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平成20年
No. 365
○病院副院長 樋田哲夫教授が逝去・・・・・・・・・・・・2
○大学の新体制スタート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
○年度所感 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
○平成20年4月杏林大学入学式 ・・・・・・・・・・・・・・・・7
○平成20年3月杏林大学卒業式 ・・・・・・・・・・・・・・・・8
○新任教授紹介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
○定年のご挨拶 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
○新入職員のみなさまへ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
○公的研究費の処理で会計検査院から厳しい指摘・・・14
○平成20年度入試を振り返って ・・・・・・・・・・・・・・15
○キャリアサポートセンター 就職状況・19年度事業報告・・・16
○保健学部嶋津教授の研究グループ「新機械振興賞」受賞 ・・・18
○第4回同窓保健師交流会を開催して ・・・・・・・・・18
○第3回ツインズマーケットを開催して ・・・・・・・19
○別科修了式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
○整形外科丸野助教米国骨代謝学会から表彰 ・・・20
○図書館情報リテラシー教育環境の整備・・・・・・・21
○病院ホームページのリニューアルにあたって・・・・・・・21
○本院の医師と看護師救助救急演習に参加・・・・21
○看護部自衛消防訓練を実施・・・・・・・・・・・・・・・・・22
○衆議院と憲政記念館見学ツアーを実施・・・・・・・22
○2月の理事会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
○各種助成金 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
○寄付金・物件寄付申込者芳名 ・・・・・・・・・・・・・23
○第37回日本脊椎脊髄病学会のご案内 ・・・・・・・・23
○教職員メディア情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
www.kyorin-u.ac.jp
会報
3・4月
合併号
八王子だより
文化・スポーツ
三鷹だより
その他
杏林大学入学式

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病院副院長 樋田哲夫教授逝去される
2月26日(火)の朝、食道がんのため逝去された本院副院長の樋田哲夫眼科
教授の告別式が3月1日(土)、新宿区南元町の千日谷会堂にて盛大に行われま
した。この日の告別式には、日本眼科学会をはじめとした学会や産業界、そ
して本学と慶應義塾大学の教職員などの関係者約500人が参列しました。
そして本学の松田博青理事長が樋田教授の業績を称える追悼の辞を述べた
後、眼科学教室の平形明人教授が時折涙で声をつまらせながら哀悼の言葉を
述べ、参列者全員の涙を誘っていました。前日に行われたお通夜には約800
人の方々が参列して樋田教授との別れを惜しんだほか、全国からも樋田教授
との別れを惜しむ声が多数寄せられました。
ここであらためて樋田教授のご冥福を心からお祈りいたします。
弔 辞
謹んで樋田哲夫先生の御霊にお別れの言葉を申し上げます。
先生は、去る2月26日病のため亡くなられました。59歳の若さであります。今、在りし日の先生を偲ぶ時、
学者としてまた臨床医として、これから人生の大きな華が咲かんとしていた矢先であり、病に抗し切れなか
った無念の胸中は察するに余りあります。
先生は、昭和48年慶應義塾大学医学部を卒業し、ドイツのエッセン大学、アメリカのデューク大学への留
学を経て、昭和61年8月に杏林大学に赴任されました。
平成6年6月からは教授として、また平成18年4月からは付属病院副院長として、学生の教育、医局員の研究
及び臨床の指導はもとより、御自身も眼科医として多くの患者の病苦を救うために、日夜全力を傾けられ、
加えて病院の運営にも多大な御尽力を頂きました。同時に学者として先生が日本眼科学会、日本眼科手術学
会の理事長を始め数々の学会の役員を歴任され、日本の眼科学及び眼科医療の発展向上のために多大な貢献
をされました事は、私共の良く知る処であります。それ故に本学教職員にとりましても、大切な仲間であり
大きな星であった先生を失った寂しさを今しみじみと感じております。
この世における人生は、為し遂げたかった多くの事が未完成に終る短くはかないものでありますが、それだけに
共に語り共に過ごした日々の想い出が胸に残ります。
先生のこれ迄の私共に対する御厚情に重ねて御礼を申し上げますと共に今は只、肉体的苦痛から開放され
た先生に新たな永遠の生命と安らかな憩いがあります様にお祈り申し上げます。
また先生が天上から引き続き令夫人・御家族の皆様を見守り、併せて私共の進むべき指針を与えて下さる
事を願い、杏林大学関係者一同と共に謹んで弔辞を捧げます。
平成20年3月1日
学校法人杏林学園
理事長 松田 博青
追悼文
樋田先生、先生が亡くなられたことを、まだ信じられない気持ちでいっぱいです。大学でも学会でも、中
心的な存在として活躍されており、これからもまだまだご指導いただくべきことは多かったのに、余りにも
早すぎる死でした。先生に教えを受けた私たちにとって、先生は偉大な教師であると共に、厳しさと慈愛に
満ちた兄あるいは父親のような存在でありました。
先日、先生の主治医であった東海大学の幕内教授から先生の闘病経過を伺いました。樋田先生は食道癌の
中でも非常に悪性度の高い腫瘍が昨年8月に発見され、化学療法に始まり、大手術、放射線療法のすべての治
療を受けられました。先生は昨年の末にはご自分の病状を全て知らされていたとも伺いました。奥様や家族
の皆様、それに私たちに気遣って、まるでご自分は何も気づいていないように振舞っておられました。最後
には、全身に転移し、呼吸も苦しかったでしょうに、それを周囲に気づかれないように2月26日午前9時52分、
一瞬に逝ってしまいした。
慶應義塾に普通部から学ばれた樋田先生は、慶應義塾高校では応援指導部、医学部では馬術部に所属しま

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した。故植村恭夫慶應義塾大学眼科学教授の第一回生として眼科医としてのスタートをきり、慶應眼科で活
躍し、角膜格子状変性 type3 Hida diseaseの発見者にもなりました。その後、米国Duke大学の硝子体手術
創始者Machemer教授の下に留学し、2年間で20編の一流学会誌の原著に関与したことは、Duke fellow史の
伝説の記録となりました。杏林大学に赴任してからは、専門の網膜硝子体部門を中心に驚異的に手術件数、
患者数を増加させ、多くの弟子を育成し、ついにアイセンターを立ち上げました。若くして日本眼科学会理
事長や手術学会理事長を務め、大阪大学田野保雄教授らとともに日本眼科学会や手術学会を海外から注目さ
れるような存在に引っ張って下さいました。偶然乗ったタクシーの運転士さんに、杏林は眼科がいいですよ。
なんていわれると誇らしくなるのですが、これも先生のおかげでした。アイセンターには、日本のみならず
世界中から樋田先生のもとで学びたいというfellowが集まり、彼らが母国や母校に戻って活躍しているのを非
常に喜んでいらっしゃいました。
先生が愛した阿佐ヶ谷の鮨屋「千章」で友人になられた作家の村松友視さんが、先生について、「悠然とし
ているのにせっかちで、心やさしくもきびしく、憮然たる風(ふう)をよそおいながら、周囲の人々に独特の
気遣いを向けられるお人柄。そして、患者さんは、何とも不思議な安心感につつまれ、病をなおそうという
気力を手品のように与えられるのだ。」と先日お持ちくださった追悼文の中に表現してくださいました。
先生は物真似が上手でした。噺家の彦六師匠から医局員や海外の先生方、道行く人までを真似して、周り
をなごませてくれました。これは先生のユーモアと観察眼の鋭さによるものと思います。患者さんに対して
も、眼を診るだけでなく、話しながら、その人となりを観察し、その人にあった説明をされていました。医
局員も多様な人材がいるのですが、各人にとってそれぞれの本当の幸せは何かを考えて指導して下さってい
たように思います。まさに多様な価値観を受け入れる余裕のある最高の師でした。そして、小唄やジャズや
三味線、落語を愛する粋な江戸っ子でした。おしゃれで、照れ屋の慶應ボーイでした。
今年はアイセンター10年目です。秋には日本臨床眼科学会の主催を杏林眼科がいたします。教室も同門会
も先生を中心に一丸となり、先生が会長として挨拶してくださる日を楽しみにしていましたのに、本当に残
念です。心の中にポッカリと空洞ができたように寂しいです。しかし、先生が亡くなり、先生のお声が聞け
なくなってから、樋田先生の声やお姿が不思議と以前よりそばにあるようにも思えるのです。体という器が
なくなったからこそ、先生が光のようにご家族や私たちを包み、私たちの中に入り、身近におられるように
も思えるのです。
いつまでも先生、私たちと共にいてください。私たちを見ていてください。先生と共に歩んできた道をつ
なげて広げるのが弟子の務めです。教室員一同、先生の精神の下で頑張ります。そして、天国で、おしゃれ
して、小唄やジャズを思いっきり楽しみながら、応援指導してください。
先生に感謝を込めて、心からご冥福を祈りあげます。
平成20年3月1日
杏林大学医学部眼科学教室
教授  平形 明人
外国からの弔電
Robert Machemer (ロバート・マカマー)Duke(デューク)大学名誉教授、硝子体手術の創始者
「哲夫が重病であったことを知らず、訃報にショックを受けました。哲夫は皆から愛されていたので、皆が深
く悲しんでいます。私は彼の静かな笑顔が大好きでした。そして、彼のプロフェッショナルな能力を尊敬し
ていました。彼は、すばらしい教育者であるゆえ、特に教え子にとって、かけがえのない先生でした。心よ
り哀悼の意を表します。」
その他にも  
Gordon K. Klintworth (ゴードン・クリントワース)デューク大学病理学名誉教授、Einer Stefansson(アイ
ナー・ステファンソン)アイスランド大学前学長、Stanley Chang(スタンレイ・チャン)コロラド大学主任
教授、Hilel Lewis(ヒレル・ルイス)クリーブランド大学主任教授、Brooks McCuen(ブルックス・マックイ
ーン)デユーク大学教授 など米国、欧州、ブラジル、インド、中国などから多数のお手紙が届きました。

