にぎやかにステージ展開イベント『VitaminX』
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D3パブリッシャーが毎年恒例でおこなっている夏のイベント。今年は、2007年3月29日に発売されたPS2『VitaminX』(D3パブリッシャー)のキャストが勢ぞろいした『VitaminX いくぜっ!トキメキ★フルバースト』が、6月24日に日本青年館にて開催された。
『VitaminX』の舞台は聖帝学院。いろいろな意味でゴージャスなイケメン(だけどおBAKA)6人・通称B6と、彼らを導く主人公の先生(プレイヤー)。そんな彼女を支える同僚の6人の教師(通称T6)が、作品登場人物のメイン。
イベントステージには、このB6が昼夜ともに登場。リーダー的存在で真壁財閥の御曹司・真壁翼(CV鈴木達央)、面倒見のいい草薙一(CV小野大輔)、バイトとバンドに真剣に取り組んでいる人気インディーズバンド「ヴィスコンティ」のリーダー・七瀬瞬(CV鳥海浩輔)、常に女装していてそこら辺の女の子よりもキュートな風門寺悟郎(CV岸尾だいすけ)、人の困った顔を見るのが大好きな仙道清春(CV吉野裕行)、いつも寝ている斑目瑞希(CV菅沼久義)が、B6のメンバー。
また、ろくでもない生活と性格の国語教師・葛城銀児(CV杉田智和)、そんな銀児を居候させていて苦労が絶えない地理と歴史担当の鳳晃司(CV井上和彦)が、司会進行役で昼の部、夜の部を展開。
そこに、昼の部は理科担当・九影太郎(CV三宅健太)、数学担当・衣笠正次郎(CV宮田幸季)が登場。夜の部は、公民担当・二階堂衛(CV織田優成)、外国語担当・真田正輝(CV阪口大助)が舞台を盛り上げた。
ここでは、夜の部のステージをレポートしていこう。
場内注意事項担当は、ゴロちゃんこと風門寺悟郎(CV岸尾だいすけ)。ゴロちゃんの口グセ、お決まりのセリフ「ポペラ〜」が場内に流れると、着席準備をしていたファンから笑いが起きる。最後は「みんなでポペラ、盛り上がれ!」と、男ボイスで締めくくり、イベントスタートまでの時間を演出した。
ベルが鳴り、ゆっくりと場内が暗転。ステージに設置された大きなスクリーンに、『VitaminX』の映像が流れる。しばらくすると、ステージに、翼役の鈴木さん、一役の小野さんが登場。「前説」という名のマイペースなフリートークが展開された。ゲームのオープニングテーマ「放課後エデン」の振り付けをレクチャーして、実際にライブへ。しかし、歌詞を間違えてしまったり、舞台を自由に動き回ったりするふたりに、場内からはクスクスと笑いがおきる。和やかな雰囲気からイベントはスタートした。
ふたりのユニット「翼と一」が歌い終えると、イベント本編がいよいよスタート。スクリーンには「朝礼HR」の文字。舞台右手に教卓、左手に6台の学習机と、まるで学校の教室のようなセットがあった。
まずは銀児が登場。続いて鳳が姿を見せる。ゲームのなかであったような、調子のいい銀児にツッコミを入れる鳳のやり取りが笑いを誘う。そこへ、真田、二階堂が合流。夜の部の教師陣がそろった。そして、B6が教室にせいぞろい。
机に座る翼、弁当を食べる一、新聞を読む瞬、女装をしている悟郎、キャンディを食べながらやんちゃなしぐさを見せる清春、机の上に仰向けに寝転がる瑞希と、「B6が実際にいたら、そういうことをしそうだな」というパフォーマンスを見せ、場内を沸かせた。
また、ここでB6メンバーの自己紹介となるが、ゆるやかダメッぷりが炸裂。決めセリフを言いながら、キャストの素が出ながらの爆笑ポイントとなった。これにはファンも大喜び。それぞれのパフォーマンスに笑いと拍手が飛び出した。
自己紹介のあとは、宿題提出。「英語でリンゴを何というか」「英語で水を何というか」「東京都には区がいくつあるか」「現在の日本の消費税は」など、ゲームでいうところの月末試験のような問題が出され、B6はそれに答えていく。が、正解者はゼロ。思わず「TSUKKOMI!(ツッコミ)」をしたくなるシーンが繰り広げられていた。
続いては「愛の課外授業」のコーナーへ。葛城先生、鳳先生、二階堂先生、真田先生がステージに残り、ゲームでキャラクターのボイスを楽しめる「マニアックボイス(※ゲームに収録されているおまけ)」のなかから、それぞれが告白セリフを生で披露。激しくテレまくる阪口さんの様子を楽しんだり、お色気満載の井上さんのセリフにドキドキしたりと、ファンは堪能していた。
そして、B6&T6によるライブドラマ「青春ブラザーズ 俺たちに明日はない」へ。舞台は、翼の建てたB6の憩いの場「バカサイユ」。ここが、B6とT6との戦場になる。翼&悟郎&瑞希は葛城&真田と「裏通り」にて、清春&瞬&一は二階堂&鳳と「街頭」にて合間見える。T6に追い詰められるB6。いよいよか…というところで、T6の情けにより、B6のメンバーは「一番大切なあいつ」へ向けて告白をする。そして、分かれていた面々が「裏路地」に集結し、最後の場面を迎えた…。
