「新春かくし芸大会」47年の歴史に幕

　日本のお正月番組の顔ともいえる『新春かくし芸大会』（フジテレビ系）が、2010年元旦の放送をもって、その歴史の幕を閉じた。今回の『フジテレビ開局50周年記念番組「新春かくし芸大会FOREVER」』では、過去46年間の放送内容から特に印象的なシーンを集めて、放送された。

　また、番組の最期には、司会も務めた「ミスターかくし芸」堺正章さん、中山秀征さん、恵俊彰さんの3人による、豪華なコラボかくし芸が登場。「シャンパンタワー テーブルクロス引き」、トリオでのビリヤード芸「ザ・スリーメンズショー」で有終の美を飾った。

　タレントの布川敏和さんは、自身のブログで「今年で最後なんだねぇ〜、僕は 若い頃、何度も『かくし芸大会』に出たからなぁ〜」「一番最初は 少年隊と一緒に『少林寺』。次は 明菜と一緒に『歌舞伎』。後は 女装したり、空中ブランコ、英語劇、オズの魔法使い、トイストーリー、ET、旗振り、ets．．．。練習に練習を重ねて苦労しての本番、どれも鮮明に想いでに残っていますぅ〜」と、アイドル時代の思い出を語っている。

　ネット上では「終わってしまうのが本当に惜しい」「やっぱり堺さん・中山さん・恵さんの芸は神業。三人のコラボで見事な有終の美を飾ってくれた」「まるでお正月の食卓から、おせち料理がなくなるような寂しさ」といった声が見られた。

　司会と見事なかくし芸を見せた恵さんは、最後に「今日いったん幕を下ろす『かくし芸』。でもなくなるわけではありません。なぜなら、頑張っている姿は、いつだって人の心を打つからです」と語った。

　時代が移り変わり「かくし芸大会」が終了を迎えても、多くの芸能人が努力したその姿や、番組を通じて与えてくれた感動はいつまでも心に残るに違いない。（編集担当：李信恵・山田武）

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