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大学の新体制スタート (大学役職者名一覧)
4月になり、新入生とともに新たな教職員を迎えま
した。心より歓迎いたします。
今日、医学医療を巡る多くの議論がなされておりま
す。特に医師の不足からくる多くの問題は、医療崩壊
の引き金ともなるものであり、国民の関心も極めて高
いものです。当然のことですが、医師の数だけではな
く質も重要なことです。私たち杏林大学医学部は、良
医を育成していくことを目標としていますが、今年度
もこれに向けて更なる努力が必要となりましょう。本
年から新入生のオリエンテーションを充実させるべく
討議を重ねて参りました。その結果、新入生のオリエ
ンテーションを3日連続して行ない、内容も医療関係
者の話だけでなく、患者さんの側からも講師をお願い
する等大幅な変更がなされました。“鉄は熱いうちに
うて”との格言もあるように、新鮮な感覚を持った新
入生が、よりよき医師への道を歩むためのfirst stepと
なると期待されます。
昨年より本格的に導入された共用試験(CBT)や、
客観的臨床能力試験(OSCE)は学生の臨床能力を高
めるものとなりますが、その実施に関しては教職員の
方々の並々ならぬご尽力が必要です。
大学院については、いわゆる社会人入学制度を実施
するための準備が始まります。さらに、高度専門医養
成制度についても検討をしなければなりません。
また、本年度は教務部長が伊藤教授から渡邉教授、
学生部長が藤岡教授から佐藤教授にかわりました。前
任者のご努力に感謝するとともに、新しい方々の今後
の活躍を期待しております。
医学部には多くの課題が山積しておりますが、一つ
一つを着実に解決していきたいと考えております。教
職員の皆様のご理解とご協力をいただきながら、すす
めていく所存ですので、何とぞよろしくお願いいたし
ます。
年度所感
医学部長/大学院医学研究科長
跡見 裕
医学部長・大学院医学研究科長
跡見 裕
保健学部長・大学院保健学研究科長
大瀧純一
総合政策学部長・大学院国際協力研究科長
松田和晃
外国語学部長
赤井孝雄
医学部教務部長・大学院医学研究科教務担当
渡邊 卓
保健学部教務部長
丘島晴雄
総合政策学部教務部長
小野田欣也
外国語学部教務部長
塚本 尋
医学部学生部長
佐藤喜宣
保健学部学生部長
加藤英世
総合政策学部学生部長
原田奈々子
外国語学部学生部長・学長補佐
黒田有子
総合情報センター長
笈川博一
キャリアサポートセンター長
武田耕一
付属病院長
東原英二
看護専門学校長
後藤 元
付属図書館長
神谷 茂
国際交流センター長
本田弘之
入学センター長
岸 邦和
保健センター長
照屋浩司
学長補佐
伊藤泰雄
大学院保健学研究科教務担当
小池秀海
大学院国際協力研究科教務担当(国際開発専攻) 阿久澤利明
大学院国際協力研究科教務担当(国際文化交流専攻) 原田範行
大学院国際協力研究科教務担当(国際医療協力専攻) 高坂宏一

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保健学部は建学の精神である「真・善・美の探究」
という大きな理念を基に、健康をテーマとして、社
会の要請に応えられる優れた人材の育成を目指して
おります。幸いなことに卒業生の評価は非常に高く、
社会の要請に十分応えていると思われます。今年度
も多くの受験生が集まり競争率も高くなりましたが、
その大きな要因の一つに卒業生の様々な分野での活
躍が挙げられ、本学部の評価が高まっていることが
大きいと思います。
現在、臨床検査技術学科、健康福祉学科、看護学科、
臨床工学科、救急救命学科の5学科に分かれておりま
すが、来年度は看護学科が三鷹キャンパスに移転する
ことが決まっております。今年度は看護学科だけでな
く、学部全体が大いなる飛躍を求めて動き出すことと
なり、新しい世界に向けての助走段階になります。4
月から新たに加わっていただいた教員、職員共々力を
合わせて、一歩ずつ進んで行きたいと思っております。
この1∼2年様々なメディアで報道されていますよ
うに、少子化の影響で大学全入時代と言われており
ます。本学を取り巻く環境も決して予断を許すよう
な状況ではありませんが、このような時こそ教職員
が一致団結し、新しい時代にふさわしい学部を築い
ていきたいと思っております。今年度も本学部への
ご支援のほど、宜しくお願い申し上げます。
年度所感
保健学部長/大学院保健学研究科長
大瀧 純一
総合政策学部長ならびに大学院国際協力研究科長を
拝命し、その任の重さに身の竦む思いですが、教職員
の皆様のご協力を得て、微力ながら任務を全うしたく
存じます。
総合政策学部は、現代社会のトレンドを鋭く分析し
ながらミクロとマクロの両方の社会的要請に応える人
材の育成を目指していますが、特に、初年次教育の強
化による中途退学の予防に重点を置くとともに、公務
員試験や簿記検定などの対策を強化したカリキュラム
編成を行って、入学から卒業までのきめ細かい指導を
実現しております。
また大学院国際協力研究科は、広く国際的な視野に
立って海外との友好的協力関係の維持・発展に寄与し
うる高度な能力を持った人材の養成を目的とし、国際
言語コミュニケーション専攻設置の準備や研究成果を
社会に公開・還元する機会のさらなる増加などを推進
しております。
御陰様で今春の入試受験者数は前年を上回りました
が、常に社会的要請や学生のニーズに応じた新たな試
みを重ねつつ、ひろく社会に存在を主張していくこと
が、評価を一層高めるための最上の策であると考えて
おります。そして学部と大学院、この両者の有機的か
つ効果的な協力関係こそ、今後の発展に欠くべからざ
るものと位置づけ、相互に補完・活用しうるような具
体的プランの策定と実行を、積極的に推進しようと考
えておりますので、なにとぞご支援を賜りますようお
願い申し上げます。
就任にあたり
総合政策学部長/大学院国際協力研究科長
松田 和晃

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外国語学部は今年設立20周年を迎えました。英米
語学科・日本語学科・中国語学科の3学科でスタート
した学部も、その後、外国語学科の1学科制に移行し、
2006年より、現在の英語学科(英語ビジネスコミュ
ニケーションコース・英語教育コース)、中国語・日
本語学科(日本語教育学コース・中国語ビジネスコ
ミュニケーションコース)、応用コミュニケーション
学科(表現メディアコース・観光文化コース)から
なる3学科6コース制に姿を変えてきました。時代や
社会の要請、そしてなによりも学生諸君のニーズに
応えるべく、学部は変化し続けてきた訳ですが、「外
国語の習得を通じて・・・異文化の垣根を越えて相
互に理解し共存できる人間性そのものを陶冶し、」真
の国際人を養成するという根本理念は20年前と少し
も変わるものではありません。
生き残り、全入時代といった言葉で象徴されるよ
うに、学部の置かれている状況は「厳しい」の一言
に尽きるでしょう。しかし、この20年間学部が維持
してきた理念と実績に誇りを持ち、浮き足立つこと
なく腰をすえて、教育に取り組むことが何よりも肝
要だと考えます。そのためには、学習目標の設定と
その成果の検証、学生の視点にたったきめ細かな教
育、社会人力の養成、導入・初年次教育による高大
連携などが重要課題であると認識しています。
外国語学部長を拝命するにあたり、その責任の重
さに身の引き締まる思いです。教職員の皆様のご教
示、ご協力をいただきながら、鋭意努力をしていく
所存ですので、どうか宜しくお願い申し上げます。
就任にあたり
外国語学部長  赤井 孝雄
この度看護専門学校の学校長を拝命致しました。
大学では、第一内科で呼吸器病学を担当しておりま
す。昨今、巷では、「医療崩壊」という言葉が現実の
ものとして語られている、その時においての就任で
あり、身が引き締まる思いがしております。
さて、杏林学園におきましては、来年度から保健
学部看護学科が三鷹キャンパスに移転する予定とな
っており、同じキャンパスで教育が行われることに
なります。これを、看護教育において、杏林学園の
医療資源を有効に利用できる機会と捉え、お互いの
協力を通して、看護専門学校のますますの発展に結
びつけられればと考えております。
また来年度、平成21年は、本校のカリキュラムが
全面的に刷新される年にも当たっております。医療
内容の急速な進展、あるいは、かつて経験したこと
のない高齢化社会の到来を背景とし、看護教育にお
いても新たな時代への対応が強く求められている状
況に基づいたものであります。幸い新カリキュラム
については、前任の呉屋朝幸校長のご尽力により、
その作成が順調にすすんでおります。その骨子に肉
付けを進め、昭和50年の開校以来、33年に及ぶ輝か
しい伝統の上に、杏林学園ならではの看護専門学校
としてさらに評価を頂けるよう力を尽くして参りた
いと存じます。そのためには、皆様のご指導、ご鞭
撻が不可欠であります。お力添えのほどどうぞよろ
しくお願い申し上げます。
就任にあたり
医学部付属看護専門学校長  後藤 元

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平成20年4月杏林大学入学式
杏林大学入学式が4月6日(日)、三鷹キャンパス・
松田記念館で行われました。本学はこの春、大学院
が医学研究科10人、保健学研究科17人、国際協力研
究科32人、学部が医学部95人、保健学部357人、総合
政策学部342人、外国語学部327人、それに看護専門学
校108人の、合わせて1288人を新たに迎えました。
式では、松田和晃総合政策学部長の学事報告に続
き、松田博青学園長・理事長が「皆さんが将来活躍
する場である社会は、中身の充実した人を求めてい
ます。私どもは皆さんのさまざまな活動に対し、で
きる限りの支援をしていきたいと思っております。
皆さん方が学生生活を充分に楽しみながら、かつ自
分の中身を充実するよう努力されることを期待して
います」と新入生を歓迎しました。
つづいて長澤俊彦学長が「今の日本はなんとなく
閉塞感が漂い、ともすると自己中心的に過ごしがち
の世の中で、皆さんぜひ利他的、すなわち自分以外
の人たちのことを思いやる心を持って学生生活を送
っていただきたいと思います。」と式辞を述べました。
また教職員を代表して、金田一秀穂外国語学部教
授が「本当のことというのは、とても小さな声で語
られているということを覚えておいてください。そ
して、その小さい声を聞き分ける能力をこの大学で
学んでください。我々はそのお手伝いを一生懸命し
たいと思います。」と祝辞を贈りました。閉式後、新
入生たちはキャンパス内に咲き誇る桜を背景に御両
親などと一緒に記念撮影を行うなど、入学の喜びを
分かち合っていました。
松田博青学園長・理事長式辞
中国・韓国・ベトナム・台湾からの留学生62名を
含めまして、今年も新しい学生をこの学校にお迎え
できたことを嬉しく思っております。
この学校は1966年、松田進勇によって創設されま
した。その建学の精神は「真・善・美の探究」であ
ります。この解釈につきましてはいろいろあろうか
と思いますけれども、私は学問をして、人の為に尽
くすことだろうと思っております。
現在この学校は、大学院に3研究科、大学に4学部
11学科、それに付属の専門学校を擁し、院生・学生
総数はおよそ5千人強であります。私どもは、皆さ
んをこの学校にお迎えして、まず皆さんと一緒に今
までの方々が苦労して積み重ねてこられた真理・学
問・作品・技術・学説等々を共に学び、可能であれ
ばそこに新しい1ページを加えたいと思っておりま
す。また一方で、皆さんは数年後には社会に出て活
躍するはずであります。皆さんを受け入れる社会は、
皆さんが学生時代に勉強の傍ら、自分の中身を充実
してから社会に来るように求めております。そのた
めに社会は皆さんに、社会人よりもはるかに多くの
自由な時間を与えているはずであります。自分の中
身を充実するためには、例えば自分でものを考え、
自分の意見を自分の言葉や文字で表現する、或いは
自分の学んでいる分野とは違う作品に接する、或い
はコンピュータ等を含めた機械類の技術を学ぶ、或
いは語学その他の検定試験を受けて資格を取る、或
いはボランティア活動をする等々、さまざまであり
ますけれども、私どもは皆さんが自分の意志でそう
した活動をする場合には、できる限りの支援をして
いきたいと思っております。
皆さん方が学生生活を充分に楽しみながら、かつ
自分の中身を充実するよう努力されることを期待し
て私の歓迎の挨拶と致します。
長澤俊彦学長式辞
留学生63名、社会人入学17名を含む大学院3研究科、
4学部、看護専門学校に入学された皆さん、杏林大学
は皆さんを心から歓迎します。
杏林大学は1966年に故松田進勇先生によって開設
されました。私立の学校にはすべて建学の理念があ
りますが、本学の建学の精神は「真・善・美の探究」
です。真とは真摯な態度で学問すること、善とは倫
理観の高い人格形成を育むこと、美とは美しい生き

