交通政策
市役所筋における交通社会実験
岡山市では、国際・福祉都市を見据えた街づくりを進めているなかで、空洞化、交通渋滞、環境悪化等の問題を抱える中心市街地にあっては、「人間優先の生活空間」に再生し、広域から訪れる人でにぎわう「交流空間」として形成することを目指しています。
そのためには、自動車にあまり依存しない新たな交通体系を整備し、自動車と公共交通の共存を図ることが必要ですが、本市においては公共交通の一つである路面電車の延伸構想が市民の自主的な活動から生まれました。
路面電車は、人や環境にやさしい乗り物として近年注目されており、国においては、新たな補助制度を創設するなど路面電車の整備に関する支援策を充実させつつあります。
しかし、路面電車の延伸は、新たな路線の沿道事業者・住民のみならず自動車利用者にも大きな影響を及ぼすことが予想されますので、そうした影響を事前に把握するために、交通社会実験を行うこととしました。
交通社会実験では、机上では得られないデーターを得るとともに、新たな交通体系が自動車に与える影響等を市民の皆さんに体感していただきたいと考えています。
・チラシ(交通社会実験実施のお知らせ) (平成12年10月24日)
・第1回 岡山市交通社会実験実行委員会・幹事会 (平成12年11月1日開催)
- 資料1 実行委員会設立趣旨・要綱・名簿
- 資料2 市役所筋における交通社会実験の内容について
・第2回 岡山市交通社会実験実行委員会 (平成12年11月24日開催)
- 資料1 交通社会実験について
・チラシ2(交通社会実験実施のお知らせ) (平成12年11月29日)
・第3回 岡山市交通社会実験実行委員会 (平成13年1月26日開催)
- 1.市役所筋交通社会実験の概要について
- ■車線数削減実験
- (1)実施場所
- ・市役所筋 駅前交差点〜大供交差点間 (L=約1.0km) 〔参照:資料1〕
- (2)実施期間
- ・開 始 平成13年2月17日(土) 午前6時
- ・終 了 平成13年2月20日(火) 午後10時
- (3)実験の概要
- ・現在6車線の道路のうち,中央分離帯寄りの東西各1車線を減らし,バリケ−ド,カラ−コ−ン等で 閉塞し,4車線に変更する。ただし,交差点付近では右折車線を確保する。
- ・車線の減少による交通量の変化,車の流れに与える影響,自動車運転手の意識等を調査する。
- ・削減車線では,中央分離帯の維持管理作業を行う。
- 〔作業内容〕
- 1.中央分離帯内の街路樹の補植,土壌改良材補充,植樹帯用土補充
- 2.街路灯の点検・修繕及び清掃
- (4)交通誘導のために必要な措置
・第4回 岡山市交通社会実験実行委員会 (平成13年4月19日開催)