
|
「超! アニメロ」のオリジナルドラマ『響演』シリーズに、小野 大輔さんが登場! 第6弾ドラマ「Wish」は1月21日から配信開始!
|
携帯サイト「超! アニメロ」は、オリジナル配信ドラマシリーズ『響演』の第6弾「Wish」を1月21日から配信します。
本作は「超! アニメロ」オリジナルのケータイ向け配信ドラマで、全5話を毎週水曜日に1話ずつ更新していくコンテンツです。第6弾となる今回は、声優・小野 大輔さんがシナリオ原案を担当し、全4キャラクターを演じるほか、エンディングイメージ曲「Type two」で歌声も披露します!
小野さんのインタビューが到着したので、さっそくお届けします!
|
──まずはどういった内容の物語なのか教えてください。
小野さん:20代後半の双子の兄弟のお話です。ある日、彼らの父親が不慮の事故で亡くなってしまい、通夜が行われるのですが、その席でふたりは久しぶりに顔を合わせることになります。そして、自分たちが気づいていなかった兄弟のことや家族のことを少しずつ思い返していく……という話です。
|
 |
|
 |
▲ 小野さんがシナリオ原案を担当した本作。毎週水曜日のドラマ配信をお楽しみに! |
 |
|
──双子の絆を中心にしたお話ということでしょうか?
小野さん:そうですね。双子は“思い出話”という形で、彼ら自身の絆や親からの想いを確認していきます。ところが、このお話はそれだけでは終わりません。詳しくはお話できないんですが、どうかその先の展開にも期待していてください。
──物語の企画段階から参加されているということですが、このお話を思いついた経緯を教えてください。
小野さん:あるとき、僕がパーソナリティーを務めているラジオにゲストで母親が出演するという珍事があったんです。この事件をキッカケにちゃんと親と連絡を取るようになったんですが、そうしたら、獣医をやっている兄とも話す機会が増えまして。改めて“家族の繋がり”の大切さを強く認識したんです。それで「家族をテーマに何かできないかなぁ」と思っていたところに、ちょうどこのお話が来たと。ちなみに、登場人物が双子という設定は『タッチ』が元ネタです(笑)。実は僕の中にあだち 充先生ブームが起きていまして、本作にオマージュを入れさせてもらっています。リスペクトの結果だと思っていただければ。
──小野さん自身は双子ではないんですか?
小野さん:兄とは5つ歳が離れています。実際に兄弟がいる人にはわかると思うんですが、兄と弟って何かと周りから比較されちゃうんですよ。「お兄ちゃんは理系なのに、弟は文系なんだね」とかお兄ちゃんと顔や声が似ているので比べられることも多くて……。そういった比較を嫌がってか、距離が近ければ近いほど、兄弟って別の道を歩みたがるんじゃないかと思うんです。
──今回の作品でもそうですよね。
小野さん:物語に登場する双子のうち、兄の叶(かなえ)はワイルドな行動派、弟の要(かなめ)は理系の頭脳派とそれぞれまったく違う成長を遂げています。ちなみにウチの場合は、兄がバリバリの理系で僕が文系。逆ですね。
──今回のドラマでは、すべてのキャラクターを小野さん自身が演じているそうですが。
小野さん:都合4役演じています。全部のキャラクターをひとりで演じるということは、他人のセリフに僕のセリフを被せるということができないんです。いっこく堂さんじゃないし。……いや、いっこく堂さんでも無理だと思うんですが(笑)。物理的に超えられない人間の壁がそこにあるわけで、自分が仕掛けたことを自分で受けるという計算が必要になります。キャラクターの掛け合いによる相乗効果で展開を面白くしていくのも全部自分だし、流れを止めて足を引っぱってしまうのも全部自分。そういう意味でも、綿密な準備が必要だったんですが、演じているときはとても気持ち良かったです。
──演じ分けについてはいかがでしたか?
小野さん:実は企画を出した時点で「このキャラクターはこういう喋り方にしよう!」と決めていたものがありまして。自分の考えたものと違った場合は、意見を出してスタッフの中で検討するようにしました。実は普段は僕はあまり台詞を直すのは好きではないんですが、今回は原案という立場なので申し訳ないと思いつつも、自分の思ったようにやらせていただきました。収録の時も、ちょっとでもニュアンスが違ったり、納得のいかない部分は自分からリテイクを申告して、納得が行くまでやり直させていただきました。
|
 |
|
 |
▲ キャラクターの演じ分けなど、小野さんがインタビューで語ってくれた「Wish」の聞きどころは要チェックです! |
 |
|
──演じる上でとくに注意した部分はありますか?