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方を追及することです。この建学の精神を堅持しつ
つ、21世紀型市民として相応する人材を育成するこ
とが杏林大学の教育理念です。
大学院に進まれた皆さん、本学は高度専門職業人
の養成を主眼にしています。夫々の選ばれた指導教
員のもとで目的を達成されることを希望します。4学
部、看護専門学校に入学された皆さんには三つのこ
とを実践していただきたいと思います。第1は絶え
ずグローバルな視野に立って学問することです。第2
は学習成績の向上は出席率と平行します。全出席を
心がけることです。第3は学歴よりも学習歴が重視さ
れる時代です。どこの大学のどの学部の出身である
という肩書きよりも、どこの大学で何の学位を取得
したかが社会から問われることを念頭に置いて学問
することです。ちなみに本学学部では八つの学位を
用意しています。
今の日本、特に都市部で生活していると、ともす
ると自己中心的に物事を考えて行動しがちです。入
学生諸君はぜひ利他的、すなわち他人を思いやる心
で物事を考えて行動し、三鷹、八王子キャンパスで
充実した楽しい学生生活を送っていただくことを願
います。
平成20年3月 杏林大学卒業式
暖かく穏やかな日和となった3月18日(火)午前11
時から杏林大学卒業式が八王子キャンパス 松田記念
館で行われ、学部・大学院を修了した1090人に学
位・卒業証書が授与されました。この日卒業式に臨
んだのは、医学部83人、保健学部239人、社会科学
部・総合政策学部328人、外国語学部300人、医学部
付属看護専門学校83人、医学研究科20人、保健学研
究科8人、国際協力研究科29人です。会場は袴姿の女
子学生やスーツ姿の男子学生で一際華やいだ雰囲気
となり、2階の観覧席からは教職員やご父母が卒業生
の門出を祝いました。
式では松田博青学園長・理事長が「混沌とした社
会の中で、皆さまが生きていくためには、溢れる情報
を取捨選択する知恵と辛くとも投げ出したりしない根
性が必要です」と卒業生を激励しました。続いて長
澤俊彦学長は、卒業生がこれから社会で活躍するため
に「3つのC(communication、compliance、challenge)」
を実践してほしいとメッセージを送りました。
松田博青学園長・理事長式辞
この学校の所定の課程を経て、社会人としての新
しいスタート台に立つ皆さまに、まずお祝いを申し
上げます。
皆さまがこれから活躍する社会は、学生時代の社
会と大きく異なっています。皆さま方の態度・身な
り・言動その他は全て個人の責任に帰せられるとこ
ろであります。これからの社会は一言で言えば不透
明で何が起こるかわからないような社会であります。
国内では物価・原油の上昇、あるいは親族間の殺人
事件等々が多発しており、また海外では暴動、テロ、
金融不安、環境汚染等々が頻発しております。こう
した混沌とした社会の中で、皆さまが生きていくた
めには、それなりの知恵と根性が必要です。現在、
マスコミ、新聞、週刊誌、雑誌あるいはインターネ
ット等々から山ほどの情報が溢れ出ております。こ
れらの溢れる情報の中から、自分に必要なもの、大
事なもの、正しいものを取捨選択して、それを活用
する知恵が必要です。
また、社会は学生時代と異なり、嬉しいことや喜
ばしいことよりも、辛いことや苦しいことの連続で
す。このような時に皆さん方が安易に近道を探した
り逃げ出したりせずに、歯を食いしばってでもその
暗い道を歩みつづける根性が必要です。このことに
よってやがて光が見えて来るのです。
皆さま方が自分を信じて、自分を頼りにして、努
力をして、やがて一定の年月が経ちますと少しゆと
りが出てきます。このときに皆さま方は、自分たち
がいかに恵まれているか、自分たちより恵まれない、
弱い人々がいかに多くいるか 気が付くはずです。こ
のときに皆さま方が手を差し伸べることができる、
これが社会が最も必要とする人材です。
皆さまが自分の健康に留意して、精一杯活躍して、
最終的に社会が求める人材に成長することを期待し
て私の挨拶と致します。

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長澤俊彦学長式辞
杏林大学大学院3研究科で博士、修士、4学部で学
士の学位記、看護専門学校で専門士の卒業証書を取
得され、本学を巣立って行く1090名の皆さまの門出
を心からお祝い申し上げます。
21世紀の社会は何大学の何学部を出たかという学歴
ではなく、何の学位を取得したかの学習歴に価値がお
かれる時代です。今日皆さまが手にした卒業証書を見
て、自分の得た学位の重みを充分にかみしめて下さい。
皆さまがこれから出てゆく社会は政治、経済、その
他のあらゆる分野で国の内外ともに極めて厳しい状況
にあります。このような社会情勢の下で組織に入って
新人として活躍してゆくのにどの分野にも共通する大
切なことは何でしょうか。それは英語のCの頭文字で
始まる三つのことを実践することだと思います。第1
はcommunicationの徹底です。たとえば、今の医療は
チームワークです。患者さんとのみならず、職種の異
なる医療スタッフ間のcommunicationが円滑でなけれ
ば重大な医療ミスにつながりかねません。第2は
compliance、すなわち法令順守の精神を尊重すること
です。平たく言えば、社会生活を行ううえのルールを
守ると同時に法令をきちんと守って行動せよというこ
とです。法令順守は決して管理職だけの問題ではあり
ません。Communication,complianceを実践してから
大切な第3のCはchallengeです。ノーベル物理学賞を
受賞した江崎玲於奈博士は新しいことに挑戦するに
は、今までのしがらみ、大先生の権威にのめりこむだ
けでなく、子供のようなあくなき好奇心と初々しい感
性を持ってことに当たれと強調されています。自分は
何をしないと責任を問われるのかではなく、自分は組
織の中の今の立場で何ができるのかを絶えず考えて行
動することが大切です。
ところで、世界では飢えや貧困、感染症に苦しんで
いる人がたくさんいます。それに比べて日本はどうで
しょうか。なんでも手に入る飽食時代で、メタボ、メ
タボと騒がれています。若いときの暴飲、暴食、過度
の喫煙の付けは必ず中年以降にやってきます。超高齢
化社会を迎えた日本では健康を維持して健やかに年老
いてゆかないと自分も周囲の人も、また社会も不幸に
なります。自分の健康は自分でしか守れません。皆さ
まの年齢から健康の自己管理に十分注意してくださ
い。
杏林大学の三鷹、八王子の両キャンパスで培ったこ
とを精一杯活用してこれからすばらしい人生を送られ
ることを切に願います。
平成19年12月1日付けで医学部内科学I(神経内科)教授に千葉厚郎先生が、平成20年3月1日付けで医学部内科
学教授に古瀬純司先生、保健学部臨床検査技術学科教授に潮見泰藏先生がそれぞれ就任されました。三人の先
生の抱負をご紹介します。
千葉 厚郎 教授
所  属
医学部内科学I(神経内科)
生年月日
昭和34年10月12日
最終学歴
昭和60年3月東京大学医学部卒業
抱負
このたび第一内科の神経内科部門の臨床教授を拝命致しました。宜しく御願い申し上げます。付属病院
においては一昨年の8月から神経内科の診療科長を務めさせていただいておりましたが、さらに臨床神経学
の第一人者たるべきとの自覚を持って本学の発展に貢献できますよう努力する所存でございます。
新たな脳卒中診療体制が始動し、現在着実に成果を上げております。当院における脳卒中診療の基本的
なスタイルはほぼ確立されたのではないかと思います。この間の関係の方々の御努力に深く敬意を表しま
昭和60年 東大病院神経内科・内科、昭和61年 公立昭和病院脳神経外科、昭
和62年 東大神経内科入局、昭和63年 日赤医療センター神経内科、平成元年
虎の門病院分院神経内科、平成2年 東大病院神経内科、平成5年 東大医科研
糖鎖生物研究部、平成6年 都老人研糖鎖生物研究部、平成8年 ニューヨーク
大学メディカルセンター薬理学教室、平成11年東大病院神経内科、平成12年
杏林大学第一内科講師、平成14年同助教授。
職  歴
新任教授紹介

