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インタビュー『文学少女』のドラマCD発売が決定!キャストコメント到着!
[09月17日]
原作シリーズ累計が100万部を突破(2009年6月現在)、『このライトノベルがすごい!2009年度版』(宝島社刊)にて第1位を記録した、古今東西のあらゆる名作文学をモチーフとした青春ミステリー"文学少女"シリーズが2010年に劇場アニメ化される。


この作品を彩るキャスト陣がついに発表!
食事の代わりに物語を食べる“文学少女”天野遠子役には花澤香菜さん、遠子と出会った新入生、井上心葉役は入野自由さんが務め、他にも人気・実力を備える声優陣がラインナップされている。

このキャスト陣によるドラマCD『〝文学少女〟と死にたがりの道化』上巻が、劇場公開に先駆けて2009年10月21日に発売となる。
このドラマCD収録の際に、キャストからのコメントをいただけたのでご紹介しよう。


――心に残っている小説、または作家を教えてください。

天野遠子役 花澤香菜さん(以下 花澤):たくさんあって選び辛いので、文学少女シリーズに出てくる文学作品の中で選ばせて頂くと、泉鏡花の『外科室』が印象に残っています。
泉鏡花は文体が苦手でとっつきにくかったのですが、『外科室』のおかげで好きな作家になりました。

井上心葉役 入野自由さん(以下 入野):『星の王子様』ですね。“一番大切なものは目に見えない”この言葉がずっと心の中に残っています。

琴吹ななせ役 水樹奈々さん(以下 水樹):水樹は本…といってもマンガや推理小説ばっかり読んでる子だったので文学小説に触れる機会が本当に少なくて…お恥ずかしい。数少ない中、とても印象に残っているのは『アルジャーノンに花束を』です。

姫倉麻貴役 伊藤静さん(以下 伊藤):私も『アルジャーノンに花束を』です。チャーリィの純粋さがとても心に響くのと、人間がよくわかる気がするから。また、『老人と海』は、何気なく手にとって読んでみただけなんだけど、静かに興奮しました。

芥川一詩役 小野大輔さん(以下 小野):湯本香樹実『夏の庭』です。学生の時に読んで、初めて「人の死」について深く考えた作品でした。

竹田千愛役 豊崎愛生さん(以下 豊崎):梨木香歩さんの『裏庭』です。学生のとき、ファンタジーの世界にどきどきしながら夢中で読んだ覚えがあります。

森ちゃん役 下田麻美さん(以下 下田):アイザック・アシモフさんの「われはロボット」です。実はつい最近知人に紹介されて読み始めたのですが、なんと50年以上も昔の作品とのことなんです。なのに、現在の科学の進歩をまるで知っていたかのように書きつづられていて、これはすごい!と感じました。他にも、人間の欲望や偏見、逆に希望や努力に対しても、この作品を通して深く考えさせられるんです。


――原作についてのご感想をお願いいたします。

花澤:原作ファンです。読み始めたら止まらなかったですが最終巻は読んでしまうのがもったいなくて、なかなか手がでませんでした。もともと読書が趣味なのですが、文学作品がそのまま出てくるという部分が面白くて、その作品を片手に『文学少女』を読んでいました。

入野:どんどんストーリーに引き込まれ、あっという間に読み終えてしまいました。

水樹:文学小説やその作家がキーとなって、様々なストーリーが展開していく…推理モノ好きの水樹にはたまりません!!(笑)

小野:とにかく面白いです。登場人物が統べからく過去を背負って生きているところが好きです。

伊藤:引用されている作品との絡みあいが絶妙だなと思います。その作品を知っている人にも知らない人にも効果的に挿入してあるのがすごいです。いつの間にかハマッて読み進めてしまいますね。

豊崎:原作を読ませていただいたときから、千愛ちゃんは演じてみたいキャラクターだったので、実際千愛ちゃんとしておしゃべりさせていただくことができてとても幸せです。透明感のある怖さに引き込まれ、一気に読んでしまいました。

