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為替政策の行方に関心=藤井財務相の辞意表明で−米市場

1月5日23時49分配信 時事通信

 【ニューヨーク時事】藤井裕久財務相が5日、辞意表明したことを受け、米金融市場では円相場が1ドル=92円近辺で引き続き小動きに推移するなど、大きな動揺は見られない。辞意の理由が政策面での対立ではなく健康不安であるためで、たとえ藤井氏が辞任しても、内需主導の景気回復の方針は堅持されると期待する向きが多い。
 海外での知名度が比較的低く、政策運営の経験も少ない閣僚が多い鳩山政権の中で、藤井氏は米市場でも知られている数少ない閣僚の一人。世界経済が低迷する中、あえて為替介入を控え円高を容認し、内需主導の経済成長を推進したことから、「自国の利害だけに固執せず、世界全体を考えて政策運営を行った」(米金融大手シティグループのエコノミスト、リサ・フィンストロム氏)と市場でも評価が高い。
 藤井氏辞任の可能性も出てくる中、市場では為替政策の行方に関心が集まっており、「相場に介入しない方針が維持されるかどうかが注目材料」(同)となっている。 

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最終更新:1月5日23時55分

時事通信

 

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