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インタビュー池袋を舞台にしたサスペンス・アクション『デュラララ!!』ハイテンションなアフレコ現場からキャストコメントをお届け!
[11月25日]
電撃文庫から出版されている成田良悟のライトノベル『デュラララ!!』。2010年1月のアニメ放送を前にアフレコ現場を直撃! ハイテンションな明るいキャストの面々に、各キャラクターや作品の魅力について語ってもらった。


――それぞれ、演じているキャラクターについて教えてください。

竜ヶ峰帝人役・豊永利行さん(以下 豊永):非常におとなしい高校生で、池袋という都会に上京してきたばかりです。紀田正臣くんと仲が良くて、彼の前だけでは心を開いている感じです。実は意外に腹黒かったりツッコミが激しかったりする不思議な性格の子です。

紀田正臣役・宮野真守さん(以下 宮野):とびきり明るくて元気な男の子で、ギャグが寒いです。今のところは普通の男の子です。

園原杏里役・花澤香菜さん(以下 花澤):帝人君の同級生でおとなしい子なんですが、男の子からはちょっと注目を集めるような女の子です。実はいろいろありそうな感じの子です。

折原臨也役・神谷浩史さん(以下 神谷):『デュラララ!!』は池袋が舞台になっているんですが、臨也は新宿にいるにも関わらず物語に絡んでくる謎多き人物です。実は情報屋をやっていまして、裏でいろいろ暗躍しているんじゃないかなというのが垣間見えるキャラクターです。平和島静雄とは仲が悪いです。

平和島静雄役・小野大輔さん(以下 小野):“池袋で最強の男”と呼ばれています。“最強”でもあり“最凶”でもある、とてもキレやすい性格の危険な男です。いつもバーテンの格好でサングラスをしていて、それにも理由があるんですが、そういう見た目とか名前とは真逆の性格をしているところがギャップ萌えなんじゃないでしょうか(笑)。

門田京平役・中村悠一さん(以下 中村):学生たちよりは少し年齢が上で、何のかは分からないんですが職人とだけ言われています。遊馬崎ウォーカーと狩沢絵理華の3人でいつもつるんでいると言われたんですが、どうやら本当はもうひとり渡草というキャラクターがいるようでして、なぜかスルーされているので気になっています(笑)。皆さんよりは大人な目線でしゃべっているのかなと思いつつ演じています。

遊馬崎ウォーカー役・梶 裕貴さん(以下 梶):筋金入りの二次元オタクで、聞いたところによると、ファッションには気をつかっているそうです(笑)。門田と狩沢の3人組で行動することが多いです。イラストを見てもわかるように…目元はニコニコ、いつも飄々としている人物なのですが、かなり恐ろしい一面も持ち合わせているキャラクターです。

狩沢絵理華役・高垣彩陽さん(以下 高垣):オタクで腐女子です。原作の成田先生に「オールマイティな何でもオタクなので、何を言っても大丈夫ですよ」って言っていただいています。遊馬崎とオタクコンビを組んでふたりでワイワイやりつつ、門田さんにお世話になりつつ、渡草さんの車に乗って楽しくやっています。

岸谷新羅役・福山 潤さん(以下 福山):池袋で闇医者をやっていまして、静雄と臨也とは同級生です。非常に飄々として誰とでも仲良くなれる性格で、世間一般から見るとアブノーマルな性癖も持っているんですけど、そこは彼にとっては普通なのかなと思うような人物です。



――アフレコ後の感想や現場の雰囲気を教えてください。

豊永:アフレコは先輩に囲まれているので、毎週毎週勉強させてもらっています。現場の雰囲気は明るくて、僕はいい現場に恵まれたなぁと心から思っています。ただ、ちょっと油断すると男子校のような悪ノリになったりすることも(笑)。すごく楽しい現場なので、僕は常に笑顔でいさせてもらっています。

宮野:帝人と一緒にいることが多い役なんですが、豊永くんとの何気ない会話をそのままお芝居にのせているという感じでやらせていただいているので、ともすると普段のふたりのままという雰囲気です。そういう立ち位置もすごく面白くて、いい意味で自由にふざけられるし、かといってやり過ぎればきちんと監督が指示してくださるので迷いなく演じています。まずはふたりが楽しく学校生活を送っていることを伝えられればと思っています。現場も学校みたいな雰囲気があって、オフの時間は下ネタも多少ありつつ、いつも盛り上がっています。

