「Dynamite!!」(31日、さいたまSA)
大会を主催するFEGの谷川貞治代表(48)は25日、昨年の興行で国歌独唱した歌手さくらまや(11)が「紅白歌合戦」に“引き抜き”されたとして、視聴率戦争のライバルNHKを非難し、紅白との対決姿勢を改めて鮮明にした。
◇ ◇
谷川氏は「さくらまやを取られたんですよ。引き抜きにあいましたよ」と苦笑した。少女演歌歌手のさくらは昨年のDynamite!!で国歌を独唱したが、今年は紅白の企画コーナー「こども紅白歌合戦」に出演。FEGとTBSからしてみれば、宿敵のNHKに“さらわれた”格好だ。
谷川氏は英国の人気歌手スーザン・ボイルの紅白出演にも危機感をつのらせ、「裏で(入場コールを担当する米国人の女性ナレーター)レニー・ハートに同じ歌を歌わせようか」と“妨害工作”まで検討。「(過去最高の04年平均視聴率)20・1%を超えたい」と執念をにじませた。
また、DREAMの笹原圭一イベントプロデューサーは「負けたら腹をかっさばいても丸刈りになってもいい」と、こちらは打倒紅白ならぬ打倒SRCに向けて大胆公約をブチ上げた。
(2009年12月25日)