この物語のなかで、小野さんが語尾に「ニャー」と言ったのを受けて、ほかのメンバーも「ニャー」と言う現象が発生。クライマックスに向けて緊迫したシーンでも全員が「ニャーニャー」とにぎやかになり、ファンも楽しそうに展開を見つめていた。
キャストによるフリートークコーナー「LOVE & STUDY」では、入場時に全員に配られた「赤(TSUKKOMI!)&青(THROUGH)」の下敷きを使ったゲームへ。お題をもとに、キャストがちなんだエピソードを披露。おもしろかったら赤、つまらなかったら青を舞台に向けてジャッジをするというものだ。
最初のお題は「仕事の最中(演じている最中)、おもしろかった、もしくは恥ずかしかった間違いや勘違い」。これには、鈴木さんと織田さんがエピソードを紹介。続いては「自分のおもしろい、または変なクセ」を岸尾さん、吉野さんが暴露。そして「町で見かけた変な人」は小野さんと菅沼さんが披露。最後に「声優の仕事をしていなかったらどんな仕事をしていた?」に阪口さんと鳥海さんが答えていた。
フリートークでひとしきり楽しんだあとは、D3パブリッシャーの新作タイトルをチェック。ここで、注目の作品や最新リリース情報が映像によって紹介された。『VitaminX』がDS版で発売されることが発表されると、場内からは大歓声があがる。ほか、6月21日に発売された『俺の下でAGAKE』(※BL)、『ラスト・エスコート』シリーズの新作なども紹介された。そして、9月発売予定の『DEAR My SUN!! 〜ムスコ★育成★狂騒曲〜』は、息子を育てる育成シミュレーション。成長の仕方によってボイスが代わるというシステムが注目の作品。また、3年前にリリースされた作品の続編となる『幕末恋歌・花柳剣士伝』の映像も流れた。
そして、ライブコーナーへ突入。先発は瞬の「純潔デカダンス」。そのあとは、清春の「青春ダイナマイト」、瑞希の「硝子の幻想アモーレ」、悟郎の「放課後ジャーマンスープレックス」と続き、ラストは翼と一のエンディングテーマ「Shooting Star」で締めくくられた。
ついにイベントもエンディング。
瑞希らしく振る舞いながらいろいろなパフォーマンスで楽しませてくれた菅沼さんは「楽しく演じることができました。次回はトゲ―も一緒だといいですね」と最後に挨拶。
「あのしゃべり方(清春の口調)はもうしませんからね」と言いつつ、最後に清春で「また会えるかも知れないぜ」と感想を締めた吉野さん。
「悟郎はイマまでにないキャラクターですごく難産でした。大変だったけど、またやりたいですね」と話してくれた岸尾さん。
鳥海さんは「お腹はいっぱいになりましたか? 次回は、俺が家計簿をつけて、やりくりしてみんなにご馳走するぜ」と、瞬らしいトーク。
「歌をがんばった」という小野さんは、今回のステージに向けていろいろ練り上げてきたというエピソードを教えてくれた。
翼らしい演出を衣装から意識していたという鈴木さんは、「ゲーム中に翼が着ていた衣装にこういうのがあったので、選んできました。イベントでノースリーブは初めてです」と、作品へのイメージの高さをラストに紹介。
阪口さんは「ちゃんと先生になれていましたでしょうか」、織田さんは「こういうイベントは初めてに近いんです。短い時間でしたけど、共有できて楽しかったです」、杉田さんは「ゲームと一緒で、最初はショックを受けるけど、進んでいけば楽しくできたのではないでしょうか」とコメント。
最後に、井上さんから「都内の某スタジオで、ひとりさびしくボイスの収録をしていました。それがまさか、このように大きなイベントができるようになるなんて、油断していましたね(笑)。こんなにすごい人達がいたんだと実感できたイベントで、みんな幸せ者ですね」と、笑顔で語られた。そして「楽しいイベントができたのは、みんなのお陰。『VitaminX』の次回作も楽しみにしてくださいね」と締めくくられた。
また、この日会場で販売されたイベントグッズの再販もあり。詳しくは公式サイトをチェック!
★『VitaminX』公式サイト(http://www.d3p.co.jp/vitamin_x/)
★D3パブリッシャー公式サイト(http://www.d3p.co.jp/)
【DATE】
タイトル VitaminX いくぜっ!トキメキ★フルバースト
公演開催日 2007年6月24日(日) 昼の部・14時30分〜、夜の部・18時〜
会場 東京・日本青年館 大ホール
【CAST】
鈴木達央(真壁翼 役)、小野大輔(草薙一 役)、鳥海浩輔(七瀬瞬 役)、岸尾だいすけ(風門寺悟郎 役)、吉野裕行(仙道清春 役)、菅沼久義(斑目瑞希 役)、杉田智和(葛城銀児 役)、井上和彦(鳳晃司 役)、三宅健太(九影太郎 役)※昼の部のみ、宮田幸季(衣笠正次郎 役)※昼の部のみ、織田優成(二階堂衛 役)※夜の部のみ、阪口大助(真田正輝 役)
(記事提供/超!アニメロ)
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