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文書番号: 936181 - 最終更新日: 2009年1月14日 - リビジョン: 6.0

[MS07-042] Microsoft XML コア サービス 4.0 セキュリティ更新プログラム (2007 年 8 月 14 日) について

目次

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はじめに

マイクロソフトはセキュリティ情報 MS07-042 を公開しました。このセキュリティ情報には、ファイルの一覧情報、展開オプションを始め、セキュリティ更新プログラムの関連情報がすべて記載されています。セキュリティ情報の詳細を参照するには、次のマイクロソフト Web サイトのいずれかにアクセスしてください。

このセキュリティ更新プログラムに関する既知の問題

  • システム ファイルのいずれかが破損しているか、正しく更新されていない場合、Microsoft Update または Windows Update の更新プログラムの一覧に、このセキュリティ更新プログラムが繰り返し表示されることがあります。 この問題の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    941729  (http://support.microsoft.com/kb/941729/ ) Microsoft Update、Windows Update または自動更新機能がセキュリティ情報 (MS07-042) の更新プログラム (936181) を繰り返し検出する
  • セキュリティ更新プログラム 936181 のインストール後、Windows Vista ベースのコンピュータ上の Microsoft XML Core Services 4.0 SP2 で、特定のアプリケーションの互換性の問題および信頼性の問題が発生することがあります。この問題を解決するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) に記載されている更新プログラムをインストールします。

    941833  (http://support.microsoft.com/kb/941833/ ) Windows Vista ベースのコンピュータで、Microsoft XML Core Services 4.0 Service Pack 2 の互換性と信頼性を向上させる更新プログラムについて
  • Microsoft XML コア サービス (MSXML) 4.0、MSXML 4.0 Service Pack 1 (SP1) および MSXML 4.0 Service Pack 2 (SP2) 用のセキュリティ更新プログラム 936181 では、MSXML 4.0 を完全に削除することはサポートされていません。この状況は、このバージョンの MSXML がサイドバイサイド モードでインストールされているために発生します。この問題を回避するには、次の手順を実行します。
    1. コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] を使用して、セキュリティ更新プログラム 936181 を削除します。
    2. %SystemRoot%\System32 フォルダから Msxml4.dll ファイルを削除します。
    3. コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] を使用して、以前にインストールした MSXML 4.0 を修復します。
    以前のバージョンの Msxml4.dll ファイルおよび Msxml4r.dll ファイルが、サイドバイサイドのフォルダおよび %SystemRoot%\System32 フォルダに復元されます。
  • Windows Update からセキュリティ更新プログラム 936181 をインストールすると、次のエラー メッセージが表示されることがあります。
    ファイル c:\Windows\system32\msxml4.dll のタイプ ライブラリを登録できませんでした。サポート担当者に問い合わせてください。
    このエラーが発生した場合、次のような情報がログ ファイルに出力されていることもあります。
    エラー 1911。ファイル c:\Windows\system32\msxml4.dll のタイプ ライブラリを登録できませんでした。サポート担当者に問い合わせてください。
    MSI (s) (20:18) [17:52:31:612]:製品 : MSXML 4.0 SP2 (KB936181) -- エラー 1911。ファイル c:\Windows\system32\msxml4.dll のタイプ ライブラリを登録できませんでした。サポート担当者に問い合わせてください。
    === ログ終了 : 11/10/2006 17:53:07 ===
    MSI © (34:20) [17:53:07:252]:注 : 1: 1708
    MSI © (34:20) [17:53:07:260]:製品 : MSXML 4.0 SP2 (KB936181) -- インストールに失敗しました。
    MSI © (34:20) [17:53:07:267]:Windows インストーラにより製品がインストールされました。製品名 :MSXML 4.0 SP2 (KB936181)、製品バージョン: 4.20.9839.0、製品の言語: 1033、インストールの成功またはエラーの状態: 1603
    MSI © (34:20) [17:53:07:313]:Grabbed execution mutex.
    MSI © (34:20) [17:53:07:319]:Cleaning up uninstalled install packages, if any exist MSI © (34:20) [17:53:07:331]: MainEngineThread is returning 1603
    === 詳細なログ記録を停止しました : 2006/11/10 17:53:07 ===
    この問題を回避するには、「Microsoft ダウンロード センター」からセキュリティ更新プログラムを手動でインストールし、エラー メッセージが表示されたら [無視] をクリックします。インストールが正常に実行されたことを確認するには、%systemroot%\System32 フォルダにある Msxml4.dll ファイルのバージョンが 4.20.9848.0 であることを確認します。

このセキュリティ更新プログラムの関連情報

  • この更新プログラムが繰り返し提供される場合があります。

    Windows、Internet Explorer、Microsoft Office、Microsoft SQL Server などのさまざまなマイクロソフト製品には、いろいろなバージョンの MSXML が含まれています。また、一部のサードパーティ製品にもいろいろなバージョンの MSXML が含まれています。新しい製品をインストールした場合や、製品の更新時に、既にインストールされていた MSXML とは異なるバージョンの MSXML が含まれていた場合に、この更新プログラムが再び提供されることがあります。

    入手可能な MSXML およびさまざまなマイクロソフト製品やソフトウェア更新プログラムに含まれている MSXML のバージョンの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    269238  (http://support.microsoft.com/kb/269238/ ) Microsoft XML パーサー (MSXML) のバージョン一覧
  • セキュリティ更新プログラム パッケージ 936181 は完全なインストール パッケージです。このパッケージを使用して、以前のバージョンの MSXML 4.0 がインストールされていないコンピュータに MSXML 4.0 SP2 をインストールできます。また、このパッケージを使用して、既存の MSXML 4.0、MSXML 4.0 SP1、または MSXML 4.0 SP2 のインストールを更新することもできます。
  • Windows Update および Microsoft Update で、セキュリティ更新プログラム パッケージ 936181 が提供されるのは、以前のバージョンの MSXML 4.0、MSXML 4.0 SP1 または MSXML 4.0 SP2 が既にコンピュータにインストールされている場合のみです。
  • MSXML 4.0 には、64 ビットのパーサーは含まれていません。MSXML 4.0 は、64 ビット オペレーティング システムでは、Microsoft Windows on Windows 64 (WOW) モードでのみサポートされます。このため、このセキュリティ更新プログラムには 64 ビットの MSXML 4.0 用のパッケージはありません。64 ビット オペレーティング システム上で WOW モードで実行されている 32 ビットの MSXML 4.0 パーサーを更新するには、32 ビットの MSXML 4.0 用のパッケージをインストールします。たとえば、64 ビットの日本語版のオペレーティング システムを更新するには、Msxml4-KB936181-jpn.exe パッケージをインストールします。
  • 詳細ログを有効にし、Quiet モードでこのセキュリティ更新プログラムをインストールして、インストール後にコンピュータが再起動されないようにするには、次のようなコマンドを使用します。
    msxml4-kb936181-enu.exe /q reboot=reallysuppress /l*v c:\kb936181.log
    インストール処理の詳細ログは、コマンドで指定したファイルに出力されます。この例では、C:\KB936181.log ファイルです。
  • Msxml4.dll ファイルがロックされている場合は、セキュリティ更新プログラム 936181 を適用してもファイルは更新されません。この問題を回避するには、次のコマンドを使用して Msxml4.dll をアンインストールします。
    • MsiExec.exe /uninstall {37477865-A3F1-4772-AD43-AAFC6BCFF99F} /passive
    • Del %windir%\system32\msxml4.dll

この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft XML Core Services 4.0
キーワード: 
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