病院のトイレ内で盗撮したとして、広島県警は2日、県警公安課の警部補、亀井治(おさむ)容疑者(36)=広島市東区牛田新町=を建造物侵入と軽犯罪法違反(のぞき)の容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
発表によると、亀井容疑者は昨年12月31日午後9時半ごろ、広島市中区の病院の男子トイレに入り、壁で仕切られている隣接の女子トイレ内にいた病院職員の女性を、携帯電話の内蔵カメラで撮影した疑いがもたれている。壁と天井のすき間から撮影していたという。シャッター音に気付いた女性が男子トイレに入り亀井容疑者を見つけた。亀井容疑者は以前この病院で診療を受けており、女性は顔見知りだったという。この日は休暇中だったという。
坂本純正(よし・まさ)・県警監察官室長は「警察官としてあるまじき行為で誠に遺憾。捜査結果を踏まえ、厳正に処分する」とコメントしている。