2010年01月04日

読売読者の皆さんへ「怖くないですか?」

 

 元旦から読売新聞は、やってしまいました。  

 

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小沢一郎氏は著書「小沢主義 志を持て、日本人」にこのように書いています。




<引用開始(中略省略)>

 日本のマスコミは「民主主義の常識」が欠落している。


マスコミも含めて、たいていの日本人は自分達が政治を動かしているのだという意識を持っていない。民主主義社会は国民が育て、築いていく社会だ。 


「護送船団方式」に代表される規制や行政介入は官僚が作り出したものであるが、それをこれまで許してきたのは「お上」に保護されるほうが安心だと考える日本人のメンタリティにある。またそれを助長してきたマスコミにも、責任の一端がある。
<引用終了> 


さらに 


<引用開始>
「まったく事実に反する。私を政治的に抹殺し、民主党のイメージをダウンさせることを意図した明白な誹謗(ひぼう)中傷だ」と異例のマスコミ批判を展開した。小沢氏は「中傷報道がなされていくなら、私が(代表に)いることが党のためにならない」と述べ、小沢氏をめぐる報道が辞任の一因となったとも主張した。



 小沢氏は党首会談に関する報道を「報道、論評、批判の域を大きく逸脱している」と指摘し、「報道機関が政府・自民党の情報を垂れ流し、世論操作の一翼を担っている」と厳しく批判した。



 さらに小沢氏は「報道機関が政府・与党の宣伝機関と化したときの恐ろしさは、亡国の戦争へ突き進んだ昭和前半の歴史を見れば明らかだ」と気色ばんだ。民主党は記者会見後、小沢氏の会見内容を記した「中傷報道に厳重に抗議する」と題するFAXを報道各社に送付した。
<引用終了>
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071104/stt0711042303014-n1.htm 


さらに 


東京新聞の12月28日夕刊、放射線「メディアバッシング」より

佐藤優 作家・元外務省主任分析官

<引用開始>
メディアバッシングの苦しさは、それを受けた人にしかわからない。だから筆者は(小沢一郎氏の秘書を務めた石川知裕衆議院議員)石川氏と頻繁に連絡を取るようにしている。

「佐藤さん、僕が水谷建設から5千万円のカネを受け取り猫ばばするなんて絶対にありません。何で事実じゃない報道が次々でるんですか。早く楽になりたい。不謹慎ですが、飛行機に乗るたびに事故で落ちないかなと思うんです。そうすれば無垢のままで死ぬことができる。」

自殺した松岡利勝農相も筆者に同じことを言っていた。
<引用終了>
http://gpscompany.blogdehp.ne.jp/article/13603414.html 


さらにです。 


民主党は、権力者により仕組まれたとされる永田メール事件での永田寿康元議員の自死や、疑惑を追及したことにより殺害された石井紘基議員の「無念」をかみしめてきました。 


私が直接国会議員の秘書から聞いたことですが、実は、この石井紘基議員殺害事件を受け、民主党議員にはある「指令」が出されていました。それは、「一人で攻撃するな、(政権を取ったら)いつか疑惑に対し総攻撃する。」というような内容でした。

 


満を持して、疑惑のすべてをローラー作戦でたたきつぶす。それが、民主党の作戦ですが、政権を取った今でも総攻撃を開始しないのは、政官にいまだ体力が残されており、返り血を浴びるのを恐れるのと、政権を取って日が浅く、官僚の力を借りる必要があるからであると思います。変えられない過去に目を向けるより、前を見る、小沢氏の方針でしょうが、実に賢明なやり方であると思えます。

 


ところがです。読売新聞はやってしまいました。自殺をも考えるほど追い込んだ、石川知裕衆議院議員を元旦から一面トップで攻撃しているのです。 


私は、民主党議員や支持者は元旦にこう思ったと考えます。 


「読売は許せない」 


マスコミへの反撃は、予算が成立し、成長戦略が発表された6月頃からでしょう。7月の参議院選に向け、読売新聞を守旧派の国家戦略抵抗新聞と位置づけ、国民運動的「不買運動」を展開していくことでしょう。読売新聞に広告を出稿している経済界にも、読売新聞を守旧派の国家戦略抵抗新聞と印象づけできれば・・・読売は倒れます。

 


同じ右系ですが産経新聞は残すでしょう。なぜなら力がないからです。右系の人の受け皿がなくなるのも困るからです。 


それにしてもです。東京新聞は元旦から前向きな記事を書いていますが、読売新聞の読者はこんな記事が新年を祝う元旦のトップ記事で喜んでいるのですか。 


そうであるとしたら、頭は「・・・・」程度と言わざるを得ません。 


もう一度書きます。 


読売新聞読者の皆さんへ・・・そんな自分が怖くないですか?