『Animelo Summer Live 2009 – RE:BRIDGE -』2日目でオープニングを飾った圧倒的パフォーマンスも記憶に新しい平野綾が、『ランティス祭り』初日のトリを飾る! 1年半振りとなるセカンド・フルアルバムのリリースも決まり、表現者としてますます注目を集める彼女が語った『ランティス祭り』に対する熱い意気込みを、最新インタビューでお届けします! 『天使のしっぽ』のデビューから『涼宮ハルヒの憂鬱』まで、ランティスと共に歩んだ彼女が語る『ランティス祭り』とは?
平野 ありがとうございます! あそこまでしっかりダンスを盛り込んだパフォーマンスを見せたことがなかったので、自分自身にとっても挑戦でした。なので、「みんなどう思うかな?」って、すごく気にしながら臨んだステージでもあって。でも、せっかく私がトップバッターを張らせてもらえることになったので、最初からドンッ! とアガる要素を作りたいと思って、考えた結果だったんです。正直に言って、“やり逃げ感”は出したかったんですよね(笑)。(水樹)奈々さんとコラボをやらせて頂いたところから、「Super Driver」、ダンス・パフォーマンス、そして「Set me free」まで、一瞬の隙も与えたくないなと。だから、まったくMCも入れなかったんですよ。それくらいトップバッターとしてインパクトを重視したライブにしたのですが、『ランティス祭り』はまた、状況が180度違いますからね。
──初日となる9月26日のトリを飾ることが既に発表されています。どのようなステージで初日を締めくくってくれるのか、大きな注目が集まっていますよね。
平野 まさかトリをやらせて頂けるなんて思っていなかったので、本当に驚きましたけど、光栄だなと思いました。それこそ、ランティスさんと初めてお仕事をさせて頂いた『天使のしっぽ』の頃のこととかも思い出してしまって。すごく感慨深いですね。
──平野さんが14歳の時に声優デビューを飾った作品が『おとぎストーリー 天使のしっぽ』(2001年)で、そう考えると、もっともランティスと付き合いの長いアーティストの1人ですよね。
平野 もう、8年以上前の話ですからね。小さい頃から漫画やアニメが大好きで、声優という職業に憧れてはいましたけど、まさか自分が声優をやれるなんて、当時は思ってもいなくて。だからなおさら、「キャラクター・ソングを歌う」という事になっても、どういう事なのかイメージができなかったのを覚えています。でも、自分にとって大きなステップアップになったことは間違いないですね。声優デビューも、今シンガーとしても活動させて頂いているきっかけも、全部ランティスさんが関わって下さっていて。すごくありがたいことに、私の人生における大事な転機には、いつもランティスさんのサポートがあったなって、改めて気付かされました。だからこそ、トリを飾らせて頂けるからには、普通に終わらせたくないという思いが強くあります!『アニサマ』はショウとしてエンターテインメントを追求したライブにしましたけど、『ランティス祭り』はやっぱり“野外音楽フェス”なので、バンドアクトとして正々堂々と勝負したいという気持ちです。
──野外という環境は、どのような影響があると考えてらっしゃいますか?
平野 本当は、上半身だけでも水着で出ようかと思っていたんですよ。でも当日の会場は結構寒いらしいし、出番も夜ですからね。何か考えなくちゃなーって。全身に電飾の付いた衣装を着るのはどうかな? とか(笑)。
──えー! 確かにお祭り感は増しますけど(笑)。
平野 そう! お祭り感! その要素は絶対に大事にしたいんですよ。私にとっても初めての野外だし、かなりテンションも上がっているので、きっとその場でしか見られないライブになると思うんです。セットリストも完全に野外フェス使用で組んでいるので、来ないと絶対にソンをするぞ!って、今のうちから宣言しておきたいですね。やっぱり、会場が外の自然と地続きなのって、すごく素敵な光景だと思うんですよ。空がどこまでも広がっている、その下でライブを見るのって、きっと新しい発見になりますからね。出演者にとっても、来てくれるみんなにとっても、普段のライブでは絶対に味わえない景色になりますから。私自身、ステージからどんな景色が見えるのか、すごく楽しみで仕方がないんです。
──周辺施設には富士急ハイランドもありますが、そちらに興味は?
平野 ものすっごく怖くて、回るのに時間のかかる大きなお化け屋敷があるじゃないですか(『最恐戦慄迷宮』)。全部回るのに1時間くらいかかるらしいんですけど、あれに出演時間ギリギリに入って、「平野綾は果たして、自分のステージに間に合うのか!?」というのをやってみたいなと! 「平野チームがまだ会場に到着していません!」みたいな実況が入ったりして(笑)。
──スタッフにとっても肝試しになるわけですね(笑)。
ランティス担当 絶対に止めて下さいっ!!