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― 10 ―
古瀬 純司 教授
所  属
医学部内科学(腫瘍科)
生年月日
昭和31年7月17日
最終学歴
千葉大学医学部卒業
抱負
このたび内科学の腫瘍科を担当することになりました。日本の医学教育はこれまで臓器・疾患ごとの体
系に行われてきました。その中で各臓器の特徴を基礎にがんを診療・研究するメリットは大きいと考えら
れてきました。きめ細かい診断や外科・内視鏡・放射線インターベンション治療などその典型です。
しかし、最近がんの分野は腫瘍学(oncology)としてすさまじく進歩しており、oncology全体を体系立
てた教育や診療・研究の必要性が高まってきています。特に化学療法の進歩は著しく、有効性も向上した
一方、適応や毒性など益々複雑になってきています。さらに分子標的薬など新しい概念の治療薬も次々と
登場しています。米国では内科学の一部門として腫瘍内科が独立したシステムであり、化学療法の開発や
診療などにその強みを発揮しています。
今回、杏林大学に腫瘍科として化学療法を中心にがん全体を扱う部門が立ち上がり、その責任者として
任を果たす機会を得ましたことは大変光栄であり、また責任の重さをひしひしと感じております。がん診
療は特にMultidisciplinary Teamworkingが必要な分野であり、外科、内科、放射線科、病理など基礎医学、
看護、ソーシャルワーカーなどなど多くの部門の協力によって成り立っています。そのような包括的なが
ん教育・診療・研究の一翼を担えればと考えております。皆様のご協力、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、
よろしくお願い申し上げます。
昭和59年千葉大学医学部附属病院にて研修。その後昭和60年清水厚生病院内
科、昭和62年千葉大学医学部第一内科、平成2年社会保険船橋中央病院内科、
平成4年国立柏病院内科を経て、平成4年7月国立がんセンター東病院の開院
から参加(臨床検査部医員)。平成11年より同病棟部医長。その間、平成13
年9月より1年間、米国トーマス・ジェファーソン大学に留学。
職  歴
す。我々神経内科も引き続きこれに参画し、その更なる発展に貢献していきたく思います。
病院機能評価に向けて各科の診療理念が出されておりますが、私共は「かかって良かったと思える医療
を提供する」といたしました。神経内科は最も多くの難病を抱える診療科の一つです。そのような治療の
困難な病気の方々についても、私共に御相談いただいて何か一つでも「良かった」と思っていただくこと
が出来るような診療を心掛けたく思います。
また、近年の画像・生化学的な病態解析の進歩をふまえて、これからの世代の方にとって神経学がより
魅力あるものとなるよう、教育・研究に努めたく思います。
潮見 泰藏 教授
所  属
保健学部臨床検査技術学科
生年月日
昭和31年1月24日
最終学歴
杏林大学大学院保健学研究科博士課程修了
抱負
現在、臨床検査技術学科に所属し、平成21年4月開設予定の保健学部理学療法学科の設置準備の仕事をし
ております。保健学部は既に医療専門職の教育には伝統と実績がありますが、リハビリテーション医療の
専門職を養成する課程を設置するのはこれが初めてとなります。理学療法士の職域については医療機関は
もとより、地域医療、特に在宅や社会福祉施設にいたるまで幅広く、まだまだその需要は大きい状況にあ
るといえます。一方、近年では理学療法士の養成施設が急増しており、それに伴って、質の低下を危ぶむ
声も聞かれます。杏林大学は理学療法士養成施設としては後発となりますが、既設校に劣らぬ特色ある学
科となるよう努力していきたいと思っております。
皆様のご指導とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
埼玉医科大学附属病院に勤務後、埼玉リハビリテーション専門学校専任教員、
埼玉医科大学短期大学講師を歴任。1997年国際医療福祉大学保健医療学部講
師、1999年同助教授を経て2006年同教授。
職  歴

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― 11 ―
平成20年3月末日をもちまして、定年で学園を去られる先生方に学園での生活を振り返られた感想などをいただき
ました。長きに渡り学園の発展に寄与していただき、ありがとうございました。
定年のご挨拶
定年にあたって
私が杏林大学に就任致しましたのは、昭和46年4月10
日で第2期生が入学した年でありました。当日、先代の
松田進勇理事長先生から辞令を頂戴致しましたことを
鮮明に記憶しております。以来、37年間診療、研究、
教育に従事してまいりました。この間に、学園は急速
な発展を遂げて、今日に至っております。現在では、
創立期の状況を知っている人々も非常に少なくなって
いると考えます。そこで、当時の状況を少し記述させ
て戴き、定年に当たっての詞と致したいと考えます。
当時は、一般病棟用の4階建ての建物が200床程でコの
字型に存在し、それに臨床検査技師短期大学(4階建1棟)
が併設されている状況でした。裏手には木造の2階建て
の精神科病棟の3棟(370床)と結核病棟の1棟(50床)が存
在し、その前方には広い雑草の生い茂る敷地になってお
りました。この様な状況から、漸次新病棟、外来棟、図
書館を含む中央本部棟、・・・の新設・改築を繰り返して今
日の大学の全体像に至っております。
この様な発展を遂げることができたのは、理事長
先生の御指導の下に教職員の皆々様が日々御尽力し
た結果と思います。これからも益々発展していくこ
とと存じます。
長い年月に亘り皆々様に本当にお世話になりまし
た。心から御礼を申し上げます。最後に、理事長先
生を始めとする教職員の皆々様の御健勝と御活躍を
祈念し、退任の御挨拶と致します。
医学部教授  中林 公正(第一内科)
定年を迎えて
1972年に医学部微生物学教室に着任以来、36年もの
長きにわたり、ご指導を賜りましたことにまず感謝申
し上げます。この間、多くの学生と出会いと別れを繰
り返してまいりました。また、多くの教職員の方に暖
かく接していただきました。一つひとつが、昨日のこ
とのように頭をよぎってまいります。
研究に集中できた若かった時代が、一番楽しく思い
出されます。実験動物を相手に、エルシニア症やマイ
コプラズマ肺炎の発症メカニズムの解明に取り組んで
おりました。
1988年に、保健学部に異動となりました。はじめの
数年間は、授業や実験を通して学生と楽しい時間を持
つことができました。ところが、勝目卓朗先生が突然
ご病気になられ、学部長を拝命いたしました。看護学
科が開設された年でした。それから7年半、頑張った
つもりではありますが、多くの方々にご迷惑をおかけ
したことと思います。ご支援に改めて感謝いたします。
大学は厳しい時代を迎えております。最後の2年間、
就職支援の仕事をさせていただきましたが、時代の変
化に対応でき、社会の要請に応える人材の養成に最も
大切なことは、「基礎・基本」をいかにしっかりと教
えるかにかかっていることを実感いたしました。教育
に対する情熱と研究に対する貪欲さがある限り、大学
の未来は明るいと信じております。
学園のご発展と皆様のご活躍をお祈り申し上げます。
保健学部教授 金森 政人(臨床微生物学教室)

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退任にあたって 
私は平成4年10月に保健学部疫学教室の助教授として
着任し、翌年4月には臨床遺伝学教室の教授に就任させ
ていただき頑張って参りましたが、この3月に無事定年
を迎えることになりました。15年半の間、さまざまな
ことがありましたが、教室員、学生と共に楽しく有意
義に過ごすことができましたことを感謝いたします。
私は20年余りの長い間、米国の大学で研究と教育に
携わっておりました。帰国直後は何かにつけてとまど
うことばかりでした。最初の年から数名の大学院生と
数名の卒研生をかかえ、とにかく毎日がてんてこ舞い
でした。おまけに転倒事故で圧迫骨折をしてしまい、
修士論文の発表の指導は病院のベッドでという有り様
でした。学生達の思いやりと優しさに泣かされたこと
もありました。
講義・実習は分子細胞生物学、臨床遺伝学、遺伝子
検査法を担当しました。非常に進歩が早い分野ですが、
基本となる考え方と共に最先端の事柄について精一杯
準備し講義をしました。学生達の感想文に労いの言葉
をしばしば発見して癒されました。研究面では2つの
テーマ:多発性嚢胞腎の遺伝子検査法の確立、ダウン
症関連遺伝子の機能解析を行ってきました。どちらも
国の科学研究費や学園からの支援に恵まれ、定年まで
先端研究を進めてくることができました。ヒトゲノム
の解読が完了されたものの、まだまだ未解明の興味あ
る事柄が満ちあふれています。私はこれまでの経験を
少しでも保健医療に役立てたいと研究啓発活動を続け
ていこうと思っています。
杏林学園のさらなる発展と皆様のご多幸を心から願
っております。多くの方々にお世話になりました。本
当にありがとうございました。
保健学部教授 清水 淑子(臨床遺伝学教室)
退任にあたり
On a sunny April morning almost 17 years ago,
I first arrived at the Mitaka campus to join in the
ceremonies for new faculty members. As a
newcomer to the Faculty of Foreign Studies, I had
little idea of what exciting times lay ahead!
Our faculty has faced many challenges. I am
especially happy to have been a part of two in
particular. One is the ongoing revision of our
curricula to better address the changing needs of
our students. The other is the establishment of
the Graduate School with its emphasis on
international development and cooperation, a
mission that is close to my heart.
Most of my professional career, I have taught
composition and communication skills. About ten
years ago, my interests also turned to the
emerging field of popular culture studies. And
with the support of the University, I developed
several new courses at both the undergraduate
and postgraduate levels, using popular culture as
a basis for cross-cultural comparisons. The
positive response of our students to these courses
has been very rewarding.
After retirement, I will continue to serve as a
member of the editorial board of the
and to pursue my interests in
culture studies.
On a personal note, I am looking forward to returning
to live in my home, the United States. I hope to travel,
enjoy the company of old friends, and play with my
grandchildren.
I will always remember Kyorin University with deep
gratitude. I chose to enter a profession dedicated to
helping young people achieve their potential, and I
thank the University for giving me the opportunity to
carry out this work with so many wonderful people.
To all my dear friends and colleagues, I wish to
also say a heartfelt“thanks”for your support,
generosity, and kindness through the years. I will
miss you and wish you the best of everything.
外国語学部教授 JOANN PAROCHETTI

