「ハトミミ」に声届く? 間違えやすい政府サイト政府の行政刷新会議が国民の意見を募集するため来年1月に開設するサイト「ハトミミ.com(ドットコム)」をめぐり、間違って別のサイトにつなげてしまう危険性が指摘されている。実際のアドレスは「.com」ではなく「.go.jp」となるためだ。 名称にインターネットサイトとしてなじみが深い「ドットコム」を使ったばかりに「利用者が関係のないサイトに巻き込まれかねない」(政府関係者)と開設前からつまずきかねない状況だ。 「.com」や「.go.jp」は「ドメイン」と呼ばれ、インターネット上の住所を表す。「.com」は先着順で誰でも取得でき、「ハトミミ」開設発表後に担当者が取得しようとしたところ既に登録済みだったという。 また政府は情報セキュリティー対策基準として、ドメインは政府機関用の「.go.jp」を使うと定めている。行政刷新会議が「ハトミミ・ドットコム」を発表した直後、内閣情報セキュリティーセンターは「誤解を招く」と警告した。 サイトは1月中旬に開設される予定で、ドメインは「hatomimi.go.jp」の方向。「検索サイトでも一番目に表示されるよう工夫したい」としている。 【共同通信】
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