今朝の東京新聞「常識革命」より
<引用開始>
稲作は芸術品を作るのと同じくらい繊細な仕事となった。だが2008年に開発されたモミロマンは「おいしさ」の呪縛を取り除いた。だから、まずいぶん手間もかからない。収穫量は従来の米の2倍以上。農薬はほとんどいらない。もちろん食用には向かないが、家畜の飼料なら十分。
<引用終了>
農林水産副大臣の山田正彦議員のメルマガを思い出しました。山田議員のホームページに掲載されていますので引用します。
<引用開始>
2009年10月20日(火曜日)
驚異的な飼料米が日本の農業を変えるのでは
「モミロマン」素敵な名前ではないか。
私は感動した。
昨日、赤松農水大臣と私たち、副大臣、政務官、農水省井出次官、生産局長皆で厚木にある東京農大の圃場に出かけた。
そして信岡誠治准教授が取り組んだ多収穫の飼料用米「モミロマン」の生育状況を視察した。
信岡さんから事情は聞いていたが、驚いた。
圃場に立毛のまま乾燥中の稲は、籾そのものも、茎も葉もこれまでの稲と比べて一回りも大きい。
目にしただけで、私たちは感嘆の声を上げた。
マン」は籾換算で1200キロ、玄米にしても1000キロだから、倍近い収量がある。
周りの田んぼはすでに刈り取りが終わっているのに、そこだけはまだ葉が青く尖っている。
「堆肥をこれまでの10倍やりました。農薬、除草剤は一切使っていません、9月まで水を張っていただけです」
信岡准教授がハンドマイクを持って語り始める。
「・・・・・コストは1キロ当たり30円、通常の米生産コストの6分の1でできます」
自信に溢れた語りだ。
食味した。
不味い。赤松大臣が思わず「これは炊き方を失敗したみたいだ」と言う。
これでは主食用の米と混ざる心配はない。
私たちは、東京農大のキャンパスに向かった。
そこには学生たちが、籾のままで産卵鶏に給仕していた。
ころころとケージの前に卵が転がっている。卵が大きく、手でふれると滑らかだ。
卵殻がしっかりしている。
「これらの鶏は生後ちょうど2年になります。まだ1日に8割は卵を産み続けています」
驚きの数字だ。
<引用終了>
http://www.yamabiko2000.com/modules/wordpress/index.php?p=231
外国から飼料用のトウモロコシを輸入しなくてもいい日がやってくるかもしれません。いや、そうしなくてはならないと誰もが考えているに違いありません。
私は、国土の3分の2を占める森林を再開発して、膨大な食糧や飼料、漢方薬、バイオマス・エネルギーを生み出す政策を政府に提案しています。
このブログに何回も書いていますが、日本の環境技術は世界一です。
東京農大は生ゴミからエタノールをつくることに成功しています。
「お酒造りの技術で生ごみが燃料と肥料に」
<引用開始>
こうした酒造りの技術を使って、バイオマスから燃料用エタノールを造る研究が進んでいます。エタノールは台所や食品の殺菌剤としておなじみですが、引火性が強いので燃やすことができます。では、実際に生ごみからエタノールができるまでを説明しましょう。
<引用終了>
http://www.nodai.ac.jp/web_journal/adventure/vol29.html
残された問題は、この国に暮らす人々のベクトルと力を「合わせる」ことだけなのです。
私は、日本を環境立国にするために、パラダイムを変える「3つの合言葉」を提唱していきたいと思っています。
木を見たら「灯油」と思え
竹を見たら「食糧」と思え
ゴミを見たら「エネルギー」と思え
※パラダイム ものの見方考え方
「友愛サステナビリティ・ニューディール」はこちらから
http://gpscompany.blogdehp.ne.jp/image/nd03.pdf
「竹が日本を救う」はこちらから
http://gpscompany.blogdehp.ne.jp/image/take.pdf