花澤:1話1話が完結していて、出てない話数もちょこちょこあったりするのですが、どこからでもスっと入っていける作品です。帝人との付くとも付かないともいえるドギマギした関係を楽しんでやっています。現場の雰囲気は下ネタもあって、最初はびっくりしたんですけど最近はすごくおもしろいです(笑)。

神谷:非常に達者でキャラにピッタリな人たちが集まっていて、この人こんな一面持っているんだ、こんなお芝居するんだって思うようなことが毎回随所にあって本当に刺激になる現場です。その中に埋もれないよう頑張って個性を発揮できればと思い、切磋琢磨しているところです。現場は本当に楽しいです。

小野:皆さん個性的で面々が集まってにぎやかにやっています。皆の芝居を聴いていると、新しいことを生もうとしているような意気込みを感じます。自分も負けないように画一的でない、これまでにはない役作りをしていきたいなと気を引き締めつつ演じています。本当にいい現場だと思います。

中村:1話1話で完結していたり繋がっていたりするんですが、その都度出てくるキャラクターが多いんですよ。1話ごとに新キャラクターが増えていくんじゃないか、最終的に何人出るんだろう?と思ってしまうほど出てくるんです。新キャラが出るたびにそのキャストさんが来られるので誰がレギュラーなのかわからなくなる程なんですが、それだけ色々な役者さんとお芝居ができるのはすごく楽しいですね。1話出なかっただけでどんだけ遅れをとってしまうんだろうと不安にもさせられちゃうような現場です。

:遊馬崎の登場シーンのほとんどが、狩沢とのオタ話です……! 毎回、収録日までに元ネタを調査することが宿題のようになっています(笑)。なので、たま~にシリアスなカットがくると妙に緊張します。収録中は、高垣彩陽ちゃんと「オタクらしいアドリブ」についての熱い議論……違うな……熱いネタ合わせをしています!(笑)。

高垣:監督をはじめ作り手の方がすごくこだわって作っていらっしゃるのが台本や映像の端々から感じる作品です。素敵な先輩方とご一緒させていただきながら、この作品に関わらせていただいていることが本当に幸せです。現場はメリハリがあって、ムードメーカーがたくさんいらっしゃるのでとても楽しくて、笑いを堪えるのが大変です(笑)。『デュラララ!!』の特別な空気感も伝わっているのではないかと思います。

福山:僕は毎週ではなく半分くらい参加させていただいてますが、僕がいる回では下ネタなんて飛び交ったことはなくて非常に上品な雰囲気の中で芝居のことを熱く語ったりしています。(一同笑)



――作品の魅力とファンの皆さんへのメッセージをお願いします。

宮野:新しい試みをいろいろしているアニメで、1話ごとの演出方法や物語の進め方に僕自身も本当に驚かされました。その驚きをぜひ皆さんにも味わってほしいですし、その驚きや謎がまた何かの謎を残して次に繋がっていく……皆さんの興味を惹くようなものがたくさん散りばめられていると思います。池袋という街の表現がすごくリアルでそこにファンタジーが含まれている、そのバランスも絶妙できっと物語の流れに誘われてどっぷりとハマってしまうんじゃないかと思います。放送が2010年1月ですので、新年から楽しんでください。

花澤:一見シリアスに進んでいきそうな作品なんですけど、ちょくちょくギャグが挟まっていて、そこがすごく面白いと思います。特に正臣くんが面白くて、普通のセリフも正臣が言うとなんか面白く感じていつも笑わせてもらっています(笑)。セルティがどうやって登場するのかとかチャットがどうなっているのかとか、原作を読んでいる人はきっと気になるところがいっぱいあると思いますのでそこを期待して観てください。あと個人的にはサイモンがグっときますので、ぜひ気にして観てください

神谷:謎多き作品で、魅力的なキャラクターがたくさん出てきます。謎が謎のまま終わると「何だったんだろう」というモヤモヤ感が残ると思うんですけど、なぜかそのモヤモヤが魅力的に感じらる不思議な作品です。1話を観るとその謎に面食らうと思うんですが、2、3話を続けて観るとこの作品が何をやりたいのかという仕掛けが分かるようになっていますので、ぜひ1話を観た方は2話も観ていただきたいと思います。

