UFC参上“火の玉ボーイ”五味が決意語る
世界最強、パウンド・フォー・パウンド、世界トップクラスと目される男がUFCに登場する。“ザ・ファイヤーボール・キッド(火の玉ボーイ)”五味隆典(31)がUFCと契約を果たし、オクタゴン初登場がこの2010年に実現することとなった。
五味のUFC参戦は、現地2日(日本時間3日)に開催されたUFC108PPV放送内で発表された。「世界最強の舞台で戦うことなくキャリアを終えたくはなかった」と決意を口にした五味。「オレに火をつけるものであれば、何でも挑戦したい。今のオレの挑戦は、UFC王者になることだ」
元PRIDEライト級、修斗ウェルター級チャンピオン、神奈川県出身の五味は、01年に佐藤ルミナを下し修斗王者を奪うと、キャリア11年を国際舞台のトップで送っている。
特筆すべきは常にMMAのトップであり続けていること。五味はその高いレスリング能力と両拳に一発KOのパワーを秘め、名だたるトップファイターとの激突で数々の名戦を演じてきた。04年にはPRIDEデビュー戦でジャドソン・コスタを破り、その後PRIDE史に残る連戦連勝を記録。ハウフ・グレイシー、ジェンス・パルヴァー、川尻達也、ルイス・アゼラード、デビッド・バロンらを下すPRIDE通算13勝1敗1NCに、05年ライト級グランプリではPRIDEライト級王者となった。
PRIDE後は6戦4勝、通算では31勝5敗1NCとし、五味はUFC挑戦に目を向けた。
「PRIDE、戦極とメジャー団体との契約が終わり、オレは修斗王者(中蔵隆志)と戦った。そしてつい先日には、VALE TUDO JAPANに参戦、ちょうど新たなチャレンジを求めていた。正直体力的にはピークの年齢になってきた。AKA(アメリカン・キックボクシング・アカデミー)ジムでのトレーニングも、キャリアに変化をもたらす大きなモチベーションになったよ」
UFCではライト級の世界トップファイターに挑戦を挑むことになる。五味はこの挑戦に非常に前向きな姿勢を見せ、また、UFCに在籍するファイターへのリスペクトも高い。
「BJ・ペンは当然のことだが、みんなのレベルが高いと思う。BJのファイティング・スピリッツには学ぶところが多い」と語る五味だが、ペンとはさかのぼること7年、03年に3Rでサブミッション負けを喫した経緯がある。
「正直、彼は目標としている選手。今後もトップでいられるか、ファイターとして最大のチャレンジとなるだろう。もちろん王者になることには大きな意味があるが、それはまだまだ先のゴール。当面の目標はUFCファイターとしての地位を確立して、アメリカのファンの前で戦い続けること」
ここ数試合の状況と彼の上を目指す姿勢を見ても、まだまだ五味に衰えという言葉は早過ぎる。
「この年齢になると、今まで以上にハードなトレーニングをしなければならない。ただそれさえ出来れば、あとは上だけ向いて登っていくだけだ。オレは60になっても戦っていたい、矢沢永吉みたいにね」
「アメリカへの挑戦を応援してるファンも、日本で戦うことを希望するファンもいるのは事実だ。ただ唯一アメリカに行くことにためらいがあるとすれば、母が試合に来れないって文句を言うぐらいかな(笑)。日本のMMAは若い選手が盛り上げてくれる。石井(慧)とかね。俺は世界中のファンを沸かせたいんだ」
世界へと目を向けた五味、彼を知らないアメリカのMMAファンにはこう自らのスタイルを説明した。
「(ボクサーの)マニー・パッキャオをイメージしてくれればいいかな。とにかく前へ前へ連打の嵐を見舞うよ」
2010年、UFCライト級がにぎやかになりそうだ。(記事提供:UFC公式モバイル)
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- UFC参上“火の玉ボーイ”五味が決意語る [ 01月04日 10:48 ]