下田:まだ原作を読ませていただいている途中なのですが、まるで推理小説を読んでいるみたいにたくさんの謎が絡み合っています。
その謎の1つ1つが非常に興味をそそられるものであり、想像力をかき立てられます。
遠子先輩が、本のページを食べ物のように口にいれるというのも、面白い設定ですよね。
また、この作品を読むと、「人間失格」「嵐が丘」等、有名な作品の世界にも触れることができ、とても楽しいです。


――キャラクターを演じるにあたっての意気込みをお願いいたします。

花澤:遠子先輩は物語の核になる重要なキャラクターなので、とにかく原作を読み込んで監督ともよく話し合って慎重に演じていきたいと思っています。
ただ、遠子先輩がすごくのびのびとした明るいキャラクターなので、私ものびのび楽しく演じられたらいいなと思います。

入野:彼が心に抱えている闇と光!表現していきます!!

水樹:素直に自分の気持ちや感情を表現することができない「ななせ」…めちゃめちゃカワイイです!!彼女の不器用ないじらしさが出せるようがんばります!

小野:寡黙な人ほど演じるのは難しい。彼の内面を台詞の中にしっかりと込めたいと思います。

伊藤:麻貴が醸し出す余裕と妖しさ、その後ろに隠れている感情を、わたしなりに表現できたらと思います。

豊崎:千愛ちゃんという女の子は、物語に深く関わってくるキャラクターです。可愛いだけでなく、彼女のもつ心の内面や深さを丁寧に演じられるようにがんばります。

下田:森ちゃんはななせの親友。ななせの恋をいつもより応援しています。恋する乙女にとって、親友の存在はいつだって頼りになって心強いものです。私もそんな頼れる親友を真剣に明るく演じていこうと思います。

――ファンの皆さんへメッセージをお願いいたします。

花澤:文学大好きの少年少女にはたまらない作品になっていると思います。みなさん是非今後の展開を楽しみにしていてください!!

入野:この作品はメチャクチャおもしろいです!!原作のパワーに負けないよう、アニメチームも頑張ります!

水樹:今回のドラマCDは本当にボリューム満点!聞きごたえ抜群です!みなさん楽しみにしていてください♪

小野:自分も今回原作を読んでファンになりました。本当に面白い作品です。キャスト一同丁寧に演じていますので、期待してお待ちください。

伊藤:原作も読めば読むほどハマりますが、アニメやドラマCDも、純粋にワクワクドキドキ楽しめる作品にできたらなと思っています。よろしくお願いします!

豊崎:文学少女の、魅力的なキャラクターたちや透き通る世界観をぜひぜひ楽しんでください!

下田:ドラマCD、劇場版と、様々な展開が広がる文学少女。活字でお楽しみいただいた後はぜひ音で!映像で!文学少女の世界をお楽しみ下さい。


【ドラマCD情報】
『〝文学少女〟と死にたがりの道化』ドラマCD上巻
2009年10月21日発売
品番:LASA-5019
価格:3,000円(税込)

発売元:ランティス/GloryHeaven
販売元:ソニー・ミュージックディストリビューション

【作品情報】
『劇場版"文学少女"』
2010年劇場公開

【STAFF】
原作:『“文学少女”シリーズ』 野村美月(エンターブレイン ファミ通文庫刊)
アニメーション制作:Production I.G
原作イラスト:竹岡美穂
監督:多田俊介
構成・脚本:山田由香
キャラクターデザイン:松本 圭太
音楽:伊藤 真澄

【CAST】
天野遠子:花澤香菜
井上心葉:入野自由
琴吹ななせ:水樹奈々
櫻井流人:宮野真守
芥川一詩:小野大輔
姫倉麻貴:伊藤静
竹田千愛:豊崎愛生
森ちゃん:下田麻美



【関連リンク】
『劇場版“文学少女”』公式サイト:http://www.bungakushoujo.jp

©2009 Mizuki Nomura / PUBLISHED BY ENTERBRAIN, INC. / “文学少女”製作委員会
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