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もうすぐ配信予定! 「ハルヒちゃん」「ちゅるやさん」アフレコ取材レポート

2009-02-14 11:20

YouTube内角川アニメチャンネルにて配信予定のアニメ「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」「にょろ~ん ちゅるやさん」のアフレコが現在、順調に進行中。デフォルメされた「涼宮ハルヒの憂鬱」のキャラクターたちを演じるのは、もちろんオリジナルのキャスト陣だ。本編とはまったく違ったテイストのギャグ作品に出演してみての感想を聞いてみた。

(上段左より、松岡由貴、小野大輔、杉田智和、桑谷夏子、白石稔。下段左より、後藤邑子、平野綾、茅原実里)
――それぞれの作品で、ご自分のキャラクターを演じての感想は?
涼宮ハルヒ役・平野綾(以下、平野)
「ハルヒのことだから、きっとみんなが驚くようなおもしろいことをやってくれるに違いない!と思っていましたが、はるかに自分の想像を超えていたのでビックリしました。特に『ちゅるやさん』のハルヒは新しい役に出会ったような感覚なので、一から役作りみたいな気持ちで頑張りたいと思います。」

長門有希役・茅原実里(以下、茅原)
「どちらもギャグアニメというところで、今までつくってきた長門有希というキャラクターをどこまで崩して、どこまで守っていけばいいんだろうかと、アフレコが始まるまでは悩みました。始まってみたら作品の雰囲気に乗っかって、楽しみながらアフレコに参加させていただいています」

朝比奈みくる役・後藤邑子(以下、後藤)
「『ハルヒちゃん』のみくるは原作とのバランスをとりつつといったところなんですが、『ちゅるやさん』のほうはみくるのかけらもありません(笑)。ディレクターさんには『みくるじゃなくて後藤だよね』と言われました。今後は『ちゅるやさん』版のみくると原作のみくると自分との、総合力で戦っていきたいと思っています」

朝倉涼子役・桑谷夏子(以下、桑谷)
「朝倉涼子役といっても、本編の朝倉涼子は出てこないんだろうなと(笑)。監督さんや音響監督さんからも全然違うものだと思ってくれと言われているのですが、あまり離れると朝倉涼子ではなくなってしまうという、途方もない作業をしています。でも楽しんでいますので、その楽しさが伝わればいいなと思っています」

鶴屋さん役・松岡由貴(以下、松岡)
「『ハルヒちゃん』の鶴屋さんは元気よく、弾けた感じを残しつつ演じています。『ちゅるやさん』はですね、鶴屋さんとは完全に違う生き物としてとらえています(笑)。『にょろ~ん』というセリフがずっと続くのが難しいところですね。タイトルに名前が入っている『ちゅるやさん』は、ある意味私が主役なので、そこがすごくうれしいです!」

古泉一樹役・小野大輔(以下、小野)
「みんなは意外に思うかもしれませんけど、こう見えて僕はギャグが大好きなので、テンションが上がっています。古泉という役も、今回は笑いに関わっていけるというか、こちらから仕掛けていけるので、とても楽しく演じています」

谷口役・白石稔(以下、白石)
「まだ両方とも自分の役でセリフを発しておりません(笑)。今日のアフレコでは審判役をやらせていただきました。皆さんの出している空気を感じて、足を引っ張らないように、自分の役が来たときはちゃんと皆さんを盛り上げられるように頑張りたいなと思います」

キョン役・杉田智和(以下、杉田)
「自分の芝居はもちろん、現場での立ち位置を的確に理解しながら、個々人の体温差をうまく埋めていけたらと思います」


――それぞれの作品の見どころを教えてください。

平野
「本編の『ハルヒ』を演じている時にも、とにかくテンポが速いなと思っていて、それが『ハルヒちゃん』でギャグになって、さらにありえないくらいのスピードで話が展開していくので、最初はそのテンポに自分が追いつけなくて大変でした。見ている方には、そこがおもしろいところなんじゃないかなと思います」

