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9億円の経済効果ない!? 中村俊輔は「走れない選手」

2010年01月04日17時00分 / 提供:ZAKZAK(夕刊フジ)

ZAKZAK(夕刊フジ)

 俊輔を“不良債権”にするな!! 2010年の年明け最初の試合も黒星スタート(2日・対バレンシア・0−1)となったスペイン・エスパニョールが、不振に苦しむ中村俊輔(31)に愛の手をさしのべる。

 2日の試合では3試合ぶりに後半16分から出場したが、結局はロスタイムに失点して敗戦。中村は「勝ち点1を取れるところを逃して残念。もっと長い時間プレーしないと。(トップ下は)ちょっとやりやすかった。今後につながる」とコメントした。確かに、自分で一番「やりやすい」と話すトップ下(攻撃的MF)でのプレーにはみるべきものがあった。が、負けは負け。依然としてリーグ戦では助っ人らしい仕事を一度もしていない。

 昨年末にはスペインでも退団説が浮上し日本復帰のうわさも出たが、中村自身が「これからのことをスペインで考える」と否定した。

 一方、エスパニョール関係者は放出こそ否定したが、「中村は入団してからの4カ月間で、『とにかく“走れない”選手』との烙印(らくいん)を押された」と証言。「スコットランドリーグでは確かにいいプレーやフィジカルの強さをみせていたが、スペインリーグのレベルには中村はなかったということだ」とまで断じた。

 別の関係者も「スペインでは、インテル時代から走らないダメ選手といわれていたイブラヒモビッチだって、そしてあのカカも、イタリア時代よりは走りまくっている。中村にはそれが足りない」と中村の体力のなさを指摘している。

 エスパニョールにとっては鳴り物入りで獲得した大物助っ人である。昨年6月に中村の加入が決まった際には、800万ユーロ(約9億円)の経済効果を生むという報道があった。けれども今のままでは、経済効果は半額にも届かず、大赤字必至の不良債権選手になってしまう。中村自身があえて希望して初めてつけたというひとけたの「7番」のユニホームも、「もちろんさっぱり売れていない」(関係者)。また、指揮をとるポチェッティーノ監督も「中村は思った以上に時間がかかっている」としびれを切らし、20代の若手選手起用に踏み切っているのが現状だ。

 そこでエスパニョールは、中村再生計画を遂行することになった。日本人のフィジカルコーチおよび通訳との契約に踏み切る。中村の不振の要因を体力不足と判断し、今回契約を考えている日本人フィジカルコーチへ託したい考えだ。

 周囲のスタッフを母国出身者で固めるのは、プロ野球巨人の年俸6億円の韓国人助っ人、李承ヨプと同じパターンだ。李は07年から4年総額30億円の超大型契約を結んでいるが、大不振や故障に見舞われ続けている。巨人は韓国人の通訳、プルペン捕手、打撃コーチと契約してメンタル面を中心にケアし、なんとか面目を保とうとしている。

 中村がチームから差し伸べられるさまざまな愛の手に応えられない場合は、いよいよW杯どころではなくなる。(夕刊フジ編集委員・久保武司)


関連ワード:
中村俊輔  スペイン  エスパニョール  韓国  不良債権  

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