横綱朝青龍(29)が4日、絶好調の姿で“天敵”を見送ることを宣言した。初場所(10日初日、両国国技館)を前にした横綱審議委員によるけいこ総見が5日、国技館で行われる。これまで朝青龍を激辛批評してきた作家の内館牧子委員の最後の総見。朝青龍は「お世話になった。いいけいこを見せたい」と意気込んだ。
朝青龍はこの日、東京・墨田区の春日野部屋へ出げいこ。栃ノ心らと16番で15勝した。報道陣から内館委員のことを聞かれると、「そのおかげでみんなメシ食ってんだろ?」と、ちゃめっ気たっぷり。新年からベンツのリムジンに乗っており、「お迎えするよ」と丁重に扱うようだ。
けいこを見守っていた元横綱で本紙評論家の北の富士勝昭氏は「去年の初場所とはだいぶ違うね。立ち合いも速いし踏み込みもいいよ」と評価。舞の海さんも「特によくなったわけではないが、集中力がすごい」と絶賛した。昨年初場所前の総見はボロボロで集中砲火を浴びたが、今場所は期待できそうだ。
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