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「ネオロマンスフェスタ ネオアンジェリーク大陸祭典(アルカディアカーニバル)」 体験レポート 第二部

ネオアンジェリーク大陸祭典


2008年9月20日(土)21日(日)にパシフィコ横浜で開催された「ネオロマンスフェスタ ネオアンジェリーク大陸祭典(アルカディアカーニバル)」。20日の夜の部に行ってきたので、前回に引き続きその様子をお伝えしたいと思います。

生だから強く伝わるマティアスの気持ち

次は、再びライブドラマ、「Arcadia's Another Story -マティアス-」マティアスがメインのストーリー。

「誰もが果たすべき務めを持っている」というマティアスに、エレボスとなったニクスが語りかけてきます。「力ずくでも手にすべき未来がある」と。マティアスの「聖都で未来永劫生きる」と望む独白で終わるのですが、マティアス役の楠さんがこのシリアスなストーリーを引っ張っていってくれました。切ない彼の胸中が観客にも伝わってきたのではないでしょうか。

その後は、マティアスのキャラクターソング「漆黒のLament」が披露されました。たおやかな外見の中に熱い気持ちを持ったマティアスの歌は、先ほどのライブドラマを合わせて心に迫ってくるものがあると思いました。


名場面? 迷場面? 

そして次のコーナー、「ネオ アンジェリーク 大陸祭典Specialドラマ」です。これは、アニメでの名場面にその場で生アフレコをして、更に「もしもその場面で、違うキャラクターだったら・・・」という部分をライブドラマで演じていただくという趣向です。

2場面用意されていて、1つ目はアニメ1期の4話でヒュウガを陽だまり邸に連れ帰って、みんな歓迎モードだった時の場面。ジェット役の中村さんのナイスアドリブに会場中爆笑。そして「もしも」として「ジェイドの代わりにルネだったら…」オーブハンターに力を貸すヒュウガに「銀樹騎士団には力貸してくれないのにね」といじめちゃうルネがとても可愛らしく感じました。

2つ目は、聖都参詣のあと、アンジェにロシュが接触したシーン。「もしも」は「ロシュがベルナールだったら…」という場合。ロシュは怪しまれて取材拒否されていたのに、ベルナールは上手く交渉してました。ゲームでの名台詞「僕の名はベルナール。見ての通りの新聞記者さ。」を生で聴くことができるなんて嬉しかったです。


ジェイド+ベルナール+ロシュ+アンジェリーク=ほのぼのにこにこカルテット

三度目のライブドラマ「Arcadia's Another Story -ジェイド-」ジェイドメインのこの話には、主人公アンジェリークも登場しました。

何か悩んでいる様子のアンジェの様子が気になるジェイドは、彼女がどこに散歩に行っているのかを聞きにベルナールの元を訪れる。二人で調べていると、アンジェが男の家に行っているらしいと噂を聞き、真相を確かめに出発。それを盗み聞きしたロシュは「熱愛スクープ」と意気込んで取材に…。

アンジェが「今日こそは…」と歩いているところに変装をしたロシュこっそり登場。しかしすぐにアンジェに気づかれ、逃亡した先でジェイドとベルナールの手によって捕まえられる。このシーンで、再び宙吊りになっていました。今度はロシュ役の木村さんが。しかも体当たりされて吹き飛ばされるというちょっと笑えるシチュエーション。ロシュを捕まえたところでアンジェリークも二人の前に現れます。

彼女の用事は「みんなにご飯を振舞いたいが、八百屋でおいしい野菜が手に入るか聞きにきた」ということで噂は真っ赤な嘘だった。ジェイドの「君の笑顔が大事な宝物」というモノローグは彼らしい優しい言葉でした。

続いてジェイドの「Eyes to Eyes」の歌。ジェイド役小野坂さんが登場した時に、会場中でびっくり!なんとアニメでジェイドが身につけていたようなフリフリのエプロンを付けていらっしゃったからです。歌もさることながら、その小野坂さんのサービス精神は素敵でした。


あの人からの甘い囁き

更にCMコーナーが入った後「sweet Masaage」というキャラクターが甘い愛の言葉を聞かせてくれるコーナーが始まりました。

最初に登場したのはエレンフリート役の入野さん。アンジェが持ってきた夜食を邪魔だと言ってしまい、部屋を出て行こうとする彼女に「行かないで。夜食受け取ったら許してくれる?」と聞きます。彼女の答えはダメ。彼が謝れば許すというので「ごめんなさい。」とそっと謝ります。「君が笑顔になってくれて、安心して喜ばしく思う気持ち、この気持ちが愛なんだね。」と感じるエレンフリートだった。

もう、入野さんとエレンフリートの可愛らしさが堪能できるいいシチュエーションでした。思わずぽわーっとなりました。

そしてもう一人はロシュからのメッセージ。ロシュの部屋に招かれて、「この部屋に上げた女はお前が最初で最後だ」と言ってくれる。どうも引越しを考えているらしい。「好きな人が部屋で待っていてくれたら嬉しい。オレと一緒に暮らさないか。」いつも軽い調子のロシュの本気の告白「お前と一緒に幸せになりたい。」の一言がすごく決まっていました。


そして舞台はフィナーレへ…

さて続いて、ライブコーナー。
レイン・ニクス・ジェイド・ヒュウガ・ルネ・ベルナールによる「TREASURE TOMORROW」。6人によるこの歌は「アンジェ舞踏会」以来。こういう多人数の曲が歌えるのがオンリーイベントの強みに感じました。

そして次はエレンフリートとロシュのデュエット「La Vie en Rose -薔薇色の奇跡-」イベント当日に発売された「ネオアンジェリークSpecial」のテーマソングでもあります。キャラクターとしても、キャストしてもまだお若い二人のきれいなハーモニーが響いて、とても心地よく聴いていました。

いよいよエンディング。キャストの皆さんが総出演で、今回のイベントの感想を仰ってくれました。「楽しんでいただけましたか?」という楠さん、「みなさんに助けられて、良かった」という平川さん、「あっという間で寂しい」という山口さんなど、温かい言葉の数々に嬉しい気持ちになりました。イベントの終わりは寂しいけれど、最後まで笑顔でキャストの皆さんは袖へと帰っていかれました。


最後の最後 

しかし、これで幕が閉じるわけがない。客席からのアンコールに再び登場です。しかも舞台から降りて、左右の一番前の扉から入場、そして設置された階段を使って舞台の上へ。最後にイベント会場限定CDに収録されている「軌跡 -the brilliant days」を全員で歌い、本当に閉幕。

アンコールの時にはキャストの皆さんがそれぞれ自分の演じるキャラクターの小道具(レインなら銃、エレンフリートなら眼鏡という感じ)を持っていらして、そんなところにも今回のイベントへのこだわりを感じました。


楽しいか楽しくないかと聞かれたら、もちろん笑顔で「楽しかったです」と言えるイベントでした。キャストのみなさんはもちろん、スタッフのみなさん、そして会場に足を運んでいるお客さん、そのみんなで作り上げているイベントなんだろうなと感じました。また次のイベント「ネオロマンスフェスタ10」の開催も決まっているようなので、ぜひまたチケットを取って参加したいなと思っています。