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インタビュー原作者・赤松健が完全プロデュース! OAD『魔法先生ネギま!~白き翼 ALA ALBA~』第一話アフレコインタビュー!
[06月07日]
アニメ、ゲーム、CD、ドラマ、ライブなど、多彩なメディアミックスを繰り広げ、原作コミック累計発行部数も1,200万部を突破、ますます人気が加速してゆく『魔法先生ネギま!』が新たな展開を見せる。
『魔法先生ネギま!~白き翼 ALA ALBA~』は、原作者の赤松先生自身がアニメで観たいと指定したエピソードを原作に限りなく忠実にアニメ化、原作コミックの初回限定特典として封入されるOAD(オリジナル・アニメーション・DVD)だ。
今回、2008年8月発売予定のコミック23巻に封入される第1話アフレコ直後のスタジオに伺い、ネギ・スプリングフィールド役の佐藤利奈さん、神楽坂明日菜役の神田朱未さんに加え、アニメ初登場となる犬上小太郎役の井上麻里奈さん、クウネル・サンダース役の小野大輔さん、さらに原作者の赤松健先生に、アフレコの感想や見所についてインタビューした。
インタビュー中は和やかな雰囲気ながら、隙あらば掛け合いが飛び交っていた。アフレコでは女性キャストが多く、他の現場とは「明らかに空気が違う」(小野さん)とのこと。また、キャスト同士のチームワークは非常に良く、多数で続けてセリフを言うシーンでは、ほとんど打ち合わせがなくてもマイクに並ぶ順番は自然に決まるほどだという。




──前作から約1年が過ぎていますが、久しぶりにアフレコを行った感想はいかがでしょうか。

ネギ・スプリングリーフィールド役:佐藤利奈さん(以下 佐藤)
一年半ぶりの『ネギま!』のアフレコはとてもにぎやかで、学校めいた、クラスっぽい雰囲気を久々に体感して、「ああ、これだ。帰ってきたな~」っていう感じでした。ですが、今回は、ネギ君がどちらかと言うとあまりしゃべっていなくて、前作より成長していることもあって、ネギ・スプリングフィールドという少年が自分の中でどのあたりだったんだろうっていう感じで。大丈夫かなと思ってたんですけど、意外や意外、すんなりというわけにはいかず、結構緊張してアドリブも上手いこと出なくて、「ああっ、これが一年半か」って実感するようなアフレコでした。2巻3巻と続くに当たって、もっと自由にネギ君を演じられるようになればいいなと思います。

神楽坂明日菜役:神田朱未さん(以下 神田)
約一年半ぶりで明日菜をやったんですけど、現場に来たときに「ああ、これこれ、これだわぁ」って思いました。明日菜は久しぶりにやったんですけど、やっぱり原作に忠実なだけあって、前作よりも成長した彼女だったので、前より増えた女性らしさみたいなのがちゃんとやれるのかなっていうのが、ちょっと台本読んだときにドキドキしたんですけど、周りのクラスメイトの声を聞いて、自然となんとなく馴染むなって感動しました。楽しかったです。

犬上小太郎役:井上麻里奈さん(以下 井上)
この小太郎君という役は数少ない男の子ということで、私としてはその辺が非常に「あ、良かったな」と思いながらやらせていただきました。この『ネギま!』という作品に初参加ということで、現場に入ってみてあまりの女の子の多さに度肝を抜かれ、「私この現場で頑張れるかな」とちょっとドキドキもしたんですけれども、すごく皆様に助けていただきながら、非常に可愛い女の子達に囲まれて良い思いをさせていただき、楽しく収録することができました。

クウネル・サンダース役:小野大輔さん(以下 小野)
作品自体は以前から存じ上げていまして、この現場の空気については「すごく女性が多くて、とても華やかで、男の子は居場所に困るよ」みたいな話を矢部雅史さんから聞いてたんですけども、意外と入りやすかったです。ドギマギしてしまうのかと思いきや、皆川純子さんや桑谷夏子さんや松岡由貴さんのような、前から知ってるような方々がいらっしゃった分、なんというか、転校生のような感じで。男だから気負いしたりとか、逆に引いちゃったりとかいうこともなく、なんかすんなりと現場に入れたのは、何年もかけて培ってきた『ネギま』っていう作品の力とチームワークなんじゃないかなと思って、ちょっと感動しました。
クウネルという役は、自分が本当にいつもこういう役をやりたいなと思ってるような、腹に一物抱えている、しかし決して敵ではなくって主人公を導いていくキャラなので、ドキドキでしたけどとてもやりがいがあって、楽しくやることができました。

