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第一話 いつもどうり
僕の朝はいつものように母親の怒声から始まった。

「ほらあんた!はやくおきなさい!」

目覚まし時計代わりの・・・いや、母親代わりの目覚まし時計の声が響き朝が始まった。

「ほらさっさとしぃ!」

うるさいよ母さん・・・と学校の制服をちゃっちゃと着ながら無言の反論

「早くしないと遅刻するよっっっ」

うるさいよ母さん・・・と7:50を指している時計をみながら無言の反論。

「あ〜もうっ遅刻遅刻遅刻!!!!!!」

うっせんだ糞ババァ!と母親代わりの目覚まし時計の目を睨み付けながら玄関の戸に手をかける。

「なによその目は!お母さんあんたのこと心配し・・・」

そのいつもどうりの言葉を戸を閉めて遮った。

そろそろあだなを目覚まし時計から騒音発生器へ変えようかと一人でつぶやいてみる。

あぁそうだった。自己紹介がまだだったな。

僕の名前は竹田隼人。 高校一年生だ。いや・・・だった。

今現在、こういうといじめとかそういう誤解が生じるかもしれないが僕は人間として認められていない存在だ。

それは僕だけではなく世界に推定2000人ほどいる。

人々は僕らをデビルと呼ぶ。

つまり悪魔だ。

僕らは人間を遥かに超越した身体能力を持っている。

それを人間は・・・いや世界は認めなかった。

人間として接するどころか攻撃を仕掛けてきた。

壮絶ないじめのようなものだ。

僕らも最初は通常の人間だった。

ところが突然、なんといえばいいか・・・覚醒?したんだ。

僕が覚醒したのは二年前の誕生日だ。

あぁそのときのことは外伝で紹介するとしよう。

今ぼくはある組織のmemberだ。

名を[Anti Government Armys]、通称A・G・Aと呼ばれる。

訳すと反政府軍となる。

団員は全てデビルだ。

もちろん今から僕は学校になどいかない。

AGA総本部へ向かっている途中だ。

通学用バックにはM92Fミリタリー二丁とAK-47が二丁入っている。

そんなこんなで家から徒歩三十分。

ようやくAGA総本部へついた。よくぞこんな近くに作ってくれたものだ。

「はぁ・・・」とまたため息がでた。

AGA総本部の外見は廃工場だ。

もちろんそんな所に誰かが住んでいたり、ましてや総本部として使っているわけがない。

つまり地下基地というわけだ。

僕は廃工場の入り口を足で三回、二回、三回、一回と踏み鳴らしてから中に入った。

これは一種の暗号でこれをせずに中に入ると・・・もう二度とこの門の外へは出られない
といえばわかるだろうか

そしていつもどうり階段を下っていった。

この階段も糞長い。

200Mあると聞いている。

去年、誰かが滑り台状にしたらどうかなどとほざいていたが案外正論だったかもしれないな

そんな事を思っているとやっと「入り口」にたどり着いた。

入り口のドアは意外にも自動ドアだ。

こんなものより階段をどうにかしてもらいたいな・・・と、いつもどうりため息を吐き、なかに入ろうと前に進むといつもどうりドアが開きいつもどうりの機械音声がながれる。


「ようこそ!AGA総本部へ!」

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