報道発表資料 [2008年11月掲載]
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恩賜上野動物園【イベント情報】

3 企画展「クマ 飼育史・冬眠・研究」開催!

 当園では、「クマ 飼育史・冬眠・研究」と題して、ニホンツキノワグマを中心に紹介する企画展を開催します。当園では1882年の開園前から、戦中の3年間を除いて継続的に、クマを飼育・展示してきました。ホッキョクグマではないシロクマを飼育していたこともあります。このような当園のクマの飼育史や、3年前から取り組んでいるツキノワグマの冬眠展示、野生のツキノワグマに関する研究などについて紹介します。

1 期間

 平成20年12月20日(土)〜平成21年2月22日(日)

2 時間

 午前10時〜午後3時

3 場所

 西園 ズーポケット

写真
【展示予定のツキノワグマの白化個体】
(長岡市科学博物館所蔵)

【参考】
 1902年(明治35年)に、ホッキョクグマが日本に初めてやって来ました。この時当園では、新潟県で捕獲されたアルビノの白いツキノワグマを飼育し、このクマを「シロクマ」と呼んでいました。そこで北極の白熊は、正式に「ホッキョクグマ」という和名がついたのです。
 今回の企画展では、1899年(明治32年)から1932年(昭和7年)まで飼育されたシロクマと同じ新潟産のアルビノのツキノワグマの剥製を、長岡市立科学博物館からお借りして展示します。
※先天的にメラニンが欠乏する遺伝現象。アルビノの個体(白化個体)は、メラニンの欠乏により体毛や皮膚が白くなり、瞳孔は毛細血管が透けて赤く見える。

ご案内

【恩賜上野動物園】
<開園時間>午前9時30分〜午後5時(入園は午後4時まで)
<休園日>
 毎週月曜日(祝日のときは、翌日)
 12月29日(月)〜1月1日(木曜・祝日)
 ※1月2日(金)、3日(土)は開園します。
<入園料>
 一般:600円、65歳以上:300円、中学生:200円
 ※小学生以下及び都内在住、在学の中学生は無料