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― 13 ―
新入職員のみなさま本学へのご入職おめでとうござ
います。
多くのみなさまが、付属病院の仕事に従事されるこ
とになると思いますので、八王子キャンパスで仕事を
している私は、みなさまと顔を合わせる機会が殆どな
いことになりますが、本学で仕事をする先輩としてメ
ッセージを贈ります。
近年、仕事や生活をするうえで大きな変化をもたら
したものがインターネットです。
瞬時にして世界中の情報を得ることが出来、また商
品購入や決済もネットを介して短時間で用事を済ませ
ることが出来ます。
極論ですがITの発達によって仕事も生活も直接的に
人と係わらずとも出来る時代になってきました。この
ような変化と同調するかのごとく日本の就業人口はサ
ービス業で働く人達が最も多く
なりました。不特定多数のお客
様にサービスを提供するにはネ
ットは便利ではありますが、私
たちの仕事の多くの時間は患者
さん、大学では在学生に知識や
技術、技能などを提供して、そ
の対価を診療代や学費として受け取っています。さら
に当学園の運営にご協力いただいている取引先の皆様
や地域の方々との良好な関係が大切です。
ITの進化は、これからも仕事を効率的にすすめるツー
ルとして有効に活用しなくてはなりませんが、私たちが
対面するお客様には相手の要望、心を察して満足いただ
ける仕事を提供する。その為には常に自分を高める目標
をもって仕事に就かれることを期待しております。
新入職員のみなさまへ
八王子事務部長
キャリアサポートセンター室長 齋藤 幸雄
定年退職に際して
昭和48年より医学部で、昭和59年から保健学部で合
計35年間勤務させていただき定年退職を迎えました。
担当した教育は解剖学で、医学部では顕微解剖学(組
織学)、保健学部では肉眼解剖学と組織学の両方です。
保健学部ではその他、特別演習として「電子顕微鏡学
実習」を担当いたしました。研究面では「上皮細胞の
発生及び悪性化と形質膜変化に関する組織化学」をテ
ーマとし主に電子顕微鏡を用いて研究いたしました。
大きく発展をしてきました杏林学園に勤務させてい
ただいたことを大変誇りに思いまた感謝しておりま
す。又、医学部時代の解剖学教室教授の平野寛先生、
保健学部時代の病理学教室教授の深井孝次先生を始め
として教室員及び他教室の皆様、大学事務職員の皆様
のご指導、ご援助を心から感謝申し上げます。
心に残る思い出としては、教職員の皆様から温かい
言葉をいただいたこと、卒業研究生や特別演習の学生
との楽しい語り合いのことが思い浮かびます。
今後は、医学部解剖学教室で実習(前期は肉眼解剖
学、後期は組織学)のお手伝いをさせていただけるこ
とになり楽しみにしております。今後も皆様のご指導、
ご援助をお願い申し上げます。
これからの杏林学園のますますのご発展、皆様のご
活躍を心より期待しております。
保健学部教授 西山文朗(解剖学・細胞生物学教室)

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1)間接経費(※(1))
間接経費は研究機関へ事務委任(※(2))していることを前提に、研究機関の管理等に必要な経費として
交付しているものであるが、研究者が使っているなど使用方法が通知等に定める使用に即していない例があ
る。また、支出内容も間接経費では支出できない直接研究費の消耗品等に係るもの又は当該研究課題に該当
しないと思われるものに使用されている。さらに、当該直接研究費(直接研究に必要な経費)の支出についても
研究機関が責任を持って管理及び経理を行わなくてはならないが、事務委任は形式に行われているだけで実
態がない。
※(1)間接経費とは、直接研究費等による研究の実施に伴う研究機関の管理等に必要な経費として、研究者から配分
を受け、研究機関が使用する経費とする。(主な使途の例示・・管理部門にかかる施設・設備の整備、維持及び運営経
費/管理事務の必要経費∼備品、消耗品、雑役務、人件費、会議費等)
※(2)事務委任とは、研究者から委任を受けた研究者の所属機関の長の責のもと、その機関において、当該研究に係
る直接研究費等の管理及び経理の事務を行うことをいう。
2)謝金
研究協力者等に支払われる謝金の管理が領収書以外に何も残されない方法で行われている。いつ、どのよ
うな労務の提供に対するものなのか証拠書類のない状態で事実確認ができない。また、この処理が立替とな
っているが立替原資出所も不明で、立替事実の確認もできない。
3)航空運賃
出張時の航空機利用に関し、航空運賃が一般料金で支払われている。
昨今、航空運賃は、時間帯・季節等に応じて様々な割引料金が設定されているので、航空券半券と領収書
添付による実費の清算が適切である。
この他、5日間の検査の中で指摘された主な事項は以下の通りです。
・主任研究者として班会議を宿泊で主催し、宿泊費込みの参加費を設定のうえ、一部の参加者に研究費から参
加費を支出しているが、参加費の内容に懇親会等が含まれていれば、この分の研究費支出は認められない。
・納品書への日付記載漏れが目立ち、調査官は、取引業者から売上台帳を取り寄せて確認していた。
・マウス・ラット等の実験動物購入に関し、確かに納入されたかどうかを検収者の所属と発注研究室との関
連を調べて確認していた。
・アイソトープ購入・使用実績・廃棄の判別できるものの確認が行なわれ、管理台帳の提示が求められた。
・2課題抱えている研究に関して、両者の報告書作成費用をまとめて1課題分の研究費から支出している事例
公的研究費の処理で会計検査院から厳しい指摘
本学は、去る2月18日から22日までの5日間にわたって、会計検査院の実地検査を受けました。今回の検査の対象
は研究領域に係る補助金で、平成14年度から18年度にかけての文部科学省、厚生労働省それぞれの科学研究費補助
金、独立行政法人等からの受託研究費等が適性に使われ処理されているかというものでした。
本学では今回の会計検査にあたって事務部が13人の職員による特別チームを編成して準備に当たるとともに検査
における説明役を務めました。
検査では調査官から支出を裏付ける証拠書類等の提示が徹底的に求められました。中には取引業者の売上台帳などを
取り寄せるよう要請される場面もあり、当然ながらごまかしや取り繕いは許されない厳しいものでした。
最終日に検査が終わるにあたって調査官は口頭で「公的研究費は、国民の税金から交付されているのであるから、使
用ルールを遵守すると共に節約に心がけ効率的に活用を図っていただきたい。従って、研究者(教員)と研究機関(大学)
は、国民に対して説明責任を有していることを常に認識していただきたい。」としたうえで、以下の3点を指摘しました。
学長  長澤俊彦
事務局長  
堀和生

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があり、これは別課題分が目的外の支出となるとの指摘があった。
・研究室在籍の大学院生(研究協力者)名義発注の消耗品申請書に対し、個人の学位論文作成による研究のた
めか当該研究協力のための支出であるかを確認するため、学位論文の研究課題を提出するよう求められた。
・多額(120万円)の立替の原資が自己保有現金であるとの説明に対して、それを証明する裏付けが求められた。
・出張に関し、出張命令簿(学会等出張許可申請書)、出張報告書、出勤簿等の整合確認が行われていた。
・列車のグリーン料金、飛行機のビジネス料金は、支給が認められないので注意することが強調された。
・特に年度末に切手を大量に購入する事例があるとして、切手又は有価証券の受払い簿を提示するよう求め
られたが、受払い簿による管理を行っておらず、注意を受けた。
・外国人研究協力者について、雇用期間に対応する在留資格を示すよう求められた。
・研究分担者の分であったが、単なる学会の参加費用が研究費から支出されていたため、研究課題の研究計
画との関連を分担者所属機関へ問い合わせるよう求められた。(研究分担者から後日説明書が届く予定)
・取引業者の伝票に関して、伝票の番号類(枝番号等も含む)の仕組みと日付の連動等についても調査する
ことが求められた。(取引業者からの説明を受け、見積から発注に至らないことがあるのでずれることがあ
ることを説明した。)
《改善対策》
本学としては、今回の検査を通じて公的研究費の処理については、これまでのような甘えは許されず厳正
に対応していくことが求められていることを痛感し、直ちに改善対策を講じていくことといたしました。
各教員は今後の研究活動において、研究費の交付に伴う規則をよく理解し、手続、規定を守るようお願い
いたします。本学が今後とる改善策等の詳細については決定次第逐次お知らせしていきますが、おおよそ次
の対応を予定しております。
(1)平成19年度分の厚生労働科学研究費実績報告書の提出における対応
大学事務部内に職員選抜の対応チームを結成し、研究課題の実績報告を分担して書類点検を行ったうえで
主務官庁へ報告することとします。
(2)平成20年度以降の取り組み
【公的研究費取り扱い専門部署の設置】
研究支援課設置:三鷹キャンパスに公的研究費を管理し経理事務を担当する部署を設置すると共に専任職
員を配置します。
【公的研究費管理方法の変更】
研究支援課では、既に大学として取り組んでいる文部科学省交付分・日本学術振興会交付分の科学研究費
補助金の取り扱いと同様に、厚生労働科学研究費等の公的研究費についても一括で管理を行うこととします。
従いまして、今後は、物品発注・検収・納入及び支払を研究支援課が行うこととし、謝金等支払も研究支
援課が源泉徴収を行ったうえで立替処理を行います。また、旅費清算方法についても、原則半券及び領収書
を添付してもらうなど厚生労働省等が示している手続き、方法を守っていただくことになります。
平成20年度入試を振り返って
志願者前年比9%増を達成
大学全入時代を迎えての危機感から、平成20年度入試はこれまでに比べて大幅な変更を行いました。日本能率
協会の野口 淑氏のアドバイスの基に、高校訪問の見直し、交通広告と新聞広告による知名度の拡大、入試対策
セミナーとオープンキャンパスによる高校生への直接の働きかけ、などの新たな施策が募集プロジェクトとして
実行しました。加えて、医学部では予備校訪問、各学部では入試広報の強化や入試日程の工夫などを行いました。
入学センター長  岸 邦和