小野:先日仕事で池袋に行ったんですが、作品中に出てきた場所を通りかかりまして「臨也に自動販売機を投げたところだな」とリアルと作品の世界が入り交じるような感覚になったんです。それはすごく濃いキャラクターや突拍子もない設定というファンタジー部分がありつつも、それぞれのキャラクターが生きているようなリアルな感覚があるからだと思うんです。僕も“生きている”感覚を大事にしながら演じていきたいと思っていますし、キャストも皆さんもリアル感とファンタジー感を両立させていますので、観ている人も池袋に行きたくなる……そして同じ世界で生きているような感覚になれると思います。ぜひ皆さんも作品にどっぷりハマりこんで、僕と同じような感覚になっていただきたいなと思っています。

中村:アニメ用に組み直していますので、原作ファンの方にとってもまた楽しみ方が変わるのかなと思いますし、原作では文章だったものがビジュアルとしてきっちり表されますので、自分が読んでいるものと同じか、あるいはそれを超えたものになっているのかというところも観ていただけたら面白いのではと思います。

:数多くの登場人物が、現代らしい会話・テンポで繰り広げるストーリー。予想を裏切る展開に、きっとドキドキするはずです。どのキャラクターも声のイメージがピッタリだと思うので、楽しみにしていてください! ヤスダスズヒト先生のイラストにも注目です!

高垣:最高のエンターテイナーが集まって最高の作品を作ろうとしているのを感じています。他にはないオシャレな空気感があってとにかく面白いんです。原作も含めて私自身も世界にどっぷり浸かっているのですが、男女問わず幅広い年齢の人に楽しんでいただける作品だと思いますのでぜひ楽しみにしていてください。狩沢としてはワゴン4人組での関係性の中で、いろいろアドリブなども入れています。遊馬崎とふたりの時は、オタクならではのネタが台本やアドリブに仕込まれていますので、隅々まで楽しんで貰えればと思います。

福山:作品の魅力としてはたくさんあって、群像劇の中で繰り広げられる多角的な視野から観た物語の紐解き方とか、仕掛けや謎が1話にどれだけ入っているのかとか……先々のことを楽しみにする情報が入っていますので、ひとつひとつ読み取ってキャラクターごとのストーリーを楽しんでいただけると作品にハマっていくと思います。僕も新羅をいい形で皆さんに届けられるように頑張っていますので、どうぞ楽しみにしていてください。

豊永:絶対、絶対観てください!


【作品情報】
『デュラララ!!』
MBS・TBS他で2010年1月よりTVアニメスタート
MBS 1月7日スタート 毎週木曜深夜1時25分~
TBS 1月8日スタート 毎週金曜深夜1時55分~ (※但し、1月8日は深夜2時25分~)
CBC 1月13日スタート 毎週水曜深夜2時00分~
※放送日時は告知なく変更となる場合がございます。予めご了承下さい。

【STORY】
東京・池袋。
都会の非日常に憧れる少年・竜ヶ峰帝人は、幼馴染の紀田正臣の誘いもあり、地元を離れて池袋にある来良学園に入学することに。正臣曰く、池袋に住む上で敵に回してはいけない存在が何人かいるらしい。特には、喧嘩上等のチンピラ・平和島静雄と、趣味で情報屋を営む折原臨の二人。そして、奇妙な組織体系を取る詳細不明のカラーギャング“ ダラーズ”。
上京した初日、そんな正臣の話に不安をおぼえた帝人が目撃したのは、漆黒のバイクを駆る都市伝説“ 首なしライダー” だった……。

【STAFF】
原作:成田良悟
「デュラララ!!」(電撃文庫/アスキー・メディアワークス刊)
原作イラスト:ヤスダスズヒト
監督:大森貴弘
シリーズ構成:高木 登
キャラクターデザイン:岸田隆宏
メカデザイン/アクション作監:山田起生
総作画監督:髙田 晃
美術:伊藤 聖
色彩設計:宮脇裕美
監督補:川面真也
撮影:田村 仁
CGプロデューサー:神林憲和
編集:関 一彦
音楽:吉森 信
アニメーション制作:ブレインズ・ベース
製作:池袋ダラーズ

【CAST】
竜ヶ峰帝人:豊永利行
紀田正臣:宮野真守
園原杏里:花澤香菜
折原臨也:神谷浩史
平和島静雄:小野大輔
岸谷新羅:福山 潤
門田京平 中村悠一
遊馬崎ウォーカー:梶 裕貴
狩沢絵理華:高垣彩陽
矢霧誠二:堀江一眞
矢霧波江:小林沙苗
サイモン:黒田崇矢

【関連リンク】
『デュラララ!!』公式サイト
http://www.durarara.com/

©成田良悟/アスキー・メディアワークス/池袋ダラーズ・MBS
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