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2008年03月08日

　３月８日、東京・秋葉原のUDXシアターで第2回声優アワードの授賞式と受賞者の発表が行われた。
声優アワードは昨年第1回が始まったばかりだが、国内で初めての声優活動を顕彰する本格的な賞として大きな話題となった。
　人気声優が次々に登場するイベントであり、今年の開催と受賞結果が昨年以上に大きな注目を集めていた。

　こうしたなか全部で12部門からなる賞が発表された。このうち注目の主演男優賞は宮野真守さんに、主演女優賞は平野綾さんが選ばれた。
　また、サブキャラクター賞の男優は小野大輔さんと神谷浩史さん、女優は釘宮理恵さんと斎賀みつきさんであった。さらにデビューから5年以内の声優に与えられる新人賞は男優が羽多野渉さんと代永翼さん、女優が加藤英美里さん、小林ゆうさんである。

　さらに歌唱曲で活躍をみせる歌唱賞は『らき☆すた』のオープニング「もってけセーラーふく」を歌った平野綾さん、加藤英美里さん、福原香織さん、遠藤綾さんら4人に、ラジオやテレビなどの番組で活躍する声優に与えられるパーソナリティ賞には鈴村健一さんが選ばれた。
　今回も発表された受賞者の全員が授賞式会場に登場しており、式は昨年と同様に大きな盛り上がりをみせた。また、受賞した声優は賞の重みと同時に今後の声優活動をさらにアクティブに行いたいと語っていた　
　これらの賞は一年間の活動に対して与えられるもので、ファンから一般投票も通じて、声優アワード実行委員会が選考を行っている。

　こうした賞のほかに、長年の声優活動を選考委員会が顕彰する様々な特別賞も発表され、注目を浴びていた。故人のなかから選出される特別功労賞には、城達也さんが選ばれた。城さんは、1995年に逝去されているが、ラジオ番組「JET STREAM」や『忍者カムイ伝』のナレーターなどを通じて幅広いファンから人気を集め、声優業界の発展に貢献した。
　また、長年にわたり活躍した役者もしくは作品に与えられる功労賞は、野沢那智さん、羽佐間道夫さん、来宮良子さんが受賞した。

　作品と声優の魅力を最大限発揮した作品に与えられるシナジー賞は、『仮面ライダー電王』だった。さらに今年は声優の故・富山敬さんを記念して、話題賞として富山敬賞があらたに設けられている。
　この賞は声優の職業を各メディアを通じて多く広めた人物に与えられる。こちらは国際的な活動を展開した古谷徹さんが受賞した。
　
　声優アワードは声優業界の発展と地位向上、人材育成を目的に声優アワード実行委員会が主催を行っている。賞への高い注目は、声優業界への関心を集めることで、大きな力を発揮している。
　
　　　　　　　