──ご自分で演じられたキャラクターの見所と、アニメでは新しく登場する小太郎とクウネルについて、ご紹介していただけますか。

佐藤:見所は、冒頭でダイジェストというかこれまでのおさらいという感じで、ネギと高本めぐみちゃんが演じる超(チャオ)が魔法のバトルをしているところがあるんですけど、そこがもう、まず台本をめくって驚愕いたしまして。まさかのラテン語4ページ、みたいな感じで(笑)。「ひゃあ、めぐみちゃ~ん」と思ったら、めぐちゃんもビックリしていて、一緒に頑張って録りました。でもけっこう格好良い感じにしていただけるんじゃないかな~という予感がするので、是非とも観て欲しいなと思います。
あと、ネギ君は父さんの背中を追いかけてるんですけれども、クラスの皆さんがわいわいがやがやと盛り上がっている中で、もっと違うものを見ている感じが強くて、なんかふしぎな感じでしたね。自分自身がわーって盛り上がってるのからちょっと外れてるような、でもセンターに居る感じなので、そういうネギの気持ちみたいなものを追って観ていただけるとうれしいです。この先どうなるのか楽しみにしてて欲しいなと思います。

神田:今までの明日菜にも、もちろんすごく女性的な部分はいっぱいあったんですけど、今回はネギの心を汲んで、とやかく言わずに協力をしてあげる地盤を造るといったことが、彼女にとって大きな成長というか「一回り大きくなったな~」って思ったんですよね。だからその広がった彼女の視野みたいなものがすごく面白かったです。
あとはやっぱり委員長との掛け合いですかね。委員長とは幼なじみなだけあって、お互いライバル視もしつつもすごく分かり合ってるところがあるんですけど、今回もやっぱりそのシーンが前に押し出されてて「やっぱりこの二人の掛け合いは心地が良いなぁ」なんて思いました。

井上:小太郎君は関西弁のキャラクターで、最初私で大丈夫ですかという不安も大きかったんですが、『ネギま!』にあと二人いる関西弁のキャラクターを演じられてる役者さんも関西出身ではないというお話を伺っていたので、じゃあ大丈夫かなと思いながら、関西出身の白石涼子さんに関西弁の指導をしてもらいながらやらせていただきました。
見所は金魚すくいですかね。ネギとの金魚すくい勝負が非常に子供のけんからしくって、可愛らしくて。
小太郎君については、最初はネギ君の敵というかライバル的な登場をするんですけども、今ではすっかり仲良しになってしまっていますね。渡辺明乃さんに「あれはネコ耳?」って言われて、「いや違います、狼です」と言ったんですけど……犬なんですか? 狼じゃないんだ。あたしうっかりエセ情報を明乃さんに渡してしまった。この先どういう出方をしていくんですかね。割とにぎやかし的な……。
原作者:赤松健先生(以下 赤松):出ないですね。
井上:おいっ。……出ないらしいです。
小野:「おいっ」つったぞ今。
赤松:マガジンで今連載してるところはすごく出るんですけど、その前なので活躍シーンは無いです。
井上:まったく出ないらしいので、「あっちょっと可愛い男の子が出てきたんじゃないの?」ぐらいのノリで。顔見せですよ。
赤松:でもこの三巻が売れればその後がありますので、そしたら出ます。
井上:あ、じゃあ皆さん是非買っていただいてですね、「小太郎の出番を増やせ~」と意見とか送っていただけたら良いんじゃないかなと思います。

小野:キャラクターの説明は、説明は先生が居る前で難しいですけど……。
赤松:ネギのお父さんの昔の仲間ですよね。
小野:そうですよね。
赤松:でも次の巻は出番無いですよね。
(一同笑)
小野:そうなんです。僕が今一番危惧しているところはですね、この話はですよ、武闘会的なものが終わった後ですよね。
赤松:武道会自体はすごい活躍して、決勝戦まで。
小野:僕がこのクウネルって役が決まったときに、原作をもう一回読んで「おっ、この、これは格好良い~」と思ってたシーンが、全部終わった後なんですね、これ。この話(笑)。1話目が。だからねぇ。ちょっとどうしようかな、と。
井上:キャスト発表ではワーッとなったのにね。
神田:やっぱり過去編が出てくるんですよ。
赤松:いつ?
小野:先生が「いつ」って言ってるよ。
佐藤:途中回想シーンが挟んでありましたよね。お父さんと、サウザンドマスター、子安さんとしゃべってるところが。無いんですかね。
赤松:うーん。
神田:無いみたいですね。
(キャスト一同:ああ~)
赤松:それもね、売れればね。武道会編もやるかもしれない。そしたら決勝戦でネギとクウネルが。
佐藤:闘いたいですよね~
小野:そうですね。闘いたいですね。
赤松:小太郎とクウネルも戦うんですけども。
井上:あ、そうですか。じゃあ闘いますか、我々。
小野:だからそれはこの三本が売れたら。
井上:我々闘いますよ、先生。
赤松:負けますけどね。
井上:なんだぁ。
小野:犬だからね。
井上:なんせ犬だから。
赤松:その後楓に弟子入りする形で強くなるんですね。
神田:そこを見たい方はこの三巻を是非。
小野:お父さんがウェールズに居るっていうことを伝えるシーンは、その武道会の戦いを経てからのクウネルなので、今回のアニメでは語られていないここまでの道筋があった上でこの言葉が出ているということを、ちゃんと表現しないといけないなと思いながら演じてみました。その辺を観ていただいて、感じたならば、続きが観たいと思ったならば、三巻全部買えば良いと思います。

