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名古屋ゆかりの「金鯱」歌舞伎、東京・国立劇場で復活

2010年1月4日1時56分

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写真:名古屋開府400年祭PRのために訪れた名古屋市の河村たかし市長(右)と「はち丸」(中央)=3日、東京・三宅坂の国立劇場、増田写す名古屋開府400年祭PRのために訪れた名古屋市の河村たかし市長(右)と「はち丸」(中央)=3日、東京・三宅坂の国立劇場、増田写す

写真:開演前に鏡割りをする尾上菊五郎さん(右から2人目)ら出演者と劇場関係者=3日、東京・三宅坂の国立劇場、増田写す開演前に鏡割りをする尾上菊五郎さん(右から2人目)ら出演者と劇場関係者=3日、東京・三宅坂の国立劇場、増田写す

 江戸時代に名古屋城天守閣の金のしゃちほこのうろこを盗んだという伝説の盗賊・柿木金助が主人公の歌舞伎「旭輝黄金鯱(あさひにかがやくきんのしゃちほこ)」が3日、東京・三宅坂の国立劇場で開幕した。開演前には主演の尾上菊五郎さんらによる鏡開きがあった。

 約230年前に大坂で初演された作品が原作。菊五郎さんはここ10年ほど、近年上演されてない演目の復活に国立劇場で取り組んでおり、この演目は今年が名古屋開府400年にあたることにちなみ、選んだという。

 公演は名古屋開府400年祭のパートナーシップ事業にも選ばれており、この日は河村たかし名古屋市長のほかマスコットキャラクターの「はち丸」も劇場を訪れた。

 天下と亡父の敵討ちを狙う金助の野望を、尾張・小田家のお家騒動などと絡めた物語。大だこに乗った宙乗りを披露するなど菊五郎さんらの熱演に、客席から大きな拍手がわいた。公演は27日まで。(増田愛子)

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