小野さん:“会話の流れ”ですね。セリフを間違えたときにその部分だけ録り直すということもできるんですが、そうすると今まで作ってきた会話の流れが途切れてしまうんですよ。だからミスをしたときは、ワガママを言ってもう一度そのページの頭から全部やり直させてもらったりもしました。おかげでクオリティの高い作品に仕上がったと思います!
|
──作品を作るうえで、これまでの『響演』作品を参考にされたりはしましたか?
小野さん:はい、聴かせていただきました。どの作品も皆さんの個性がふんだんに出ているなぁというのが第一印象です。そして、「ひとり芝居ってすごく難しいのに、みんなものすごく上手いなぁ……」と。ただ、皆さんが演じた作品と比べると、今回の「Wish」は少し毛色が違うので、直接参考にできた部分は少ないかもしれません。
──どう違うんですか?
小野さん:モノローグの入らない“完全会話劇”と言いますか……いわゆるシチュエーションコメディなんです。密室の中に数名しかいない登場人物が、会話だけで世界を広げていくという感覚ですね。今回それに非常に近い形の作品を仕上げることができて、しかもこの形式のお芝居を以前からずっと演じてみたいと思っていたので、すごく嬉しく思っています。『響演』シリーズに新しい試みを混ぜることができたという意味でも良かったのではないでしょうか。
──この先も自分で物語を作ってそれを演じる機会があったとしたらいかがですか?
小野さん:物語を一から作って、脚本を書き上げるような能力は僕にはありません。でも、皆さんと一緒に作品をブラッシュアップさせていく作業は好きなので、機会があったらまたやってみたいと思います。そのときは役者として参加するのではなく原作者として参加したいです。ぜひ自分以外の役者さんに演じてもらいたいと思います(笑)。
──ご自身のドラマが携帯電話という形で配信されることについてはいかがですか?
小野さん:何より“思いついたときにすぐ聴ける”というのがメリットですよね。一度聴いたあとにもう一度聴きたくなったときとか、すぐに再生してみると面白いかもしれません。物語の中ではいくつか伏線が張ってあるので、「あれ、もしかしたら……」と気づいたときに聴くと新しい発見があるかもしれませんし。あと、携帯電話はどこにでも持ち込めるので、自分の好きなところに行って聴くというやり方もありじゃないでしょうか。あえて「え? そんなところで聴くの?」と言われるような場所にこもるのもいいかもしれませんね。例えば……ロッカーの中とか?(笑)
──エンディングイメージ曲である「Type two」の聴きどころもお聞かせください。
小野さん:歌詞も独特で、すごくパンチが効いた楽曲になっています。これまで僕がキャラクターソングですら歌ったことがない新境地を開拓しているので、ぜひ皆さんに聴いていただきたいです。ただ注意してほしいのは、「ドラマを聴いてから楽曲を聴いてほしい」ということ! 詳しいことは言えませんが、この曲の本番はドラマを聴いてからです。その禁を破ってしまうと僕が損をするので、切にお願いします!(笑)
──最後に、リスナーの方にメッセージをお願いします。
小野さん:今までの『響演』シリーズのタイトルは身近な物の固有名詞が多かったと思うんですが、今回のタイトルは「Wish」、つまり“願い”です。作品の内容から直感でつけたタイトルではありますが、実はこの語感にもちゃんと意味があるんです。その意味についてはドラマを聴いて確かめてください! ちなみに、今回の『響演』での一番の収穫は「自分は物を作るのが好きなんだ」と再認識できたということ。僕だけでなく、この作品があなたにとっても何らかの収穫になれば幸いです。色々と“仕掛け”を用意しているので、ぜひ聴いて驚いてください。
|
主人公の双子の兄弟が父親の死に際してそれぞれの気持ちを確かめあう人間ドラマには、ただのいい話では終わらない、あっと驚く“仕掛け”も用意されているとか。毎週水曜日の更新を、どうぞお楽しみに! (文責:山口/編集:板子)
|
■内容詳細■
『“超! アニメロ”オリジナルドラマシリーズ“響演”』
●声の出演
小野 大輔
●内容
第6弾「Wish」全5話(原案・小野 大輔)
ポイント・25pt、課金262円(1話)
エンディングイメージ曲「Type two」(歌・小野 大輔)
ポイント・30pt、課金315円
●配信
携帯サイト「超! アニメロ」内
●配信開始
2009年1月21日より 以降毎週水曜日更新
|
|