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【芸能・社会】“最北の映画館”復活へ 約20年ぶり、北海道稚内市2010年1月3日 15時39分 最北の街・北海道稚内市に、映画館が約20年ぶりに復活する。地元企業などが出資して運営会社「最北シネマ」を設立。JR稚内駅前の再開発ビル内で5月のオープンを目指しており「街ににぎわいを取り戻すきっかけに」と期待が高まっている。 同市にはかつて複数の映画館があったが、1988年までにすべて閉館。最新作は旭川市や札幌市などに行かないと見ることができなかった。 計画によると、施設は三つのスクリーンを備え、計約250席。最新鋭のデジタル映写機や3次元立体(3D)映像にも対応する機材を導入、衛星配信を受ければスポーツ観戦やコンサート鑑賞などもできる予定だ。 「映画以外も見られる『多目的シネマ』にしなければ、稚内で映画館は成り立たない。ニーズに合わせさまざまな映像を上映したい」と意気込む最北シネマ会長の藤田幸洋さん(54)。 稚内の半径90キロ圏内の人口は約7万8千人だが、年間6万人以上の動員を目指す。藤田さんは「人が集まり街が元気になれば、街全体の利益になるはず。若い人からお年寄りまで楽しめる施設にしたい」と話している。 (共同)
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