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◆Dynamite!!▼K-1ルール3分5回延長1回 ○魔裟斗(判定 3―0)サワー●(31日・さいたまスーパーアリーナ) 湿っぽさはなかった。判定勝ちが決まると、魔裟斗はサワーに肩車され、涼しげな笑顔で4万5606人の大観衆の声援に応えた。濃密な900秒を戦い抜き、判定にもつれ込んだ決着。区切りの試合にもかかわらず、「殴り合いの世界から抜けられて気分がいい。頭の中がまだグラグラする。これが最後でよかった」と笑い飛ばした。
サワー戦はこれまで2戦2敗。魔裟斗にとって、絶対に勝って終わりたい宿敵だった。序盤からローキックとジャブを小刻みに繰り出し、リズムを作った。4回、カウンター気味の右フックがサワーの左こめかみをとらえ、唯一のダウンを奪った。
サワーが終盤見せた攻勢にはひるまず、自分も攻め急がずに終了のゴング。華麗なKO劇ではなかったが、自らの手で最後の花道を飾った。
引退を目前にして、なお進化する。魔裟斗のタフな練習を目にした主催のFEG谷川貞治取締役は「トレーナーも『去年より確実に強くなっている』と言っている。今までできなかったボディーを打てるようになった」と舌を巻いた。
試合中は心配そうな表情で見つめたタレントの矢沢心夫人(28)。試合後はリングに上がって恥ずかしそうに夫に花束を手渡した。12月30日の公式計量では、魔裟斗は会場に夫人を連れ添って現れた。普段は取らない行動に関係者を驚かせた。この一戦にかける思いがにじみ出ていた。
観客席に巨大フラッグを広げる大がかりなセレモニー。「すげえアットホームな感じでありがとう。『なんで嫁がリングに上がってんだろう』と思った」と照れ笑いした。
引退後については全くの白紙だが、「今日でファイターを終えますが、俺は30歳で人生あと50年残っている。これからも新しいことに挑戦していきたい」と目を輝かせた。K―1界のカリスマは2009年とともに、15年間の格闘技人生の幕を下ろした。
◆魔裟斗(まさと)本名・小林雅人。1979年3月10日、千葉・柏市生まれ。30歳。15歳でボクシングを始め、17歳からキックボクシング。2000年にK―1デビュー。中量級のワールドMAXで03、08年と王者になる。K―1対戦成績は41戦36勝(15KO)4敗1分け。リング外でもCMや映画などタレント活動でも人気に。07年2月にタレントの矢沢心と結婚した。174センチ、70キロ。
(2010年1月1日06時02分 スポーツ報知)
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