岡山放送局

2010年1月5日 18時4分更新

古代出雲展はじまる


島根県で出土した古代出雲文化の貴重な銅鐸や銅矛などを集めた展示会が、5日から岡山市の岡山県立博物館で開かれています。

この展示会は、岡山県立博物館と島根県立古代出雲歴史博物館が共同で開いたもので、会場には島根県で出土した弥生時代の銅鐸や銅矛、それに銅剣など、国宝12点を含むあわせて80点の青銅器が展示されています。

このうち、島根県雲南市の加茂岩倉遺跡から出土した国宝の銅鐸は、表面に鹿やトンボなどが描かれているのがはっきりと分かりこれだけ保存状態がよい物は全国的にも珍しいということです。

また、島根県斐川町の荒神谷遺跡の銅剣は、一度に358本出土したもののうちの3本が展示されていて、いずれも国宝に指定されているということです。

このほか会場には銅矛なども展示されていて会場を訪れた人たちは様々な形をした青銅器を熱心に見ながら古代の出雲文化に思いをはせている様子でした。

この「古代出雲展」は、来月7日まで開かれています。