昨年大みそか「Dynamite!!」で石井慧に勝利後、次戦での現役引退を表明した吉田秀彦(40)=吉田道場=に対し、SRC(戦極改め)とDREAMの2団体がラストマッチのオファーをかける方針であることが2日までに分かった。
吉田は主戦場だったSRCとの契約を終了しているが、主催するWVRの稲村角雄・営業統括本部長は「最後の花道も戦極でやってほしい。今後話し合いたい」と明言。一方、DREAMの笹原圭一イベントプロデューサーは「吉田選手に選んでいただければ光栄」とラブコールを送った。
だが、吉田と両団体の関係は微妙。所属事務所代表の國保尊弘氏が昨年12月にWVR取締役を解任されたが、その契機はDynamite!!への“合流”とされている。さらに複数の関係者は「國保氏が格闘技の特別興行を開こうとしている」と“第3のイベント開催”を示唆している。吉田の選択が注目される。
(2010年1月2日)