茅原
「小説ではありえない設定やおもしろさがいっぱいあると思います。『ハルヒちゃん』の有希がギャルゲーオタクというのも、私は『嘘でしょ!?』と驚いてしまいました」

後藤
「『ハルヒちゃん』は相変わらずのハルヒの無茶ぶりと、キョンのツッコミまくりな会話が、本編よりもスピードを増しておもしろくなっています。『ちゅるやさん』はSOS団のシュールさと、ちゅるやさんのかわいさ、せつなさにすべてがかかっていて、全編おもしろくてせつなくてというのが妙な味でいいですね」

桑谷
「「朝倉涼子に関して言えば、本編よりも確実に今のほうがしゃべっているような気がするので、朝倉涼子のファンという方がいるとしたら、うれしいかもしれないです。朝倉は『ハルヒちゃん』では長門さん大好きな子で、『ちゅるやさん』ではキョン君大好きな子になっているみたいなので、そこも見てください」

」松岡
「『ちゅるやさん』はふとしたところに、ほんわかする感じや、きゅんとするシーンがちょこちょこと織り交ざっていたりするので、そこも見どころなのではと思います。『ハルヒちゃん』はみんなが兼ね役でいろいろ演じているので、探すとおもしろいんじゃないかと思いました。今日は私がメイド長でした(笑)」

小野
「意外に思われるかもしれないんですけど、僕はギャグが好きなので、テンポが絶妙だなと思います。スピーディだなと思っているところに、いきなり大胆な間がとられていたりすると、そこで笑っちゃうんですよね。テンポと間を楽しんでいただければと思います」

白石
「『ハルヒちゃん』は猛スピードで走っていって、高くジャンプして着地するみたいな、波のあるおもしろい作品なので、皆さんにも楽しんでいただけると思います。『ちゅるやさん』はみんなの鋭さ・冷たさと、ちゅるやさんの柔らかさ・はかなさとが、差があるんだけどいっしょになっている感じが楽しいので、こちらも楽しんでほしいなと思います」

杉田
「いくつかキーワードを列挙すると、『公式が病気』『だが、それがいい』『ググれ』――以上です」


――ご自分のキャラクター以外の印象について教えてください。

平野
「『ちゅるやさん』の1話のみくるちゃんが好きです!」

茅原
「『ちゅるやさん』のキョンが一番ツボですね。セリフが一言でもおもしろい! 着ボイスにしたいくらいです(笑)」

後藤
「同じになってしまうんですけど、『ちゅるやさん』のキョンが第1話からいきなりキャラを確立させたんですよね。あの思いきりのよさはいいなと思いました」

桑谷
「あんなに本が好きだった有希の本棚が、どんどんゲームに侵食されているというシーンが好きですね」

松岡
「抱っこバッグに入っていたあちゃくらが好きです。赤ちゃんグッズを与えられて、ぶつぶつ文句を言いながら楽しんじゃうところを見ていて、『あちゃくら欲しい!』とちょっと思いました」

小野
「あちゃくらのテンションが好きですね。ギャグが好きなので(笑)。そこを試行錯誤しながら組み立てている桑谷夏子さんを見るのが楽しかったです」

白石
「原作の『ハルヒちゃん』でもあちゃくらのひとりメリーゴーランドが好きで、実際に聴いてみてより好きになりました。ただ、僕は着ボイスに関してはゴットゥーザ様の『ググれ』がいちばんいいかなと思いました(笑)」

杉田
「あちゃくらが欲しいです。しかし、松岡さんが発言するのと、僕が発言するのとではどうしてこんなに差があるのでしょう? 何となく答えはわかっていますが、言いません」


「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」「にょろーんちゅるやさん」は、YouTube内角川アニメチャンネル(http://jp.youtube.com/user/kadokawaanime/)にて、できたら配信、気が向いたら更新する予定。初回は、今週金曜、13日の22時ごろ配信予定。本編の「ハルヒ」とは違うキャラクターたちにまもなく会える。どうぞお楽しみに!

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