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平成19年度 就職状況ならびにキャリアサポートセンター事業報告
■平成19年度(平成20年3月卒)就職状況について
八王子3学部における当年度の就職率は97.1%で、昨年と比較し3.3%伸長しました。学部ごとの就職率は、
保健学部95.1%、総合政策学部97.6%、外国語学部98.5%です。
■平成19年度キャリアサポートセンター事業報告
キャリアサポートセンター(以下CSCと表記)は、卒業後の進路を見据えた1・2年生からのキャリア形成
支援と就職活動を迎える3・4年生には具体的な就職活動支援を行っています。また、就職活動支援事業は、
平成19年4月からCSC学年暦として学生に提示し、参加意欲を高められるよう工夫しました。これらの事業
をとおして、杏林大学のブランド高揚に繋がることをCSC職員が意識して、学生との対話・サポートの充実
を図っています。
平成19年度は6項目の事業に取り組みましたので、下記のとおり結果を公表します。今後とも教職員のご
支援とご協力をお願いいたします。
その結果、前年度に比して志願者が793名増加した(前年比109%)。19年度までは前年比5%∼15%の減少が続い
ていたことを考えると、20年度の入試広報は成功であったと結論できると思われます(表1参照)。とはいえ、志
願者一万人を目指していたのに対して、18年度の志願者を回復したところで、21年度には、今年の萌芽をさらに
成長につなげて志願者一万人を目指したいと考えています。入学者数が確定するのは4月初旬ですが、昨年入学
定員を満たすことができるかと心配した文系2学
部が、入学者数の上限としている入学定員の1.25
倍も視野に入るほどの合格者を出すことができ
たことも特筆すべき成果です。
募集プロジェクトは入学センターに新たな目標
と広報スキルをもたらしました。今後につなげる
体制の確立を図りたいと思います。
この機会をお借りして、多忙な業務の中進学ア
ドバイザーとしてご協力いただいた職員の方々、
手薄になった各部局で業務に当たられた職員の
方々、そしていろいろなイベントでご協力いただ
いた各学部の教員の方々に感謝いたします。
学科名
募集
人員
志願者数
試験
区分
(表1)
H20
H19
増減
前年比
H18
18⇒19増減 19/18比
医学科
臨床検査技術学科
健康福祉学科
看護学科
臨床工学科
救急救命学科
学部合計
総合政策学科
企業経営学科
学部合計 *)
英語学科
医学部
保健学部
90
80
40
80
40
40
280
179
119
298
107
67
107
281
3,497
1,082
399
1,912
344
317
4,054
614
344
958
491
99
266
856
3,492
1,005
384
1,349
388
321
3,447
560
323
883
381
70
299
750
5
77
15
563
-44
-4
607
54
21
75
110
29
-33
106
100%
108%
104%
142%
89%
99%
118%
110%
107%
108%
129%
141%
89%
114%
3,754
1,265
821
1,334
266
3,686
715
262
977
553
89
245
887
-262
-260
-437
15
122
321
-239
-155
61
-94
-172
-16
54
-137
中国語・日本語学科
(東アジア言語学科)
応用コミュニ
ケーション学科
学部合計 *)
93%
79%
47%
101%
146%
94%
78%
123%
90%
69%
82%
122%
85%
総合政策
学部
外国語学部
全学部
949
9,365
8,572
793
109%
9,304
-732
92%
八王子3学部の1・2年生対象の授業やガイダンスなどで、将来のキャリア構築に向けた支援を展開。主な支援事
業は以下のとおりです。
①キャリア支援講座
②基礎能力(一般常識)試験の導入
③社会(企業)見学の実施(19年度新規導入)
④ジョブカフェ(19年度新規導入、企業の人事担当者を招聘し、業界・企業研究及びマッチングを実施)
1.社会人基礎力の養成を主眼に、1・2年生からのキャリア支援を実現
○主な支援事業と参加学生数
支援事業
授業等への出張講座(総・外663名)
インターンシップ(CSC提供分4名)
ゼミ等への出張講座(総・外608名)
インターンシップ(CSC提供分42名)
ジョブカフェ(保・総・外386名)
基礎能力テスト(総・外531名受験)
一般常識試験(保健236名受験)
基礎能力テスト(総・外484名受験)
一般常識試験(保健92名受験)
社会(企業)見学 ※(保・総・外33名)
個別面談は随時
個別面談は随時
就職模擬面接は随時
就職模擬テスト(保・総・外380名受験)
就職実践セミナー(保・総・外130名参加)
1・2年生
3・4年生
支援内容
備考
※社会(見学)企業:ソニー(保12名)、スリーボンド(総・外3名)、海上自衛隊(総・外10名)、江東微生物研究所(保8名)

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企業の人事担当者を招聘して毎週水曜3限に、企業・職種研究、採用情報の収集及び人事担当者とのマッチング
を実施。対象は1年から4年生までで、企業の方に90分間自由に使ってもらい、低学年にも理解しやすい言葉で説明
していただきました。
前期(4∼7月)の来校企業は11社で、学生参加は228名。後期(10∼1月)は11社で、学生参加は158名でした。
4.ジョブカフェによる年間を通した企業研究・会社概要等々の情報提供を進める
○前期
東京消防庁
警視庁
ワールドストアパートナーズ
防衛省(自衛隊)
トップツアー(旧東急観光)
ソフトバンク・テクノロジー
リゾートトラスト
サンドラッグ
東京めいらく(スジャータ)
ツツミ(ジュエリーツツミ)
トヨタ西東京カローラ
4年生内定者との対談
○後期
毎日コミュニケーションズ
テンプスタッフ
日本デジタルデザイン
積水ハウス
業界研究(リクルート)
エービーシー商会
多摩信用金庫
家族亭
ソニーリージョナルセールス
プリンスホテル
スリーボンド
4年生内定者との対談
総合政策学部及び外国語学部の授業科目(特にゼミ等)に、CSC職員が出向いて、就職に関する情報や資料
の提供、企業の採用状況について、直接学生に説明。利点として少人数で実施できるため、質問形式や学生参
加型の講座が可能になりました。
2.学部カリキュラムとの融合を図り、就職意識の醸成を目指す
○1・2年生対象
22科目
13科目
330名
333名
読解力・文章力演習、2年ゼミ
キャリア指導Ⅰ・Ⅱ
総合政策学部
外国語学部
実施科目数
受講学生
主な科目名                
会社や仕事を知る機会として、2・3年生の夏休みを利用して企業で就業体験を実施。平成19年度は53社
125名(目標は100社100名派遣)の学生が研修に参加しました。
3.インターンシップにおける積極的な学生派遣を行い、就職意欲を高める
○インターンシップ研修
26社
27社
38名
87名
国内・国外含む
※数字は、学部派遣・CSC派遣の合計
総合政策学部
外国語学部
派遣社数
派遣学生数
備考
○3・4年生
18ゼミ
19ゼミ
329名
279名
58%
56%
総合政策学部
外国語学部
実施ゼミ数
受講学生
ゼミ実施率
学園のホームページのリニューアルに伴い、CSCのHPを刷新しました。主な改善は、
①訪問者別(学生・卒業生・一般・企業)にアクセスしやすいメニュー画面に変更。
②特別な情報を、バナーを利用し目立たせた。
③企業等で活躍する卒業生を訪問し、会社概要や本人の業務内容を紹介するコーナーを新たに設置した。
④「進路決定届」の入力・送信が、自宅のPCからできるようにした。
⑤求人情報を「学生ポータルシステム(GAKUENシステム)」を介して閲覧できるようにした。
上記により、有益な就職情報、企業情報等をリアルタイムで提供するとともに、求人情報配信、企業紹介、
ビジネスマナー講座、活躍する卒業生紹介等々の情報提供も進めています。さらに、平成20年度は卒業生の就
職支援も視野に入れて活用していきます。
CSCHP:http://www.kyorin-u.ac.jp/univ/center/career/index.html
5.ホームページを刷新し、内外への発信の拠点とする

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保健学部嶋津教授の研究グループ「新機械振興賞」受賞
保健学部生理・生体工学教室の嶋津秀昭教授の研究
グループが開発した「痛み定量化装置」が、2月6日
(水)東京プリンスホテルで行われた第5回新機械振興
賞の表彰式で「財団法人機械振興協会会長賞」を受賞
しました。表彰式では嶋津教授のグループを含めた6
団体が「財団法人機械振興協会会長賞」を受賞したほ
か、「経済産業大臣賞」「中小企業庁長官賞」にそれぞ
れ1団体が表彰されました。
「新機械振興賞」は財団法人機械振興協会が、機械
工業に係る優秀な研究開発及びその成果の実用化によ
って機械工業技術の進歩・発展に著しく寄与したと認
められる大学や企業、研究開発担当者などを「経済産
業大臣賞」「中小企業庁長官賞」「財団法人機械振興協
会会長賞」としてそれぞれ表彰するものです。
今回 嶋津教授のグループが受賞した研究機器 「痛
みの定量化装置」の開発は、嶋津教授はじめ研究室の
メンバーを中心に進められ、痛みのレベルを数値化で
きる知覚・痛覚定量分析装置として「ペインビジョン」
という商品名で、株式会社オサチを通じて製品化され、
平成18年4月より株式会社ニプロより全国医療機関向
けに販売されています。
八王子だより
職員の能力向上の一環として、各種研修会(①業界・企業・職種研究、②聴く力・引き出す力を体験型ワークで
身につける、③女性の仕事とライフスタイル)に参加し、知識の吸収と情報収集を図っています。
また、出張ゼミ講座やキャリア・就職ミニ講座のカリキュラムを各自が計画・作成し、実践しているとともに、
学生が話しやすい環境作りと面談・模擬面接技術の向上を図っています。
(キャリアサポートセンター)
6.当センター職員の専門職としての能力向上を目指す
【受賞にあたり】
本装置は杏林大学保健学部において過去実施されたプロジェクト研究費を元にはじめられた研究であり、十年
あまりを経てようやく社会にその成果を提供できることになりました。学会賞もいくつか頂いていますが、研究
だけで終わることなく、医療機器として提供できたことを喜んでいます。
今後、臨床の場で役立てられれば幸いです。
嶋津 秀昭
第4回 同窓保健師交流会を開催して−つながる杏っ子たちの輪−
保健師として働いている同窓生と保健師になろうと
している同窓生をつなぐ「同窓保健師交流会」。4回目
を迎える今年は、保健学部就職委員会と杏里会のご支
援を受けて、3月15日(土)に八王子市学園都市センター
で開催し、43名の参加がありました。
前半は「先輩保健師の話をきく会」。保健師に興味
のある在校生を対象に、4月から保健師として働く4年
生と保健師1年目の先輩が就職活動の秘訣を語りまし
た。「あきらめないことが大事」というメッセージが
心に響きました。
後半は、現在保健師として働いている同窓生と今春
から就業予定の同窓生が集まり、保健師として働く上
で遭遇した困難とそれを乗り越えてきた体験を語り合
いました。就業者からは「自分の成長を実感できた」

