「免疫ミルク」とは

ここで述べる「免疫ミルク」とは、無毒化したヒト由来の病原性細菌をワクチンとして雌牛に投与し搾乳したミルクを示します。
このミルクは1958年に米国オハイオ州にあるスターリ研究所(http://www.smbimilk.com/)によって、研究開発されました。その後、同研究所を初め、各国の大学、病院、研究所等での長年のヒトや動物による試験や易学的研究により実用化、製品化されています。現在では日本をはじめ世界20カ国余りで販売され、人々の健康に貢献しています。
「免疫ミルク」のコンセプトは「母子免疫」です。
つまり、生まれたばかりの赤ちゃんが母親から受け継いだ抗体等の生理活性物質のため、感染症等に罹りにくくなっているという事実です。人は成長の過程で様々な感染症を経験し、多くの微生物に対する抗体を持つようになります。特に女性は妊娠すると母親になるまでに獲得した抗体の中からいくつかのものを自分の赤ちゃんに与えることができるからだの仕組みを持っています。妊娠中には胎盤を通過してミルクグロブリン抗体(ミルク抗体、ミルクIgG)が胎児へ移行し、出産直後は初乳中にIgG抗体や分泌型のIgAが分泌され小さない命を感染症から守ります。
「免疫ミルク」この「母子免疫理論」を乳牛により実用化した特異抗体や抗炎症物質等の生理活性物質を含むミルクです。
母子免疫理論図

「免疫ミルク」の生産プロセス

「免疫ミルク」の素材

「免疫ミルク」の素材としては以下の3種類が現在製品化されている。

○ いずれの素材も米国の食品の安全性の指標である、GRAS(Generally Recognized As Safe = 一般に安全と認識されている食品素材)の認可を得ている。

なお、この他、ウイルスを抗原として実験室的に作られた免疫ミルクもあります。
また、広義では牛などの初乳を免疫ミルクと呼ぶ場合もあります。

●ご注意下さい!
 「免疫ミルク」は一般名ですが、科学データがしっかりしておりなおかつ広く普及しているものはスターリ研究所で開発された「免疫ミルク」だけです。
「免疫ミルク」をお求めになる際、この点にご留意下さい。
また最近、「免疫ミルク」と称して中身は「免疫ミルク」とはまったく関係のない物質が紹介されているページが見受けられますのでご注意下さい。

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