実践 DTM・楽曲制作 基本編 10
さてさて、「Cubase 5」を手に入れたし、
ココから遠慮なく本格的に「音楽を創ること」に関しての説明をしていきたいと思います。
・・・の前に、、、、、、
「環境、揃ってますか?」という問題が先に立つことになります。
これは私も常々気にしている部分ですが、コレを崩す事は、自分の音楽を崩す事に直結します。
この部分だけは、本当に心して構築していただきたいものです。
「それって何なの?」という疑問も沸くと思いますが、簡単に言えば、所謂「モニター環境」です。
※モニター:音を確認する環境そのもの=スピーカー・ヘッドホンなどの環境
自分で作った曲を、自分が確認する。。。自分の耳で確認しながら作る。。。
・・・・・・まぁ、当たり前の話ですね。
でも・・・もし「その【確認する環境そのもの(あなたが確認している、あなたが作った音】」に
【間違いがあったら】、、、≪間違っていないのに間違っているように聞こえる≫ ≪間違っているのに間違っていないように聞こえるような環境≫だったら、どうしますか?
そこで「あなたの音楽」は意図しないものになってしまいます。
自分が創った音と、違う音が相手に聞こえることになります。 自分の伝えたい表現が、違う形に聞こえることになります。 細かい所まで突き詰めると、そこから大問題です。
自分が「○○だと思って創ったのに」、相手からは「××に聞こえる」と言われる。
そんな「明らかな相違」を生むことになります。これでは「実力がある・ない」以前の問題になります。
・・・というわけで、音楽館、基本編、専門知識の回の第一弾のテーマは≪モニター環境の適切化≫です。
自動でエコー(ミディアムディレイ+弱リバーブ+微弱コーラス)などのエフェクターを
掛けてくれるから「良い機材」というのは、かなりの誤りです。 (車の音楽再生環境では、もはやそれが主流になってしまっていますが、、、、、、 ある意味悲しく感じますけどね。。。)
そこで「モニター」を観察してみると「ヘッドフォン」という人が多くなります。
なぜなのか?
その答えというのは「ディレイの必要性の有無」にあります。
スピーカーを直接耳に当てていれば、個人差による左右の耳の聞こえの違いはあっても、 距離の違いはありません。しかし、スピーカーの場合、「左右の設置場所の違い」や、 「自分の部屋の大きさ・音の反射の関係」や、原音に変化を加えてしまう様々な問題を含んでおり、 例えば「配置を間違える(微妙にセッティングを間違えている)」と、その分だけズレたりします。 それらの問題を解決する必要が出てきます。
ヘッドフォンにすれば、それらの問題を一気に解決する事が出来るのです。
ヘッドフォンに関しては「作る立場」であるならばこそ位相や定位は重要なファクターですから、 これはヘッドフォンに勝るものはありません。 耳に直接、原音に忠実なスピーカーを当てているようなものですから非常に正確です。 (DTM板の方々曰く、機種・メーカーによって、多少の違いはあるとの事ですが)
ヘッドフォンに関してはレコーディングスタジオ等でエンジニアが多く使っているのは
2万〜3万円程度の製品であり、決してさほど高いものではありません。 上級者〜プロでもそのくらいの価格帯のものですから、初心者の方ならもう少し安くてもいいかもね。
自分はDENONファンなのでDENON商品から紹介させて頂きますが(^^;
コチラなんかお勧め。
ただ、ヘッドフォンを使う上において注意しなければならないのは、
あまりにも大きい音量を「人間の耳に向かってゼロ射撃」してしまえば、鼓膜を痛めてしまいますし、 10年後にその人が難聴になる可能性もあります。(その場で症状が出ずに、十何年も後から出るらしいです) 現に、耳に大音量を流しながらライブをしなければならないアーティストは難聴になる人が多いです。
(デシベルの規制に関しても、それが原因で現行の100デシベルから下げる事に決定されました。
※殆どの人が、近頃「イヤホンで音楽を聞いて」おり、その関係によって難聴者になる現象を防ぐために 音量を今までより下げてから出荷される事になります) ヘッドフォンの使用時は爆発的な音が鳴らないようにだけは留意しておいた方が良いのかもしれません。
またスピーカーを使用してモニターする場合は、あらゆる環境や様々なスピーカーの種類などを考慮して、
複数の経口の違うスピーカーでモニタリングするようです。ちょっとややこしいですね。
大切なのは音楽を作るという上での基本は知識にせよ道具にせよ、
「前準備・最低限必要なものを揃えることを怠らない」ことです。 それらは、必ずあなたの耳の支えとなったり、 あなたが力を発揮するための支えとなってくれることでしょう。
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