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多胎育児交流会「ツインズマーケット」を開催して
多摩地域の多胎育児サークルの交流を目的として
『多摩多胎ネット』が主催する「ツインズマーケット」
が、3月8日(土)八王子キャンパスで開催されまし
た。今年で3回目を迎えるこの会には、『多摩多胎ネ
ット』の会員と多摩地区保健センター等で情報を得
た母親40名、父親36名、祖父母5名とふたご36組、み
つご2組、兄弟10名のあわせて169名が参加しました。
保育は本学の学生と卒業生、教員のほか、子育てが
一段落したふたごのママ、保育士、保健師など45名
のボランティアが行い、参加者と合わせて214名が集
う盛大なイベントとなりました。
今回のプログラムは、前半はフリーマーケット、後
半は夫婦で協力しながら多胎育児を乗り切ろうという
テーマで『パパとママのためのディスカッション』と
月齢別グループワークでした。『パパとママのための
ディスカッション』は、夫婦がお互いに相手のよいと
ころや日頃感じている思いを言葉にして伝え合うとい
うもので、ボランティアが子どもを預かり夫婦だけで
話し合える場としました。夫から妻へは「いつも家事
育児を頑張っている」「ふたりを産んでくれたことに
感謝」「忙しいのに気配りが行き届いている」、妻から
夫へは「いろんなことを手伝ってくれる」「ストレス
をぶつけても黙って聞いてくれる」「仕事を頑張って
くれる」など、日頃面と向かってはなかなか言えない
感謝の言葉が沢山聞かれ、日々の苦労が報われる心温
まる時間となりました。
月齢別グループワークは、子どもの月齢ごとに6∼
10名のグループに分かれ、それぞれにふたご育児の先
輩パパママ、あるいは保健師等が加わって意見や情報
の交換をしました。「断乳はどうしたらよいか」「トイ
レットトレーニングはいつから始めるのか」など、子
どもの発達段階に応じた育児上の悩みや、「夫がいな
いとき二人をお風呂に入れる方法は」「ふたりを平等
に育てるには」「公園でふたりを安全に遊ばせるには」
など、ふたご・みつごを持つ親ならではの悩みが多く
聞かれ、それに対し経験者や保健師などから具体的な
アドバイスや「ふたりを同じと考えるのではなく、ひ
とりひとりの個性や長所を見るようにしてみては」
「ひとりで頑張らず誰かの手を借りるもの大切」など
の子育てのヒントとなる話がされました。
今回はあえて講演会等を企画せず、夫婦や同じ月齢
の子を持つ親同士の交流がメインでしたが、参加者か
らは「同じ悩みを持った人がいて自分だけではないと
思った」「日頃子どもと離れることがないのでゆっく
り話ができてよかった」「相手のよい点を言い合うす
ごくよいディスカションだった」「父親同士で集まる
機会がないので話ができてよかった」など、満足した
感想が寄せられました。
学生達は「昨年抱っこしていた赤ちゃんが元気に歩
いている姿をみて子どもの成長の早さを実感した」
「ふたごやみつごを育てるご両親の苦労や楽しさがわ
かった」「サークルを維持することや拡大することの
必要性や大変さを感じた」「専門職としてサポートす
ることが必要だということがわかったなど」などの感
想を挙げており、このイベントに参加したことが多胎
児や多胎育児の現状の理解に繋がり、今後の学習の動
機づけにもなったようでした。
今回は予想を上回る参加者があったことから、この
ような取り組みのニーズの高さを実感し、地域におけ
る大学の果たす役割が大きいことを再認識しました。
今後も、多胎児を育てている家庭、多胎育児サークル、
育児支援者が相互に連携して、多胎育児の現状を改善
し、楽しく育児を行っていけるように『多摩多胎ネッ
ト』の活動をより発展させていきたいと考えます。最
後に、今回の活動に対してご理解とご協力を頂きまし
た大学関係者の皆様、多くのボランティアの方々に感
謝申し上げます。
母子看護・助産学教室:佐藤喜美子准教授・
佐々木裕子講師・山元有佳学内講師
地域看護学教室:太田ひろみ准教授
「皆がんばっているとわかり、励みになった」「相談で
きる相手がみつかった」「他の自治体のようすがわか
った」、就業予定者からは「保健師1年目ならではの困
難の乗り越え方がきけてよかった」「自分も先輩と同
じように悩みながらもがんばりたい」と好評でした。
本学を卒業して保健師になる杏っ子たちの輪がつな
がっていくよう、来年度の同窓保健師交流会は3月15
日(日)に開催予定です。
保健学部看護学科地域看護学研究室
大木幸子教授・山口佳子准教授・太田ひろみ准教授 

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平成20年2月国際交流センター付属別科日本語研修課程修了式
2月6日(水)八王子キャンパスで別科日本語研修課
程修了式が行われました。別科修了生3名と外国語学
部高度日本語研修プログラムを受講していた交換留学
生、委託学生、教職員の方々が多数、参列されました。
別科長であり国際交流センター長の塚本尋教授から
は、「おめでとうございます。20年前に別科が創設さ
れた時は、学部進学者のための日本語教育機関として
数少ない存在でしたが、時が流れ、今年度で別科を終
了とすることになりました。今後は、日本語能力のあ
る学生に対しての教育機関である高度日本語研修プロ
グラムとして新たなスタートをきります。みなさんも
杏林を忘れずに大きく羽ばたいて下さい。」
清水淑子保健学部教授からは、「おめでとうござい
ます。私も3月で定年退職を迎えるにあたり、気持ち
の上ではみなさんと同じ境遇であります。他国にいる
と母国心が育っていくものです。日本に留学したこと
によって、日本や母国を良く見て、よりよい世界にし
ていってほしいです。一生勉強、一生青春をモットー
にしています。張り切って人生を歩んで下さい。」と
のお言葉をいただきました。
先生方からの祝辞を受け、許 寧さんが答辞を読みま
した。「昨年4月にそれぞれの夢を持ち杏林へ来ました。
先生方の存在は親元を離れた私たちにとって、心強い
ものでした。高度研修プログラムに参加できたことは、
とても有意義で、勉強と盛んに行われた交流とで生活
は充実していました。本日をもって別れるのがとても
辛いです。いつか自分達も羽ばたける日々がくること
を信じています。」と涙ながらに読む姿は、参列者皆
の心に伝わりました。別科は本年で終了致しますが、
別科で培った事を活かして、修了生それぞれが活躍し
てくれることを願っております。
(別科事務係)
三鷹だより
整形外科丸野助教が米国骨代謝学会のYoung Investigator Awardsを受賞
医学部整形外科学教室の丸野秀人助教が2007年米
国骨代謝学会(ASBMR)のYoung Investigator
Awardsを受賞し、2007年12月6日から7日まで、米
国ワシントンDCで開催されたASBMR主催の会合で
顕彰されました。
Young Investigator Awardsは、毎年開催される骨
代謝関連の学会では国際的に最も権威のある米国骨
代謝学会における新人の発表者の中から、審査員の
投票により優れた研究に授与される大変名誉ある賞
です。いわば、骨代謝関連研究領域の新人賞のよう
なものです。
丸野助教の研究題目は「Effects of Intermittent
Administration of Parathroid Hormone (1-34 hPTH)
on Distraction Osteogenesis in Rabbits.」で、兎の脛
骨を骨切りした後創外固定を用いて骨を延長します
が、その際に上皮小体ホルモンのヒトPTHを投与す
ることにより、骨新生が促進され、延長化骨の力学
的強度が増強されるという研究です。この研究によ
り、創外固定の装着期間の短縮が期待されるなど、
臨床的にも大変意味のある貴重な基礎研究です。
PTHは海外では骨粗鬆症の治療薬として認可され
ていますが、また、スポーツ選手の骨折の治癒を促
進する目的で使用されているようです。本邦ではま
だ治験段階ですが、この研究が臨床に応用される日
もそう遠くないものと期待されます。
(医学部整形外科学教室准教授 市村正一)
ワシントンでの授賞式。右が本人。左は徳島大学大学院教
授で日本骨代謝学会理事長の松本俊夫先生

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医学図書館での情報リテラシー教育環境の整備
医学図書館では、教育・学習方法等改善経費(私
立大学等経常費補助金)を利用して、情報リテラシ
ー教育環境の整備を進めています。
今回の整備では、2階カウンター前の文献検索エリ
アにプラズマディスプレイを2台設置しました。あわ
せてレポート用PC 8台もここに移設し、このエリア
では合計24台のPCがインターネット接続できるよう
になりました。医学図書館では、今後これらの機器
を使って、情報リテラシー関係の講義やセミナーを
開催する予定です。
また文献検索エリアのそばの雑誌書架を入れ替え
ました。新書架にはこれまでのような蓋がないので、
雑誌に触れやすい点、バックナンバーを探しやすい
点、収納効率が高い点が大きな特徴です。医学分野
では、冊子体の学術雑誌も重要な情報源のひとつな
ので、今回の新書架入れ替えによって、それらへの
アクセス向上を目指しました。
2階閲覧エリアでは、レポート用PCを移設させた
跡に机の配置を変更し、44座席を確保しました。レ
ポート用PCの座席は、移設先にこれまでと同数の8
席があるので、今回の整備で、新たに16席が増えた
ことになります。
医学図書館では、これからもサービスや館内レイ
アウトの見直しを行い、利用者のみなさまにとって
より使いやすい図書館の実現を目指していきます。
病院ホームページのリニューアルにあたって
本年3月に病院ホームページをリニューアルしまし
た。新しいホームページは、「親しみがあり、伝わり
やすく、見やすい」をコンセプトにしております。
フォーマットや色使い、一行の文字数に至るまで、
細部にこだわりをもったデザイン構成を行い、皆様
に病院の情報をわかりやすく伝えられるよう作成さ
れています。
新しい試みとして、医師一人一人の人物像に踏み
込んだ「当院のドクター紹介」や、杏林大学医学部
付属病院ならではの画期的な診療内容をまとめた
「各診療部門の取り組み」をトップページに掲載しま
した。これらを通じて、有能で暖かい人柄を兼ね備
えた当院の医療スタッフと優れた医療内容の存在を
広く世間に知って頂ければ、と思っております。教
職員の皆さんの積極的な情報発信の協力をお願い致
します。
この新しいホームページが、杏林大学病院を親し
みやすい病院として地域に浸透させることに貢献す
るとともに、盛んな情報発信の場となり、病院内外
のコミュニケーションの活性化に寄与する手段とし
て活用されることを願っております。
(病院企画運営室長 松田剛明)
本院の医師と看護師が大規模救助救急演習に参加
2月29日、京王線飛田給駅及び北口駅前広場で、東京消防庁調布消防署が主催した救助救急演習が行われ、消防
隊、施設関係者のほか、本院から東京DMAT隊員の救急医学 八木橋 厳助教、高度救命救急センターの古田
麻実子看護師が訓練に参加しました。
大規模救助救急演習に参加して
2月29日午前10時から行われた、京王線飛田給駅大規
模救助救急消防演習に古田看護師とともに参加した。
演習想定は、ホームから転落した女性を救助しよう
とした男性3人が駅構内に入線した電車の急ブレーキに
もかかわらず、1名が電車の下敷きになり、車内では急
ブレーキにより乗客が20名負傷したという大掛かりな
ものでした。
発災の合図とともに、消防車・救急車がサイレンを
鳴らし駅ロータリーに集結し、駅構内に駆け込むとこ
ろから訓練が始まりました。私たちは、消防の連携隊
の車で駅ロータリーに到着。すぐさま現場指揮官であ
る調布消防署の大隊長に到着の報告をし、事故の内容
と現場の状況の伝達がされ、現場に急行しました。
消防隊員の先導により駅係員の誘導のもと、資機材
を担いで駆けつけたホームには、負傷者役の多数の模
擬患者が、担架や係員によって搬送・救出されていま
した。電車の先頭に行くと車両の下に挟まれた模擬患
者が、今まさに救出を待っている状態でした。先着し
救急医学 八木橋 厳