──原作者の赤松先生に、今日の収録をご覧になった感想と、今回のシリーズのプロデューサーとしてスタッフに注文されたことがあれば伺えますか。

赤松:声優の方々はもうすごい長期間にわたって演じられているので、アフレコ自体はそれはもうすごく安心して見ることができましたね。
スタッフにはですね、ごくごく細かい点でちょっと。今までのアニメとは違った原作の設定があるので、そこをちょっと注意したぐらいで。でも、かなり研究してくださってたみたいで、実は口出すところは全然ありませんでしたね、今日は。単語の読み方だとか、新キャラの口調に関しても、小太郎、クウネル、どちらも私が考えてた通りの感じで、これはファンの間からも苦情は来ないと思いますね。たまにね、イメージ合わないっていう苦情が来ることがあるんですけど、これは大丈夫。

──今回のシリーズがどういう話か、原作者の先生から軽くお話していただけますか。

赤松:原作ですごく長い学園祭の後、しばらくみんなが訓練をしたりするようなことがあって、今連載している原作では魔法世界で大活躍してるんですけど、そこの間の話なんですよね。単体で前後見なくても楽しめるあたりを選びました。今回は全三巻になるわけですが、みんなが準備したりして、三巻のラストでイギリスに旅立つ、というところまでを、割とゆっくりめで描こうという感じになってます。

──第一巻の見所はどういったところでしょうか。

赤松:第一巻はですね、もちろん最初のほうにクウネルだとか、もう居なくなった超が出てくるあたりは見所ですけど、初めてラテン語の呪文を唱えながらクラスメイト同士が闘うあたりが見所ですね。今までになかったんじゃないかな。音声エフェクトも相当良いものになるような感じですし、すごく面白いところになると思います。





▲コミック23巻特典
原作版『朝倉和美』
パクティオーカード
【商品情報】
DVD付き初回限定版コミック23巻
OAD第1話『ネギま部(仮)増殖中(ハート記号)』

2008年8月発売予定
赤松健描下ろしOAD完全収納特製BOXもついた特別サービス定価 3570円(税込)
予約締め切り 6月25日(水)

DVD付き初回限定版コミック24巻
OAD第1話『つまりあのコが大本命!?』

2008年11月発売予定
特別定価 3570円(税込)
予約締め切り 9月26日(金)

DVD付き初回限定版コミック25巻
OAD第1話『ネギ・パーティ準備万端!!』

2009年2月発売予定
特別定価 3570円(税込)
予約締め切り 12月15日(月)

※価格、仕様は変更となる場合がございます。

【OAD 第1話 ストーリー】
麻帆良祭が終わり、夏休みに入った麻帆良学園中等部。魔法使い見習いのネギ・スプリングフィールド率いる3年A組の生徒たちはそれぞれの夏休みを過ごしていた。
夏休みの間、大魔法使いである父親を探しにウェールズに行き、見つかるまで帰らないというネギの言葉を聞いた明日菜は、「みんなでネギのお父さんを捜し出してちゃんと学園に帰ってくるクラブ」―、通称「ネギま部(仮)」を設立する。
生徒ながらも実は吸血鬼のエヴァンジェリンが名誉顧問となった「ネギま部(仮)」は、彼女の提案で部員の証として白い翼の形のバッジを付けることになった。
ほかの3Aのクラスメイトは、そのバッジを奪えば「ネギま部(仮)」に入ってイギリスに行けると聞いて…?

【STAFF】
企画・原案・ストーリー構成:赤松健
監督:新房昭之
アニメーション制作:シャフト
キャラクターデザイン・総作監:実原登

【OAD主題歌】
「ハッピー☆マテリアル リターン」

【CAST】
ネギ・スプリングフィールド:佐藤利奈
相坂さよ:白鳥由里
明石裕奈:木村まどか
朝倉和美:笹川亜矢奈
綾瀬夕映:桑谷夏子
和泉亜子:山川琴美
大河内アキラ:浅倉杏美
柿崎美砂:伊藤静
神楽坂明日菜:神田朱未
春日美空:板東愛
絡繰茶々丸:渡辺明乃
釘宮円:出口茉美
古菲:Hazuki
近衛木乃香:野中藍
早乙女ハルナ:石毛佐和
桜咲刹那:小林ゆう
佐々木まき絵:堀江由衣
椎名桜子:大前茜
龍宮真名:佐久間未帆
超鈴音:高本めぐみ
長瀬楓:白石涼子
那波千鶴:小林美佐
鳴滝風香:こやまきみこ
鳴滝史伽:狩野茉莉
葉加瀬聡美:門脇舞以
長谷川千雨:志村由美
エヴァンジェリン:松岡由貴
宮崎のどか:能登麻美子
村上夏美:相沢舞
雪広あやか:皆川純子
四葉五月:井ノ上ナオミ
ザジ・レイニーデイ:いのくちゆか
アーニャ:斎藤千和
犬上小太郎:井上麻里奈
クウネル・サンダース:小野大輔



【関連サイト】
「魔法先生ネギま!~白き翼 ALA ALBA~ --公式サイト--」:http://negima.kc.kodansha.co.jp/



(C)赤松健・講談社/ネギま部
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