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和歌山電鉄:貴志駅の駅長猫「たま」 執行役員に昇進

和歌山電鉄執行役員に昇進した猫の駅長たま=貴志川線貴志駅で2010年1月3日、安藤龍朗撮影
和歌山電鉄執行役員に昇進した猫の駅長たま=貴志川線貴志駅で2010年1月3日、安藤龍朗撮影

 和歌山電鉄(和歌山市)は3日、貴志川線貴志駅(和歌山県紀の川市)の駅長を務める雌猫「たま」を執行役員に任命、辞令を交付した。同社によると、猫が鉄道会社の役員に就くのは「世界初」。駅長は執行役員と兼務でそのまま続ける。

 07年1月に駅長に就任したたまは、1年で「スーパー駅長」、3年で執行役員と、スピード出世。同社のホームページの会社概要欄に役員の一人として明記された。年間利用者数は、南海電鉄から事業を引き継いで4年で約30万人増え、約220万人に。業績への貢献は大きいとし、役員会で異例の昇進を決めた。この日の辞令交付式には約100人のファンが詰めかけた。

 今年のえとの寅(とら)にちなんだトラもネコ科。小嶋光信社長も「犬人気が根強い中、ネコ族の再評価にも寄与した」と評価した。同社は今夏、貴志駅を猫の顔を模したデザインの新駅舎に建て替える。たまは3年で体重が0.3キロ増加。昇進に伴う報酬(キャットフード)増は辞退したという。【安藤龍朗】

毎日新聞 2010年1月3日 19時16分(最終更新 1月3日 20時17分)

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