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看護部自衛消防訓練実施 −地震体験・煙体験− 
三鷹キャンパスで恒例の総合防災訓練が2月23日(土)
午前10時より行われました。この訓練は付属病院看護
部業務管理委員会と総務部が協力し、地震等の災害時
に患者様や自分の安全を確保する為にどのように行動
したらよいかを学ぶために毎年実施しているものです。
松田記念館前に集合した看護師80人、医師・自衛
消防隊員・職員・学園関係事業所等45人のあわせて
125人は三鷹消防署の指導員より訓練実施にあたり説
明を受けた後、看護専門学校第2校舎および松田記念
館前の二班に分かれて訓練を開始しました。
訓練は松田記念館前で起震車による震度7までの地
震体験、屋内消火栓による放水訓練、看護専門学校華
道室内に煙を充満させ、濃煙内から脱出する体験訓練
の3種類を行いました。この後看護専門学校音楽室で
平成7年1月17日の阪神淡路大震災の映像を観て最後に
三鷹消防署員より「入院中の患者さんは普段我々が何
気なく行っている動作が出来なくなる。どうすれば患
者さんが災害のときに不安を抱くことのないように避
難誘導が出来るかをイメージして下さい。」といった、
患者様に対する地震への備えと心掛けの話があり訓練
は終了しました。
(総務部・看護部)
た救急隊員が頚椎固定と酸素投与を行っていました。
私たちは線路下に降り立ち、患者の意識レベルの確認
後、気道確保・呼吸状態・循環動態の確認を行い、輸
液路の確保を行いました。その後、レスキュー隊員が
車体を持ち上げ患者を救出。担架で患者をホームに移
動させ、駅の外に搬送後、スーパーアンビュランス
(特殊救急車)に移送、トリアージを再施行するととも
に患者のバイタルサインの確認を行い、訓練は終了し
ました。
私は実際にJR三鷹駅構内で発生した同様の事故に対
して出動した経験がありますが、今回の訓練はそのと
きと同じような緊張感のある有意義な訓練でした。こ
のような訓練を行うことで、同じような事故の際には
十分な活動が行うことができると思いました。
アメニティ・学生ネットワーク部会は、学生が学び
やすい教育環境づくりと学びの機会を提供するための
取り組みの一つとして、2月28日(木)「衆議院と憲政
記念館見学ツアー」を実施しました。
当日は総合政策学部の学生12人と保健学部の学生1
人、引率の教職員6人が参加して、13時に衆議院を見
学したあと、憲政記念館や内閣府を訪問しました。国
会では予算案と税制関連法案の審議が行われており、
学生たちは いままさに国政の重要案件が審議されて
いる場の緊張感を実感したようでした。
憲政記念館では日本の歴史を動かしてきた人物の縁
の品や時代背景などの資料をじっくり見学することが
できました。最後に訪問した内閣府では、内閣府特命
担当大臣の渡辺喜美衆議院議員の部屋を訪問し、政策
担当秘書の堀越冨士夫氏より、大臣の職務や多忙なス
ケジュールなど普段伺うことのできない話を聞かせて
いただきました。
この企画は総合政策学部 豊島典雄教授(現代日本
政策論、マスコミニュケーション論)の発案を学生ネ
ットワーク部会が支援して実施したものですが、見学
者には事前に学習会を受けることが課せられ、今回の
見学先や日本の政治の変遷について豊島先生が講義を
行いました。その甲斐もあり、学生はそれぞれ意欲的
に見学会に臨むことができたようです。また、訪問先
へのアポイントメントなど事前の準備は豊島先生のア
文化・スポーツ
文化・スポーツ
アメニティ・学生部会企画 衆議院と憲政記念館見学ツアーを実施

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2月の理事会            
議案 ・役職規程等に基づく大学役職者の選任について
・寄附行為第6条第1項第4号及び第5号理事の選任について
・寄附行為第23条第1項第1号評議員候補者の評議員会への推薦について
・寄附行為第18条の2 参与の委嘱について
・顧問会計士、顧問弁護士、顧問税理士の委嘱について
平成20年2月18日(月)
各種助成金
財団法人 日本ワックスマン財団 平成20年度学術奨励研究助成金 
氏  名
所属
研究課題
助成金額
田口晴彦
保健学部臨床検査技術学科・
教授
マイコプラズマ肺炎発症メカニズムにおける宿主免疫応
答の役割
凍結割断法を用いた一次嗅覚路の解析
1,000,000円
大学共同利用機関法人 自然科学研究機構
代表研究者
所属
研究課題
助成金額
高見 茂
保健学部/大学院保健学研究
科教授
233,720円
(消耗品費、旅費)
財団法人 中冨健康科学振興財団  平成19年度(第20回)研究助成金
氏  名
所属
研究課題
助成金額
櫻井拓也
衛生学公衆衛生学教室・助教
運動による脂肪細胞の抗酸化システム構築とその分子機
構の解明
1,000,000円
ドバイスをもとに学生が行ないました。見学会は立法
府の知識を深めると共に、国会という場には様々な人
が関与していることも実感できるなど、就活の視野を
広げる一助となったようです。
【ホームページで全参加学生の感想を掲載しています】
寄付金申込者芳名
教育研究寄付金
名前のみ掲載
日本シャーウッド㈱様
東通産業㈱様
匿名寄付(1件) 金 25,000,000円
一般寄付金(教室分)
匿名寄付 24件  22,500,000円
(内科学Ⅱ、内科学Ⅲ、眼科学、感染症学、救急医学、形成外科学、外科学、高齢医学、産婦人科学、
耳鼻咽喉科学、心臓血管外科学、生化学、整形外科学、精神神経科学、脳神経外科学)
(平成20年2月分)
このたびは本学園の募金事業等にご理解をいただき、多大なるご支援を賜り誠にありがとう
ございます。皆様からのご寄付はご芳志に沿って、有効に活用させていただきます。
第37回日本脊椎脊髄病学会のご案内
会期:2008年4月24日(木)∼4月26日(土)
会場:京王プラザホテル(新宿)
会長:里見和彦(杏林大学医学部整形外科学教室 教授)
『神経学に基づいた脊椎手術
‐Spine Surgery based on Neurology-
≪主催事務局≫
第37回日本脊椎脊髄病学会事務局
杏林大学整形外科内(担当:市村、高橋)
E-mail : jssr37@kyorin-u.ac.jp

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田久保 忠衛
杏林大学客員教授
2月15日
産経新聞
正論:シリーズ大統領選挙
米大統領選挙の各候補者の外交、防衛、国内政策などについて解説
島崎 修次
医学部教授
2月20日
読売新聞
救急機関減が背景 経営難、医師確保難しく
搬送拒否死亡例を受け、2次救急医療機関の実情について解説
3月2日
朝日新聞
救急医療を救うには 医師の激務 見合う報酬を
救急医療の厳しい現状について解説
3月11日
朝日新聞
救急難民 続出  都市部の病院、疲弊
救急部門の診療報酬を増やし、勤務医の待遇改善につなげることが急務と指摘。
古賀 良彦
医学部教授
2月22日
毎日新聞
香りのα波効果 研究
ストレス解消法やストレス対応について解説
3月1日
NHK総合テレビ
「ニュース7」
冷凍ギョーザ事件に関連して本院・高度救命救急センターの有機リン中毒への対
応について紹介。
山口 芳裕
医学部教授
小林 治
医学部講師
杏林大学病院
杏林大学
八王子キャンパス
3月5日
NHK総合テレビ
「おはよう日本」 『上海で新型インフルエンザ』
感染を防ぐには日頃の手洗い、うがいが効果的であると解説。
3月3日
読売新聞
病院の実力
人工関節治療実績が紹介される
3月30日
読売新聞
病院の実力
心臓カテーテル治療実績が紹介される
まっぷるマガジン多摩
2月22日号
立川・八王子・町田エリア特集
市民対象の大学の公開講座、キャンパス施設紹介などで写真とともに紹介される
4月6日
読売新聞
病院の実力
心臓外科手術治療実績が紹介される
杏林大学
硬式野球部
3月6日
大分合同新聞
杏林大学硬式野球部 佐伯市でキャンプイン
3/2-11 佐伯市で春季キャンプをした硬式野球部。市長を表敬訪問した荻本監督
の写真とともに紹介
古森義久
杏林大学客員教授
WiLL
2008年5月号
総力特集 中国の暴走が止まらない
アメリカ議会から見る中国問題を10ページにわたり解説
杏林大学病院
講談社
『医師がすすめる最高の
名医+治る病院[決定版]』
「がん・心臓病・脳卒中・メタボリック症候群・歯」の名医・病院
「脳卒中」「がん」「メタボリックシンドローム」の分野で本院と専門分野の医師
が紹介される
斉藤元秀
総合政策学部教授
リベラルタイム
5月号
「米経済」失速で甦る強国・「ロシア」の計略
「EU・日本」に接近「米中」を牽制する対外戦略としてロシアの外交政策の展望
を分析
このコーナーは皆さまからの情報提供により構成されています。広報・企画調査室 koho@kyorin-u.ac.jp
お詫びして訂正します
広報誌あんず2月号に誤りがありました。お詫びし訂正いたします。
・14ページ KRだより
損益計算書対比表 誤)第9期実績→正)第9期予測
・P23ページ寄付金申込者芳名
一般寄付金(教室分) 誤)医科学。、内科学「、内科学」
→ 正)内科学Ⅰ、内科学Ⅱ、内科学Ⅲ
発 行  平成 20 年 4 月 25 日
あんず編集委員会
東京都三鷹市新川6- 20 -2
連絡先  TEL 0422−(44)−0611 広報・企画調査室
教職員メディア情報
新聞・雑誌・テレビなどマスコミの取材を受け、テレビに出演したりあるい
は記事に掲載された教職員の皆さまを各号でご紹介します。