福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

県がJA秋田厚生連に13億円補助(5)期末手当に充てた??米国のAIGと同じだ

2009年03月18日 06時29分43秒 | Weblog
 今、米国ではオバマ大統領が怒っている。別な問題に対してであるが私も同じような気持ちでいる。オバマ氏はAIG問題に対してであり、私は県が厚生連に補助した13億円の使い道に対してである。

 米国最大手の保険会社AIGが17兆円の公費補充を受けていながら、幹部400人に総額163億円のボーナスを支給したと言う。これに対し、オバマ大統領は倫理上でも問題、理解できない蛮行であると断じ、何とかして支給を阻止したい、と記者会見で決意を語った。
 私のメモが不完全なので事実誤認があるかもしれないが、AIGは今年度6兆円もの赤字が出る見込みであり。会長は自分の報酬は1ドルにまで下げるつもりだ、と年末頃会見で発表した。このことをきっかけに株価が7.000ドルを割り込むなど米国の経済界のみならず、国際的に大きな影響を与えたニュースは未だ新しい。

 この経済上の悪影響を食い止めようとオバマ氏は4兆円もの公費補填を決定した。それなのに、会社幹部に多額のボーナスを支給することが判明し、断じて許せない、とわざわざ大統領が記者会見を開いたほどである。

 同様の問題はビッグ4の問題でも話題になったことがある。多額の公費による補填を求めながら会長や社長は驚くほどの報酬を受け取っており、自家用機でワシントンに乗り込んできたことがやり玉に挙がったばかりである。ビッグ4のトップ達はその後は民間機で移動するようになったらしい。
 米国の経済界の感覚は日本のそれと全く異なっていることに驚くばかりである。だから、今回米国発の経済破綻が生じたのだ。にもかかわらず、である。

 ところが、目を身近なところに転じると近くで似たようなことが生じていた。
  
 県が先日JA秋田厚生連に13億円補助することを決めたが、厚生連ではそのうちの4割ほどを職員の期末手当に充てるらしい。このニュースは労組のパンフレットからの情報で、詳細は記載なかったのでよく分からないところもあるが、もし真実なら私は納得できない。大体、期末手当とは何なのだ?期末手当支給理由として、支給しなければ多数の職員が退職するだろうと言うことで、それを防ぐための手だてらしい。

 私は厚生連医療を立て直すための補助として税金による補填もやむを得ないと思ったが、その中の一部であれ期末手当の支給に回すのならば絶対に賛同できない。県の財政事情も良くない上に、この経済低迷で県内の企業も総じて影響を受け、リストラや倒産の憂き目にある県民が多い中、県民感情を逆撫でするような決定である。当然私の税金も入っている。
 昨日までは私は県の補助に対して好意的にとらえていたが、ここまでされるのであれば、厚生連の経営感覚、経営努力に疑問を持つし、貴重な税金の支出を決めた県の担当部署に対しても改めて疑問を抱く。

 厚生連、県は共に県民に対してこれらの点について説明すべきである。

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