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2010年1月4日(月) 19:00 |
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仕事を求める人々は不安の表情
不況などの影響で職を失った人たちにとっては、厳しい1年の始まりとなっています。 正月三が日明けの早朝のハローワークには、仕事を求める人々の不安の表情がありました。
午前8時半に今年の業務を開始したハローワーク岡山。 仕事を求めて訪れたのは、20代から60代といった幅広い層の人たちです。 厳しい表情で、求人情報が映し出された専用のパソコンを見つめます。 岡山労働局が先月25日に発表した去年11月の有効求人倍率は0.58倍。前年の同じ月と比べるとほぼ半減の状態で、ハローワークを訪れた人からも不安の声が聞かれます。 一方、先月29日から開設された「年越し派遣村」は、3日で終了しました。 路上などで暮らしている人たちを支援しようと設けられた「年越し派遣村」では、市民から寄せられた服や毛布などが提供され、暖かい食事が振舞われました。 期間中、派遣村を利用したのは約80人。 その内十数人が、派遣村の支援でシェルターと呼ばれる一時避難所に住むことができるようになりますが、まだまだ課題は山積みだと派遣村の関係者は話します。 岡山・野宿生活者を支える会によりますと、岡山市内の路上生活者は、把握できているだけで120人と言われており、行政の早急な対策が求められています。
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