平野 あははは(笑)。でも、私ジェットコースター関係は一切ダメなので、あのお化け屋敷にだけは行っておきたいです。やっぱり、周辺施設も含めてお祭りは楽しまないと!
──ぜひ感想を聞かせて下さい! あと平野さん的に、参加者には『ランティス祭り』をどのように楽しんでもらいたいですか?
平野 改めて『ランティス祭り』として出演者を見ると、みなさんそれぞれに“ランティス・カラー”のようなものを感じるんですよね。音楽性とかも全然違うから、すごく不思議なんですけど。その「ランティスらしさ」みたいなノリとかムードは、きっと『アニサマ』で味わうものとはまた別の楽しさがあると思うんです。そこはしっかりと味わってもらいたいですね。あと、音楽性がバラバラだったり、いろいろなスタイルを持ったアーティストが同じ日にライブをやるという事は、参加者であるお客さんの目当てや好みもバラバラになるじゃないですか。でも、だからこそ純粋な音楽としてそれぞれのパフォーマンスを楽しむお祭りになると、私は思っているんですよ。それが音楽フェスの良いところだと思うので。あと、『ランティス祭り』のオフィシャルグッズが気になります! 勝手に今から、Tシャツのアレンジとか考えちゃってますから(一同笑)。
──当時は出店もたくさん出るそうなので、「ライブを見る」という要素以外の部分でも、盛り上がっていけたらいいですね。
平野 でも、影山(ヒロノブ)さんがものすごい雨男なのが気がかりで……。
──影山さんだけじゃなくて、bamboo(milktub)さんとかも含めて雨男がものすごく多いという話もありますが(笑)。
平野 私は最強の晴れ女を自称しているので、雨男軍団に勝ちたいですね。今までも、数々の雨男たちと戦って勝ってきていますから! 最悪の場合、私の時だけでも晴れにします(一同笑)!
──待望の最新アルバムも11月18日に発売が決まり、今後はますます多忙な日々になりそうですね。
平野 そうですね。でも、やっぱりアルバム作りは楽しいし、普段よりも余計に気合が入るんです。私にとって、次のアルバムでは新しいアプローチをふんだんに盛り込んだものにしたいと考えているので。本格的に音楽活動を始めてもう3年以上経ちますけど、その中で、自分の見せ方とか、無意識的に向かおうとしている方向性とかが、最近より明確になっている気がして。その要素がかなり反映されたアルバムになると思います。『RIOT GIRL』とはまた違う魅力を打ち出して、よりコンセプチュアルで、よりエンターテインメント性が増すような作品になると思うので、ぜひ期待していてほしいですね。ツアーもあるので今年の下半期はすごく慌ただしく過ぎていきそうですけど、まずは『ランティス祭り』を成功させて、それを大きな弾みにしたいと思っています。
■Lantis website:平野 綾 平野 綾 公式webサイト「綾魂-Aya Dama-」
平野 綾
☆インタビュー/文・冨田明宏
──8月に行われた『Animelo Summer Live 2009 – RE:BRIDGE -』(以下『アニサマ』)のパフォーマンスには、本当に度肝抜かされました! 短い出演時間の中でも、新しい平野さんの魅力がギュッと詰まったステージでした。
──初日となる9月26日のトリを飾ることが既に発表されています。どのようなステージで初日を締めくくってくれるのか、大きな注目が集まっていますよね。
平野 まさかトリをやらせて頂けるなんて思っていなかったので、本当に驚きましたけど、光栄だなと思いました。それこそ、ランティスさんと初めてお仕事をさせて頂いた『天使のしっぽ』の頃のこととかも思い出してしまって。すごく感慨深いですね。
──平野さんが14歳の時に声優デビューを飾った作品が『おとぎストーリー 天使のしっぽ』(2001年)で、そう考えると、もっともランティスと付き合いの長いアーティストの1人ですよね。
平野 もう、8年以上前の話ですからね。小さい頃から漫画やアニメが大好きで、声優という職業に憧れてはいましたけど、まさか自分が声優をやれるなんて、当時は思ってもいなくて。だからなおさら、「キャラクター・ソングを歌う」という事になっても、どういう事なのかイメージができなかったのを覚えています。でも、自分にとって大きなステップアップになったことは間違いないですね。声優デビューも、今シンガーとしても活動させて頂いているきっかけも、全部ランティスさんが関わって下さっていて。すごくありがたいことに、私の人生における大事な転機には、いつもランティスさんのサポートがあったなって、改めて気付かされました。だからこそ、トリを飾らせて頂けるからには、普通に終わらせたくないという思いが強くあります!『アニサマ』はショウとしてエンターテインメントを追求したライブにしましたけど、『ランティス祭り』はやっぱり“野外音楽フェス”なので、バンドアクトとして正々堂々と勝負したいという気持ちです。
──野外という環境は、どのような影響があると考えてらっしゃいますか?
