イベントレポート
 
家政婦は前代未聞のタイムトラベルを見た!?「祥慶フェス2008★」レポート
2008.03.17
関連URL:フルハウスキス オフィシャルサイト
 
 2008年3月16日(日)、東京のC.C.レモンホールにて「祥慶フェスティバル2008☆ ~Time Traveler~」が行なわれた。
 
 「祥慶フェスティバル」とは、カプコンの女性向け“恋愛家政婦アドベンチャー”『フルハウスキス』を題材としたファン向けイベントで、今回で3回目。 前日に行なわれたプレ・イベントに、16日の昼・夜を含め、初の2日間3公演での開催となった。
 その中から16日昼の公演の模様についてレポートしよう。


■学園の王子様たちが過去に飛ぶ! サプライズ続きの朗読会
 『フルハウスキス』は2004年にリリースされた、女性向けの恋愛ゲーム。両親を失くし、いなくなった姉の手がかりを探して名門「祥慶学園」へとやってきた主人公の少女が、昼は学園の教師として、夜は学園の生徒会長・御堂一哉の家で住み込み家政婦をするという物語。その後、2006年には続編『2』も発売されている。
 
 この日は2,000人を越える家政婦さん(ファン)が集合し、会場は満員状態。開演時間の14時をやや過ぎたころ会場が暗転、大きな歓声が湧き上がる中でイベントはスタートした。 
 まずは御堂一哉役の荻原秀樹さんほか、佐々木望さん(松川依織役)、成瀬誠さん(一宮瀬伊役)、岸尾だいすけさん(山本春太役)、上田陽司さん(北条竹治役)ら5人によるユニット「Show! Kei! Five」が新曲「春色Anniversary」を披露し、会場はヒートアップ! 1番終了時に坪井智浩さん(松川皇役)、櫻井孝宏さん(羽倉麻生役)、小野大輔さん(九条陸役)、大橋隆昌さん(樋山城役)、鈴村健一さん(東條葵役)というほかの出演陣も客席から登場し、『フルハウスキス』の出演声優10名が集結。ここで再び会場が暗転し、ステージ上の巨大モニターにゲーム画面に似た映像が映し出された。


 映像では家政婦さんにはおなじみの、学園の男性陣が総登場。そして卒業式を終え、ダンスパーティーを控える彼らが“時間を司る時計”のいたずらによって過去にタイムリープしてしまう。実は、これが今回のイベントのあらすじとなっており、ふたたび出演陣がステージ上に現れ、台本を片手に朗読劇が始まった。
 
 昼の朗読劇は「祥慶学園★肝試し大会」と題されており、過去に到着した面々が思い出話をするうちに、祥慶学園で行なわれた肝試し大会の話になるというものだ。モニター上では、家政婦さんも劇に参加するようセリフと動作が指示され、たとえば幽霊が登場するシーンでは「うらめしや~」、鈴虫が登場するシーンでは「りーんりーん」+「(事前に配布された)ライトバーを振って!」という指示が出される。はじめは照れも見られた家政婦さんたちだったが、ステージ上で行なわれるコメディ要素の大きい演技に終始笑いは絶えない。また合間には、落とし穴に落ちた影響でなぜか小さくなってしまったキャラクタや、男性同士が絡み合うシーンが演技とともにモニターに表示され、うれしい悲鳴も絶えなかった。
 
 そのうち緊張がほぐれたようで、劇の終盤には「みんなだいすきー!」+「隣の人と手をつないで両手を上げて!」という少し遠慮してしまいそうな指示にもノリノリ。その甲斐あって“時間を司る時計”に家政婦さんのパワーが溜まったのだった。


■CMに応援合戦に、サンオイル塗り!? 爆笑企画の数々
 朗読劇の合間に、巨大モニターでCMも上映された。CMは今回のイベントの模様を収録したDVDと、会場で販売されていたグッズに関するもの。ともに岸尾さんと大橋さんが不良少女、オタク風のゲーム会社員、ピアニスト、受付嬢に変装して小芝居をしたり、テレビショッピング風にオススメしたりと熱演(怪演?)し、場内からは爆笑が起こっていた。


 朗読劇の終了後には、前回から引き続いての企画である応援合戦が行なわれた。「真・祥慶学園応援合戦」とされた今回は、4人ずつの2チームに別れ、どちらが家政婦さんたちから北条学園長役の上田さんの心の響くいい応援(声)を引き出せるかを競った。応援はそれぞれのチームリーダーがリーゼントに白手袋、ホイッスルという応援団三種の神器をまとうという本格仕様。それぞれ2回ずつコール&レスポンスを行なったのち、上田さんの独断と偏見により、小野さんがリーダーを務めたBチームが勝利。そして敗者も、さらに勝者も恐ろしい罰ゲームが行なわれた。
 
 罰ゲームは負けチームの4人がカツラをかぶり割烹着を着て、『フルハウスキス』の主人公・鈴原むぎになりきる。そして勝ちチームのメンバーと1対1でサンオイルを海で塗ってもらうという超展開のミニドラマを演じるというものだった。普段はカッコいい役を演じることが多い声優陣がむぎちゃんとなってセクシーな声を出すと、家政婦さんも勝利チームのメンバーも悶絶。最後の鈴村さん(負けチーム)と小野さん(勝ちチーム)の組み合わせでは、なぜか立場が逆転し、鈴村さんにオイルを塗られようとした小野さんが倒れるという結末を迎えた。


■用意されたライトバーも大活躍! 家政婦さん大興奮のライブ
 休憩時間を挟み、いよいよ生バンドを迎えてのライブが開始。会場の多くは朗読劇でも使用したライトバーを振り、スタンディングして盛り上がった。

 最初に披露されたのは、荻原さんと成瀬さんによるミディアムテンポの聴かせる系ナンバー「今宵CEREMONY」。続く鈴村さんと小野さんによるハードロックテイストの「青春AFTERMATH」では、ふたりによる煽りもあって会場のテンションは一気にヒートアップ。そして3番手の岸尾さんは、『フルハウスキス』随一のギャグキャラである山本春太のデビュー曲「恋愛専科」を、アニメTシャツにバンダナという“らしい”姿で熱唱。ダンサー4人を従え、コロコロと曲調が変わるコメディーチックな曲で家政婦さんのこの日一番の笑いを取っていた。
 4曲目の佐々木さんによる「未来へ鳴らす鐘」が終了したあと、ふたたびモニターにゲーム画面が登場。ライブを通じて“時間を司る時計”にさらに家政婦さんの愛のパワーが溜まり、表示された時計が順回転を開始。こうして祥慶学園の面々は無事に元の世界への帰還を果たしたのだった。


 さらにもう一曲、冒頭でも歌われた新曲「春色Anniversary」を、Show! Kei! Fiveが今度はフルコーラスで歌い上げ、ラストを飾った。ただし閉幕となった後も「アンコール!」の声は鳴り止まない。再び幕は上がり、出演者がそれぞれに家政婦さんへの挨拶を行って、多くの笑顔と歓声に包まれたこの日のステージは終了となった。


(C)佑羽栞/白泉社/CAPCOM CO., LTD.

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