーンの洋服は、豊かな自然をその中心にある稲穂は、米どころ郡山を表しています。今回、郡山市がキャラクターのデザインを募集したところ全国からおよそ1500点の応募があり、その中から9点に絞り込んで人気投票を行いました。市では、愛称についても今月9日から来月15日まで募集することにして3月中旬に発表することにしています。
受刑者に性的行為させた看守部長を免職処分(01月04日)
受刑者の男性に性的な行為をさせたとして起訴された福島刑務所の看守部長の男が、懲戒免職処分となりました。懲戒免職になったのは、福島刑務所の看守部長平井富美雄(ふみお)被告60歳です。平井被告は去年10月、勤務中に、30代の男性受刑者に自分の下腹部を触らせるなどの性的な行為をさせたとしてきょう、起訴されました。平井被告は監督者の許可を得ずにこの男性受刑者の部屋に入り、性的な行為をさせたあとには、「チョコレート」を渡していました。平井被告は、このほかにも同じ男性受刑者に2回にわたって性的な行為をさせた疑いで、きょう、再逮捕されています。
巨人・鈴木尚広選手が故郷で一日警察署長(01月04日)
去年、日本一に輝いたプロ野球・読売ジャイアンツの鈴木尚広(すずきたかひろ)選手がふるさと・相馬市で一日警察署長を努めました。見慣れたユニフォーム姿ではなく、警察官の制服に身を包んだ鈴木選手。相馬警察署の山崎幸司(やまざきこうじ)署長から委嘱状を受け取り、一日警察署長を努めました。鈴木選手は、昨シーズン、チームトップの25盗塁を決めるなどの活躍を見せ、ジャイアンツの日本一に貢献しました。鈴木選手は、「一日署長としてPRをして福島県のみなさんの安全と安心を守りたい」と話しました。このあと鈴木選手は、パトカーに乗りこんで市内を回り、交通安全を呼びかけました。また、スーパーでは買い物客にテッシュを配り、事件事故の防止を訴えました。鈴木選手は明日、東京に戻り、シーズン開幕に向けてトレーニングを始めるということです。
登山で不明の男性か 安達太良山で遺体発見(01月04日)
大みそかに安達太良山に登山に出かけた福岡県の男性が、下山予定のきのうになっても戻らず、警察が捜索を始めました。その結果きょう午後、山頂付近で遺体が見つかり警察が身元の確認を進めています。行方不明になっているのは、福岡県に住む59歳の会社員の男性です。警察によりますと男性は、大晦日から3泊4日で安達太良山と磐梯山に登る計画でした。家族には先月30日に、「明日予定通りに登る」と連絡がありましたが、その後は行方が分からなくなっています。警察がきょう捜索を行った結果、午後4時頃になって山頂付近で男性の遺体が見つかったということです。現場は天候が悪いことから、警察ではあす遺体を収容して身元を確認することにしています。
知事が年頭会見 最重要課題は経済雇用対策(01月04日)
佐藤知事は、きょう、年頭の記者会見を行い今年の最重要課題として経済雇用対策に取り組んで行く考えを示しました。県内では、極めて厳しい雇用情勢が続いていて中でもこの春卒業する高校生の就職内定率は、過去5年間で最低の水準が続いています。知事は、対策として就職面接会を追加で開くことに加えて県の臨時職員として直接雇用を検討していることを明らかにしました。また、県の公共工事の入札で最低価格を引き上げ、地域経済の活性化や雇用の促進を目指す考えを示しました。
Uターン混雑ピークも 県内では渋滞なし(01月03日)
正月休みをふるさとや行楽地で過ごした人たちのUターンはきょうがピークで県内の交通機関でも混雑が続いています。東北自動車道の上り線は、午後から通行量が増え、福島市の福島トンネル付近では、断続的に渋滞も発生しました。しかし、現在は常磐道、磐越道を含めて県内の高速道路で渋滞をしているところはないということです。(午後6時現在)一方、東北新幹線は午後から混雑が始まり、東京に向かう上りは自由席の乗車率が軒並み100パーセントを超えています。JR東日本によりますと、混雑はきょうの夜まで続く見込みだということです。
ビニールハウスに春の香り…七草の収穫(01月03日)
「七草がゆ」の材料となる春の七草の収穫がいわき市で行われています。いわき市平の農家で作る生産組合「二葉(ふたば)会」では、去年の10月からビニールハウスの中で「春の七草」を育ててきました。収穫作業は、きょうから始まり、青々とした葉を摘み取ったあと形を調えながらパックにつめていきました。「七草がゆ」は、春の七草といわれるセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロが入った「おかゆ」を正月七日に食べる風習で一年間、健康で過ごせるとされています。作業は、あさってまで続けられ、収穫された七草は市内のスーパーなどで販売されることになっています。
無病息災を願って大梵天祭〜本宮市・岩角山(01月03日)
本宮市にある岩角山(いわつのさん)では350年以上の歴史を持つ、大梵天祭(だいぼんてんさい)が行われました。「大梵天祭(だいぼんてんさい)」は毎年1月3日に行われる伝統行事で参拝者は、青竹の先に白や金色の紙が付いた「梵天(ぼんてん)」を奉納して祈祷を受けます。奉納が終わると長さおよそ2メートルの梵天を奪い合う争奪戦が始まります。梵天の一部を持っていると家内安全や無病息災などのご利益があると言われていて参加した人は1年の福を手に入れようと奮闘していました。また、地元出身のプロ野球選手根本朋久(ともひさ)投手もサインボールをプレゼントして会場を盛り上げました。