平野 本当は、上半身だけでも水着で出ようかと思っていたんですよ。でも当日の会場は結構寒いらしいし、出番も夜ですからね。何か考えなくちゃなーって。全身に電飾の付いた衣装を着るのはどうかな? とか(笑)。
──えー! 確かにお祭り感は増しますけど(笑)。
平野 そう! お祭り感! その要素は絶対に大事にしたいんですよ。私にとっても初めての野外だし、かなりテンションも上がっているので、きっとその場でしか見られないライブになると思うんです。セットリストも完全に野外フェス使用で組んでいるので、来ないと絶対にソンをするぞ!って、今のうちから宣言しておきたいですね。やっぱり、会場が外の自然と地続きなのって、すごく素敵な光景だと思うんですよ。空がどこまでも広がっている、その下でライブを見るのって、きっと新しい発見になりますからね。出演者にとっても、来てくれるみんなにとっても、普段のライブでは絶対に味わえない景色になりますから。私自身、ステージからどんな景色が見えるのか、すごく楽しみで仕方がないんです。
──周辺施設には富士急ハイランドもありますが、そちらに興味は?
平野 ものすっごく怖くて、回るのに時間のかかる大きなお化け屋敷があるじゃないですか(『最恐戦慄迷宮』)。全部回るのに1時間くらいかかるらしいんですけど、あれに出演時間ギリギリに入って、「平野綾は果たして、自分のステージに間に合うのか!?」というのをやってみたいなと! 「平野チームがまだ会場に到着していません!」みたいな実況が入ったりして(笑)。
──スタッフにとっても肝試しになるわけですね(笑)。
ランティス担当 絶対に止めて下さいっ!!
平野 あははは(笑)。でも、私ジェットコースター関係は一切ダメなので、あのお化け屋敷にだけは行っておきたいです。やっぱり、周辺施設も含めてお祭りは楽しまないと!
──ぜひ感想を聞かせて下さい! あと平野さん的に、参加者には『ランティス祭り』をどのように楽しんでもらいたいですか?
──当時は出店もたくさん出るそうなので、「ライブを見る」という要素以外の部分でも、盛り上がっていけたらいいですね。
平野 でも、影山(ヒロノブ)さんがものすごい雨男なのが気がかりで……。
──影山さんだけじゃなくて、bamboo(milktub)さんとかも含めて雨男がものすごく多いという話もありますが(笑)。
平野 私は最強の晴れ女を自称しているので、雨男軍団に勝ちたいですね。今までも、数々の雨男たちと戦って勝ってきていますから! 最悪の場合、私の時だけでも晴れにします(一同笑)!
──待望の最新アルバムも11月18日に発売が決まり、今後はますます多忙な日々になりそうですね。
平野 そうですね。でも、やっぱりアルバム作りは楽しいし、普段よりも余計に気合が入るんです。私にとって、次のアルバムでは新しいアプローチをふんだんに盛り込んだものにしたいと考えているので。本格的に音楽活動を始めてもう3年以上経ちますけど、その中で、自分の見せ方とか、無意識的に向かおうとしている方向性とかが、最近より明確になっている気がして。その要素がかなり反映されたアルバムになると思います。『RIOT GIRL』とはまた違う魅力を打ち出して、よりコンセプチュアルで、よりエンターテインメント性が増すような作品になると思うので、ぜひ期待していてほしいですね。ツアーもあるので今年の下半期はすごく慌ただしく過ぎていきそうですけど、まずは『ランティス祭り』を成功させて、それを大きな弾みにしたいと思っています。
プロフィール
平野 綾(ひらの あや)1987年10月8日生まれ。代表作として『らき☆すた』や『涼宮ハルヒの憂鬱』等を持つ人気声優でありながら、2006年からはシンガーとしても本格的な音楽活動を開始。最新シングル「Super Driver」はオリコン・ウィークリー・チャート3位(デイリー・チャート2位)を記録し大きな注目を集めた。熱気溢れるライブは特に定評があり、多くの音楽リスナーから絶大な支持を集めている。
■Lantis website:平野 綾
平野 綾 公式webサイト「綾魂-Aya Dama-」
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