井上:桐緒役の井上です。そうですね、非常にアットホームな現場で、すごく楽しくアフレコすることができました。桐緒ちゃんはやっぱりテンションの高いキャラクターだったので、私自身、すごくテンションをあげて、朝一の収録でも楽しんで演じることができました。どうもありがとうございました。あ、えーっと……他の男性方がみんな素敵でした。
小野:つけるな! それ後付けするな!(笑)
井上:P.S.的な感じで! 追伸でお願いします(笑) あぁいう気分を味わえるっていうのは、やっぱりこういう作品ならではですよね。現実ではなかなかないので。
かたやま:たぶん、リスナーさんたちも、桐緒に自分を重ねて聴いてくれるんじゃないでしょうか。
井上:あ、そうですね。ぜひとも!
小野:紗那王は桐緒とは真逆で、高貴な、身分の高い神獣だということで。とてもこう、あの……荷が重いなと、最初思いながら読んでました(笑) どっちかというと、桐緒の元気さとか、人間としての熱みたいなところにほだされて、段々と柔らかさが出てくるというか。ちょっと嫉妬してみたりとかそういう一面が、神様なんだけど、人っぽいぶれがあるっていうのがとても魅力的ですよね。楽しく演じさせていただきました。だから難しいですよね、バランス的には。
かたやま:たぶん初めはあんまり喜怒哀楽もなくて、桐緒と接するうちに、色々なことを学習していくんでしょうね。2巻以降の話なんですけど、実は二人はものすごく昔から知り合っていて、ずーっと紗那王は桐緒だけを見ていたんです。
小野:そんな設定があったんですか……先に言ってください…!(泣)
かたやま:すみません(笑) 鈴村さんはいかがでしたか? 2巻以降の登場になるシデンですが、どうしても鈴村さんに演じていただきたくて、わがままを言ってしまいました。ボーナストラックだけの出演でしたので、本当に申し訳ないんですが。
鈴村:ありがとうございます。はい、(ボーナストラックだけなので)どうコメントしていいやら(笑) にぎやかしの……僕のイメージはそうですね、おりも政夫さんみたいな。
一同:(爆笑)
鈴村:おりも政夫さん、若い人には分からないでしょうね。できればね、水泳大会であってほしかったな、みたいなところはあるんですけどね、これ。はい、残念です。2巻にいったら、みんなすごいことになりますよ! それまで楽しみに待っててほしいなと思います!
神谷:神谷です。本日ですね、アフレコに参加させていただきまして、非常に楽しかったなと。そしてですね……いやぁ、紗那王は大変そうだなって思って。雅な言葉遣いって難しいじゃないですか。本当に、台本を読んでいるだけで頭が痛くなりそうなセリフがいっぱいあって、それを小野さんは見事に演じてらして、さすがだなぁと思いました。
小野:とんでもない。
かたやま:藤真は登場回数が少ないなかで、すごく人気があるんですよ。
神谷:でも、出るんですか? 今後。
かたやま:今後も出ます。今8巻目出てるんですけど、8巻は表紙にもいます。
神谷:あ、そうですか。
井上:8巻……遠いですね(笑)
かたやま:みなさんは役柄に対しては、どんなイメージを持たれましたか?
井上:桐緒は元気いっぱいで、可愛らしいなと思っていました。作中の言葉を使うなら、桜のつぼみのような、これから開花するんだろうなっていう初々しさとか、生きるという生命力に満ち溢れたパワーのある女の子だなっていうイメージでした。
小野:(紗那王は)天狐ですよね。そういう狐の神様の存在は他の作品でもちらほら見てたんですが、基本的にクールで、傲岸不遜で、上から目線っていうところがあるので、そういうふうに生きてみたいなって思います。
かたやま:でも基本的に紗那王はヘタレなんですよ。
小野:それも2巻以降の話ですか!? 知らん!(笑)
鈴村:やーい、ヘタレー。
小野:えぇぇぇ(笑)。とにかく、傲岸不遜で孤高じゃないですか、狐って。そういう存在がほだされるぐらいだから、桐緒ってすごく魅力的なんだろうなって思います。
鈴村:難しいですねー……今回は完全に番外編でのシデンのテンションなので、次のときは引きずらないという前提でやっています。
かたやま:シデンが何者かはご存知ですか?
鈴村:討伐にくるんですよね。
かたやま:シデンも人間じゃないんです、刀の付喪神なんです。
鈴村:2巻以降明らかになるので、今回(番外編)はある意味、忘れてください……(笑)
神谷:藤真は「あぁ、好きなんだなぁ」って……麻里奈のことが(笑)
井上:わたしのことが(笑)
神谷:はい……まぁ、こう見えて僕は麻里奈のことが嫌いじゃない。いや、むしろ好きだと言っても過言ではないぐらいなので、非常にやりやすくやらせていただきました。感情移入しやすく、桐緒って言いながらも、心の中では(麻里奈v)って。
井上:嘘ですから(笑)
神谷:いや、これマジって書いといてください。もう指輪用意してあるって書いといてください(笑)
鈴村:渡されても困るよね(笑)